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自殺つづくイラク帰還自衛隊員
昨年3月には防衛庁(当時)は国会で、イラク派兵隊員の自殺者について陸自が4人、空自が1人と答弁していました。それ以後、あらたに2人の自殺者が出たことになります。
アメリカ軍がかつてベトナムに、そしてイラクに大量のアメリカ兵を派兵し、その帰還兵の3割に精神障害がみられることが伝えられてきました。
最近でも、昨年11月にNHKが『イラク帰還兵 心の闇とたたかう 』というドキュメンタリーを放映し話題をよびました。それは、およそ以下の内容をわれわれに伝える好番組でした。
イラクから帰還したアメリカ兵の間に、今「PTSD=心的外傷後ストレス障害」が増えている。アメリカの医学雑誌が米軍の協力のもと行った調査によると6人に1人がPTSDなど深刻な精神的な問題を抱えているという。イラク武装勢力との戦いの中、いつどこから襲われるかわからない恐怖、民間人を誤殺してしまった罪悪感などが兵士の極度のストレスを生んでいる。番組ではイラクから帰還した兵士たちを取材。彼らがイラクで何を経験し、何が彼らを苦しめているのかの証言を得た。一方、アメリカ軍は長引くイラク駐留で兵士の数が不足し、PTSDなどによる兵士の戦線離脱を防ぐための対策を迫られている。全米各地のアメリカ軍施設を取材し、イラク帰還兵の心の闇に迫ったものでした。
今回の報道は、同様の事態が自衛隊員のなかにもあることを示すものです。現地に派遣された自衛隊員はおそらく緊張と恐怖、そして心労の毎日を送ったにちがいありません。自殺した自衛隊員が「『米兵には近づくな、殺される』と騒いでいた」と関係者が証言しているともいいます。
今回、同紙が入手した内部文書「平成17年度自殺事故発生状況」(防衛庁)によれば、== 以下、引用 ==
リストには自殺した日時、所属、職種、階級、既婚・未婚、自殺の手段などのほか、「特記事項」として通院状況や「海外派遣」の有無などが記入されています。
防衛省は、自殺した隊員の所属などは「プライバシーにかかわる」として公表していません。
自衛隊員の詳細な自殺者一覧の存在が明らかになったのは初めてです。
同文書によると、自殺者総数は47人(2006年1月現在)で、目を引くのはイラク派兵の隊員です。
▽05年4月3日 第一次イラク復興支援群に参加した北部方面隊第2後方支援連隊(旭川駐屯地)の二曹(29)が午前5時、自宅で自殺。
▽同5月27日 第四次イラク復興支援群に参加した東北方面隊第20普通科連隊(神町駐屯地=山形県東根市)の陸士長(23)が早朝、同演習場で自殺。
▽同8月7日 第二次イラク復興支援群に参加した北部方面隊第11師団司令部(真駒内駐屯地)の三佐(38)=イラクで警備中隊長=が午前4時、一般道の車内で自殺。
安倍内閣は「防衛庁」から「防衛省」への昇格に合わせて、自衛隊の海外活動も「本来任務」に“格上げ”しました。米軍の新たなイラク増派策を無条件で支持し、「(国際貢献で)自衛隊の海外派兵はためらわない」(NATO理事会で安倍首相)と、自衛隊の海外派兵のいっそうの推進を表明しました。
自衛隊OBの一人は「自衛隊の海外派兵は憲法違反であり、イラク派兵のような海外活動が増えれば、一般隊員を危険にさらし、さまざまな犠牲を強いることになる。“一将功成り万骨枯る”という悲惨な海外派兵=海外活動の本来任務化は絶対反対だ」と話しています。 == 以上、しんぶん赤旗1・14 ==
注;
『アメリカ精神医学ジャーナル』の10月号に、イラクから帰還した兵士の多数が、心的外傷後ストレス障害(PTSD)に悩まされているとの調査結果が発表された。
PTSDとは、重大な身の危険を伴う苦痛な出来事が起こった後に発生する不安障害のことである。フラッシュバックが起こると、現実感がなくなり、過去に体験した恐ろしい出来事がもう一度起きてしまうのではないかとの不安に駆られることになる。
「ウォルター・リード陸軍医療センター」のトーマス・グリーガー教授(精神医学)らのチームは、イラク帰還兵600人を調査して、時とともにPTSDの発生率が高くなることを発見した。
帰還1カ月後には、PTSDが4.2%、うつ病が4.4%、4ヶ月後にはPTSDが12.2%、うつ病が8.9%、7カ月後にはPTSDが12%、うつ病が9.3%の割合で発生していた。
また、これまでの調査によると、PTSDを発症する割合は、重傷を負った兵士とそうでない兵士の場合でほとんど変わらないことも発見されている。
http://www.janjan.jp/world/0610/0610193006/1.php
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私は元海兵隊員だったアレン・ネルソンさんの話を聞いたことがありますが、今回の赤旗記事を読んでそのときのことをまた思い出しました。
週刊誌のことは私は知りません。「戦死者5人」は横に置くとