森羅万象、政治・経済・思想を一寸観察 by これお・ぷてら
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アラブの春またはサイード-つぶやき#11
まず、つぶやき。
と、怖れ多くも、石川淳のむこうを張ってみる(*)。
ブログをはじめてまもなく、サイードについてふれたことがある。
メディアがしばしば伝える「春」という言葉。たまたま視ていた「サンデー・モーニング」(2011.11.27放映)で浅井信雄が発言した。たしかに、エジプト国民の圧倒的多数が欲しているのは、まさに生活を我われの手にということだろう。しかし、これまでエジプトを牛耳っていたホスニ・ムバラクが倒れたとしても、それだけで圧倒的な要求が一気に満たされるわけではむろんない。そんなことは誰もできない。これからのプログラムの共有がどうしても不可欠となる。これを誰が提起し、共感を得、それを広げていくのか。そこが要ではないか。
春という表現は、冬から脱するということであって、そこにあらかじめ積極的な意味あいを含むだろう。常々いわれているように中東の石油にからむ利権の再配分に西欧諸国の視点が注がれると解釈すれば、なるほど先の浅井の発言は理解しやすい。
ならば、エドワード・サイードはどう語るのか。彼の亡き今、それは不可能なことにちがいないのだが、アラブ民族にむけて、自らがまずここで手をつなぐことの意味を強調し、静かに呼びかける(であろう)サイードの姿がボクには浮かんでならない。アラブの国家像はアラブ自身が決めないといけないのだ。
* 石川の小説『至福千年』は、権力に反旗翻してやまない切支丹を描いたもので、「まず水」という書き出しで始まるのです。この冒頭の言葉の選び方はもちろん石川の描く世界に、ボクはいつも圧倒されつづけてきました。
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と、怖れ多くも、石川淳のむこうを張ってみる(*)。
- 浅井信雄の意見に同意する。ほんとうに春か、「アラブの春」とは西欧の目線ではないのか、というもの。そこで、サイードならば、これをどう評するか。(2011.11.27)
- エジプトはどこへ。(2011.11.27)
ブログをはじめてまもなく、サイードについてふれたことがある。
メディアがしばしば伝える「春」という言葉。たまたま視ていた「サンデー・モーニング」(2011.11.27放映)で浅井信雄が発言した。たしかに、エジプト国民の圧倒的多数が欲しているのは、まさに生活を我われの手にということだろう。しかし、これまでエジプトを牛耳っていたホスニ・ムバラクが倒れたとしても、それだけで圧倒的な要求が一気に満たされるわけではむろんない。そんなことは誰もできない。これからのプログラムの共有がどうしても不可欠となる。これを誰が提起し、共感を得、それを広げていくのか。そこが要ではないか。
春という表現は、冬から脱するということであって、そこにあらかじめ積極的な意味あいを含むだろう。常々いわれているように中東の石油にからむ利権の再配分に西欧諸国の視点が注がれると解釈すれば、なるほど先の浅井の発言は理解しやすい。
ならば、エドワード・サイードはどう語るのか。彼の亡き今、それは不可能なことにちがいないのだが、アラブ民族にむけて、自らがまずここで手をつなぐことの意味を強調し、静かに呼びかける(であろう)サイードの姿がボクには浮かんでならない。アラブの国家像はアラブ自身が決めないといけないのだ。
* 石川の小説『至福千年』は、権力に反旗翻してやまない切支丹を描いたもので、「まず水」という書き出しで始まるのです。この冒頭の言葉の選び方はもちろん石川の描く世界に、ボクはいつも圧倒されつづけてきました。
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言葉の選び方-田中聡・沖縄防衛局長発言 #つぶやき10
- 日テレ系のフライング。まあメディアは、投票終了前に大方の予測はついているからな。先を争う習慣がなせる業か。(2011.11.29)
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20111129k0000m040085000c.html
- 何でもマーケットか。なるほど最近、自転車事故、乗る人のマナーの悪さがメディアに相当、露出していたしね。(2011.11.29)
http://www.jiji.com/jc/c?g=ind_30&k=2011112900055 - 物事のたとえが上手い人は聡明だと思うが、これはまあヒドイ、理性も知性もないな。日常的思考の一端がはしなくも出たか。(2011.11.29)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20111129-OYT1T00319.htm?from=top
3つ目のつぶやきについては多くで言及されるだろうから、ボクは、自分なりの見方であらためてとらえてみたい。
この際、田中聡の歴史認識をふくめた「思想」が問われないといけない。のだが、その「思想」は、言葉をはなれては表現しえないだろう。ボクらは通常、自分の考えていることや思いを、言語以外の手段で表現できるだろうか。できない。自分の持っている言葉の量と質でのみ、自分自身の考えや思いが表現され、他者に伝えることもできるはずだ。つまるところ、彼の、あるいはボクらの思考・思想は、彼の、ボクらの今もっている言葉にまず規定されている。その上で、数多くの言葉の中からどの言葉を選択し、どう表現するかという話になるだろう。そのしくみを、ボクらは日々の会話や読書などの経験を経ていつのまにか自分のものにしてしまう。だから、田中の思考に貧困があるとすれば、それは、貧困な彼の経験とそして言葉と切り離せないといえる。
アセスメントの提出について明らかにしない理屈を彼は、酒の席であったのかもしれないが問われ、伝えられている言葉でもって表現し、応えたたつもりだろうが、その言葉の選び方こそが、彼の貧困な語彙と日常、そして彼のこれまでの経験をみごとに語ってしまったといえる。その意味で、言葉は、これまで歩いてきた自分の人間性を映し出す鏡だといえるのかもしれない。
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橋下現象なのだろう-大阪市長選 つぶやき#9
- 市長選も、府知事選も、驚くほど早い時間に当確が出たな。まあ、事前の出口調査等を経てるから、最近はそうなのだけれど。結果は、残念だけれどエントリで想定したとおり。票の出方をみてみたい。(2011.11.27)
- ▽橋下徹、維新・新、当選、75万813票。▽平松邦夫、無所属・現、52万2641票。(11月28日 4時18分,NHK)これでは、圧勝という評価を否定するわけにはいかない。(2011.11.28)
- 選挙が終わったとたんに、メディアは既成政党vs新潮流という構図を描き出す。しかし、考えると、これまで既成政党批判で進出した政党はいくらでもある。が、既成政党そのものへの批判は自らに跳ね返ってくる。新しいものいずれは古くなる。みんなの党をみよ。いうまでもなく民主党をみよ。(2011.11.28)
橋下の当選は、今後の政治の動向を少なからず左右するだろう。
石原や河村、そして橋下がなぜ選ばれるのか、熟慮を要する。
乱暴な手法が明らかなのに、さらにいえば、考えれば考えるほど彼の論理もまた化けの皮がはがれる程度のものなのに、それでも有権者が選ぶのはなぜか。それは、有権者自らを取り巻く環境をかえてくれるであろうという期待を、平松より橋下の方がよりもたせる力があったからにほかならない。橋下の訴える政策・公約の中身いかんにかかわらず、だ。アジテーターをボクは好まないが、たしかに橋下の演説は市長選・府知事選のどの候補者よりはるかに上手い。きかせる、有権者をある意味で酔わせるのだ。
こんな麻薬まがいの演説あるいは主張を断ち切る、明確な論理の提示が今、求められている。そして、いずれにせよ、それはサヨクが引き受けなければならないだろう、とボクは思う。その視点でみれば、平松には悪いが、橋下の「分かりやすい」主張に抗うだけの力量を彼が持つとは到底、考えられない以上、今回の市長選で告示直前に平松に集中する意味がどれほどあったのかもあらためて検討されなければならない。平松支持という戦術はサヨクにあったが、戦略はほとんどなかったといえるのではないか。(参照;大阪市長選はどのように動くか - つぶやき#5)
「維新の会」というネーミングに象徴されるように、橋下がこれまでの「新潮流」と同様に新しさを売りにしている。眼の前のこれを現象とよぶとすれば、橋下の発言力は当分、増すだろうが、それでも、現象はまさに現象としていずれ消失するにちがいないとボクは思う。さて、政治はどう動くか。
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巨人騒動-つぶやき#8
- 古川聡さん、その後、こんなことを語っている。「気分は最高だが、身体はまるで軟体動物のよう。身体の重心がどこだか全く分からず、立っていられない、歩けない」。(2011.11.26)
- 山岡賢次の在職25年表彰、民主が悩んでるんだって。表彰されるような人物ではないだろ、そもそも。こんな者を長いこと選んでいるわが日本国。嗚呼。国政も地方も、議員たり得ない人物の存在そのものが問われる。(2011.11.27) http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20111126-OYT1T00649.htm
- 帰郷する権利、離郷する権利。平和的生存権が等しくあるのなら、いずれも保障されなければならないだろう。東日本地震と原発であらためて思うこと。(2011.11.27)
- 西崎幸広を久しぶりにテレビ(サンデー・モーニング)で眼にした。語りぶりは昔と少しも変わらない。気風のよさが今もある。nice guy だな。(2011.11.27)
- 前巨人球団代表の清武英利が長野智子のインタビューに応えていた。新味なしだが、アメリカ流GMの日本への導入をめざしたこと、裏返しに旧態依然たる巨人の体質がいくらか炙り出された。恫喝を受けたことをまた、彼は繰り返していた。脅し。内緒にするためにどこでも取られる手段ではある。(2011.11.27)
- それは、(お前は)破滅するぞとか、破局などという言葉だったらしい。バッグからネコを取り出すと、お前には不幸が訪れるというわけだ。このロジックもまた、いずれも同じ。(2011.11.27)
正直なところ、古川さんのたとえがまるでボクには分からない。(無重力に慣れているために重力という)芯が身体に一本とおっていないということなのだろうが、はたして。
福島原発事故の影響が日本国のメディアが伝え、我われが想像している以上に拡散していることが、国際的にも議論されている。除染は必要に決まっているが、歳月を要する。放射線被ばくを今ともかく回避することをもっと位置づけてよい。
清武英利の話が日本プロ野球改革の一つの契機になりうるという点に価値をボクは見出す。が、同時に、組織を「守る」ために執行する側、あるいは実権をもつ側がどのように動くかを知る、興味深い機会でもあった。
「守る」側の論理は内実が他に知られる機会そのものを消す、公にしない方向に働く。清武の話は、それをあらためて教えてくれる。さらにいえば、同じように組織が動くという意味で、そこにいわば法則性があるようにボクには思える。組織的に決まった人事がナベツネの一声で変えられようとしたと清武はいうのだが、1つの組織が決めた方針や計画、ルールにそって動いていなければ、それは正さないといけない。ナベツネはそんな(人事の)報告を聞いたことがないとごまかそうとしたが、真実は一つしかない。清武の語っていた人事の話こそが真実であって、その結果、江川コーチ誕生は幻として消え去らざるをえなかったということだ。
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オリンパス、大王製紙、嗚呼 -つぶやき#7
きょうは tweet のみ(古い順に列記)。コメントはありません。
おっと失礼、こんなこともつぶやいていた。
*以後、tweet を引用する場合、古い順に列記します。
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- ドイツの札割れにつづく、ヨーロッパ各国の国債続落。共同債というアイデアも浮上。(2011.11.24)
- オリンパスも大王製紙も、監査機能が本来の役割を果たしていなかったと指摘されている。その上で、共通するのは、まさにDon't let the cat out of the bag。内緒にしておけ、ということ。
隠蔽体質は何も企業だけにとどまらない。多くの組織に通底しているのでは。(2011.11.25) - 亀井静香が動き出した。何事も無く彼の提案どおりに進むかどうか、定かではないが。平たくいってしまえば、バンドワゴン。亀井は勝ち馬に乗るというところか。(2011.11.25)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20111125-OYT1T00642.htm?from=main1 - 自民・民主の得票率は総じて変化していない。みんなの党同様、橋下維新の会をふくめて「新しい動き」も基本はこの枠組の中のこと。なのだが、共産、社民の得票率はしだいに減少。主たる流れのなかに飲み込まれている、そう結果的にはいえそうだ。(2011.11.25)
- 一点共闘を拡大。この積み重ねで党勢拡大とはならぬはずなのに。方針をみてみないとね。(2011.11.26)
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20111125ddm005010134000c.html - そうそう古川さんの帰還した後の言葉は、「重力をすごく感じますね」だった。けど、無重力を体験していなければ、この感覚はまず分からない。(2011.11.26)
- 「宮中」もいろんなことを考えるもんだ。「女性宮家」創設だって。だが、これはあのミソジニーに拠ってたつ提案、そのものだともうけとれる。(2011.11.26)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20111126-OYT1T00140.htm?from=main1 - 場所前に師匠を亡くした稀勢の里について、昇進させてあげたいという、どうしても感情移入がありますねと舞の海秀平。「日本的心情」なのか、それとも洋の東西を問わぬものか。(2011.11.26)
- 地位協定にからんで、「好意的考慮」とは何か。分かりづらい。協定そのものの非対称性を少しも変えたことにはならないだろう。軍属はそもそも、軍法会議にかけられないのだから、日本に裁判権があるのは自明のこと。(2011.11.26)
おっと失礼、こんなこともつぶやいていた。
- 都心部で2匹のタヌキだって。何の撹乱か。(2011.11.25)
*以後、tweet を引用する場合、古い順に列記します。
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橋下のプロパガンダ-中島岳志 つぶやき#6
明日が投票日だから、とりあえず紹介する。遅きに失したが。橋下のプロパガンダの特徴を中島岳志がよくとらえている。
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- 中島岳志が橋下の言論を料理していて、面白い。統一してみると、少しも論理的でない橋下の言葉の連続。それにしても、橋下の演説は、うまく聞こえるように演出されている。(2011.11.26)
http://www.magazine9.jp/hacham/111109/
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大阪市長選はどのように動くか - つぶやき#5
現下は平松不利の状況が形づくられているといえそうだ。たとえば、つぶやきの中からひろってみると・・・
前者の朝日世論調査は19、20日のもの。後者は、したがってこれを当然、視野に入れたものであって、陣営のとった態度がそのまま平松の劣勢をあらためて表わしているようにボクにはみえる。調査が示すところに従えば、橋下支持者が重視するのが「政策や公約」である一方、平松支持者のそれが「人柄」であることにも、正直、平松の劣勢がみてとれ、それを印象づけている気がしてならない。人柄を支持の理由にあげるとは、いかにも前時代的にはみえないか。有権者の主体性が明確で、より積極的であればあるだけ、政策や公約に判断基準が収斂するのではないか。そう、ボクは思う。
東京都、名古屋市、そして大阪府と、ボクからすれば到底、許しがたい首長が存在し、あるいは存在してきたのはなぜか。比喩的に表現すると、今は閉塞的状況の下にあるともいえそうだが、そうしたときに、「極端に分かりやすい」主張が存外、支持されてきたことを歴史はまた、教えているようにもみえる。石原は、河村は、そして橋下もその範疇に収まるのではないか。
それを上回る主張の新鮮さと明晰さがサヨクには遺憾ながらないといえるのではないだろうか。共産党も入る選挙母体は、選挙戦本番前に立候補を取り下げ、側面からの平松支持を決めた。その判断はまちがいないと思えるが、選挙戦での同党のイニシャチブが発揮できているか否かといえば、それは否と答えざるをえない。
こんな背景も反映しながらの討論番組への平松出演辞退は、橋下有利の側にふりこを動かし、その状況をさらに先にすすめてしまったと思える。はたして...
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- 大阪市長選、橋下が一歩リードと朝日が伝える。投票する際に一番重視することで「政策や公約」を橋下支持者が、「人柄」を平松支持者が挙げているのが興味深い。(2011.11.21)
- これで外形的には平松不利の状況がつくられたな。(2011.11.24)
http://www.asahi.com/national/update/1124/OSK201111240018.html
前者の朝日世論調査は19、20日のもの。後者は、したがってこれを当然、視野に入れたものであって、陣営のとった態度がそのまま平松の劣勢をあらためて表わしているようにボクにはみえる。調査が示すところに従えば、橋下支持者が重視するのが「政策や公約」である一方、平松支持者のそれが「人柄」であることにも、正直、平松の劣勢がみてとれ、それを印象づけている気がしてならない。人柄を支持の理由にあげるとは、いかにも前時代的にはみえないか。有権者の主体性が明確で、より積極的であればあるだけ、政策や公約に判断基準が収斂するのではないか。そう、ボクは思う。
東京都、名古屋市、そして大阪府と、ボクからすれば到底、許しがたい首長が存在し、あるいは存在してきたのはなぜか。比喩的に表現すると、今は閉塞的状況の下にあるともいえそうだが、そうしたときに、「極端に分かりやすい」主張が存外、支持されてきたことを歴史はまた、教えているようにもみえる。石原は、河村は、そして橋下もその範疇に収まるのではないか。
それを上回る主張の新鮮さと明晰さがサヨクには遺憾ながらないといえるのではないだろうか。共産党も入る選挙母体は、選挙戦本番前に立候補を取り下げ、側面からの平松支持を決めた。その判断はまちがいないと思えるが、選挙戦での同党のイニシャチブが発揮できているか否かといえば、それは否と答えざるをえない。
こんな背景も反映しながらの討論番組への平松出演辞退は、橋下有利の側にふりこを動かし、その状況をさらに先にすすめてしまったと思える。はたして...
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消費税増税と政党再編の可能性 - つぶやき#4
昨日と同じように tweet から、2つ。
民主党政権も野田が首相になって、消費税増税路線がいっそう明確になった。その意味で新しい段階だろうが、いくら税と社会保障の一体改革といってみても、以前の自民党政権をふくめて主張の本質は少しもかわっていない。
2つのことを強調したい。1つは、消費税の逆進性をさすがに否定できずに記事にある方向を臆面もなく提起していることだ。つまり、「所得税や相続税で高所得者の課税を強化する」とはいえても、法人税課税強化はいってはいない、いえないという同党の立場を反映している点。別のことばでいえば、これは階級的な基盤が大企業の側にあるということだ。いうまでもなく、たとえ所得税、相続税で高所得者の課税強化といっても、消費税の逆進性そのものが解消されるわけではもちろんない。
2つ目は、石原発言にかかわって、たとえば民主党のなかには消費税増税に少なくとも表向きには賛成を表明できない議員がいるだろうから、増税が具体的に俎上にのぼれば、動揺がおきる可能性はあるということ。この点で、自民党内の動揺よりはるかに民主党内の動揺は大きいと想定され、石原はそれを承知の上で発言している。
ボクは昨年、当ブログを「再開」してのちすぐに政党再編にふれた。その前提は、以前に再三、強調してきたこれまでの自民党と民主党の合計得票率に大きな変化がないという1つの特徴である。それぞれの議員の態度や主張に仮にちがいがあっても、有権者の側は、自らの選択の許容範囲として民主・自民を同じように位置づけていると推測される。このような有権者の推測は、民主・自民の政党の階級的立場が基本的に一致しているということと表裏の関係にあるとボクは思う。
消費税が今後、政局の重要な環であることはまちがいないだろうから、この議論でもサヨクががんばれるかどうか、それが岐路にたったこの日本政治を国民の側に引き寄せる条件になっている。
*消費税と税制についてのボクの見解は、カテゴリ「消費税/税の使い途」をご覧いただければ幸いです。
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- 消費税増税を軸に。政党再編あるか。
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20111123k0000e010005000c.html
キモはリードとこの部分
>衆院議員の任期満了後の13年10月か14年4月に8%、15年4月か同10月に10%にする案を軸に検討する見通し。また、増税で低所得者の負担が増す「逆進性」対策では、所得税や相続税で高所得者の課税を強化するなどし、理解を得る考えだ。(2011.11.24) - 石原発言の不確実性。多くの問題で、党内一致とはならない民主、自民両党。1年前に私自身は再編の方向を主張したのだが、現状では発言の確実性は高くないといってよい。したがって、不確実性=可能性はあるということ。(2011.11.23)
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011112201002510.html
民主党政権も野田が首相になって、消費税増税路線がいっそう明確になった。その意味で新しい段階だろうが、いくら税と社会保障の一体改革といってみても、以前の自民党政権をふくめて主張の本質は少しもかわっていない。
2つのことを強調したい。1つは、消費税の逆進性をさすがに否定できずに記事にある方向を臆面もなく提起していることだ。つまり、「所得税や相続税で高所得者の課税を強化する」とはいえても、法人税課税強化はいってはいない、いえないという同党の立場を反映している点。別のことばでいえば、これは階級的な基盤が大企業の側にあるということだ。いうまでもなく、たとえ所得税、相続税で高所得者の課税強化といっても、消費税の逆進性そのものが解消されるわけではもちろんない。
2つ目は、石原発言にかかわって、たとえば民主党のなかには消費税増税に少なくとも表向きには賛成を表明できない議員がいるだろうから、増税が具体的に俎上にのぼれば、動揺がおきる可能性はあるということ。この点で、自民党内の動揺よりはるかに民主党内の動揺は大きいと想定され、石原はそれを承知の上で発言している。
ボクは昨年、当ブログを「再開」してのちすぐに政党再編にふれた。その前提は、以前に再三、強調してきたこれまでの自民党と民主党の合計得票率に大きな変化がないという1つの特徴である。それぞれの議員の態度や主張に仮にちがいがあっても、有権者の側は、自らの選択の許容範囲として民主・自民を同じように位置づけていると推測される。このような有権者の推測は、民主・自民の政党の階級的立場が基本的に一致しているということと表裏の関係にあるとボクは思う。
消費税が今後、政局の重要な環であることはまちがいないだろうから、この議論でもサヨクががんばれるかどうか、それが岐路にたったこの日本政治を国民の側に引き寄せる条件になっている。
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つぶやき#3-古川帰還
- 宇宙航空研究開発機構の飛行士・古川聡さん帰還。昨年3月に私はこうtweetしてたっけ。>宇宙飛行士の野口聡一さんが語っている。「すべて物理の法則にのっとって動いていることが分かります」と。あえて付け加えると、認識される限りということだろうけど。至言。
- 目の前の事象が物理の法則に則っていることの一端を、学生時代の実験の連続で実感していた。それが高じて、専攻科目より科学論、方法論にのめり込んでいた毎日でもあった。
- 宇宙といえば、今、関心事は暗黒物質( dark matter )なんだけど、今日こんな記事が出た。
http://www.nikkei.com/tech/trend/article/g=96958A90889DE1E4E4EBEAE7E3E2E0E0E3E3E0E2E3E3E2E2E2E2E2E2;p=9694E3E7E3E0E0E2E2EBE0E2E3E2
天の川銀河にうねりを与える要因。それが暗黒物質というわけ。東大の報告は、その正体としてニュートラリーノとアクシオンを候補として挙げる。
古川聡さんが帰還した。宇宙はどんなものか、もちろんボクが宇宙にとんでこの眼で地球もふくめてそれをとらえたことはないわけだけど、それは、やはりボクらの想像力をかきたてる。
今、ボクの関心事は暗黒物質( dark matter )。上述した昨日の記事はその一つだが、こんな事柄は、ともかく先に先にとボクの好奇心をかき立てる。
以前、こんなふうにつぶやいたことがある(上記)。
>宇宙飛行士の野口聡一さんが語っている。「すべて物理の法則にのっとって動いていることが分かります」と。あえて付け加えると、認識される限りということだろうけど。至言。(2010.03.08)
まあ、野口さんの発言に痛く共鳴するのは、学生時代の経験で感じてきたということもある。目の前の事象が物理の法則に則っていることの一端を、ボクは毎日の実験の連続で実感していたように振り返って思う。そして、それが高じて、極端にいえば当時の専攻分野そのものより科学論、方法論にのめり込んでいた毎日でもあった。そのことが野口さんの時同様、古川帰還で懐かしく思い出された。
さて、果たして古川さんは今後、どのように自らの経験を、宇宙を語るのだろうか。
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つぶやき#2
続き。
一川氏は辞任候補だ。自ら防衛・安全保障に疎いことを公言したり、今回の無神経ぶりが明らかになるに至っては論外だろう。
稲尾氏の件、知ってる人だけに正直、驚いた。薬害肝炎訴訟に携わっていた彼の姿が目に浮かぶ。この問題では、預かり金が多重債務者からのものであった点で、事件とその社会背景の深刻さを象徴しているのかもしれない。
twitterをこんなふうに扱っている私がひとさまとはズレていることをあらためて実感している。でも、今何くってるとか、起きたとかをウェブ上で公開する気はないし、その意義もみつけることができないね、私は。
twitterのスローガン" What's Happening? "を真面目に受け止めていらっしゃるのですね。
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- この一川さん、弱体閣僚のなかでも、とびきりの穴だ。何かと話題に尽きない。
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20111123k0000m010033000c.html - あの稲尾吉茂弁護士が預かり金2500万円を着服だって。経歴からすれば、護憲派に位置づけられてきただろうから、一寸驚いた。彼の「窮状」は弁護士「業界」の現状を反映しているのか?
http://ameblo.jp/fben/day-20111122.html
一川氏は辞任候補だ。自ら防衛・安全保障に疎いことを公言したり、今回の無神経ぶりが明らかになるに至っては論外だろう。
稲尾氏の件、知ってる人だけに正直、驚いた。薬害肝炎訴訟に携わっていた彼の姿が目に浮かぶ。この問題では、預かり金が多重債務者からのものであった点で、事件とその社会背景の深刻さを象徴しているのかもしれない。
twitterをこんなふうに扱っている私がひとさまとはズレていることをあらためて実感している。でも、今何くってるとか、起きたとかをウェブ上で公開する気はないし、その意義もみつけることができないね、私は。
twitterのスローガン" What's Happening? "を真面目に受け止めていらっしゃるのですね。
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つぶやき? なの。。
みなさま、ほんとにお久しぶりです。
ここ数日の tweet から。twitterをみなさんとは違った使い方をしてるのかな、私は。
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ここ数日の tweet から。twitterをみなさんとは違った使い方をしてるのかな、私は。
- ソフトバンク日本一の経済効果は388億円だと。その内訳は? このアナウンスだけで消費者のインセンティブがさらに働くのだろう。
- オウム刑事裁判が終結。大澤真幸はこれをどうとらえるのだろうか?
- 大阪市長選、橋下が一歩リードと朝日が伝える。投票する際に一番重視することで「政策や公約」を橋下支持者が、「人柄」を平松支持者が挙げているのが興味深い。
- 巨人内紛。まあ、ソッコーも "Don't let the cat out of the bag." これが本音だろう。
- スペイン、政権交代。でも政権党となる国民党に現状を打開できるかどうか、単純ではない。
- かつて政権が長続きしないのがイタリアだった。あのベルルスコーニが9年も続けるとは。さてスーパーマリオが建て直せるか?
- 米の外交戦略、新段階。それに翻弄される日本国。
- 日本シリーズでの実況での、アナウンサーの逆王手という言葉が気になる。しょせん3勝3敗のタイなのに。
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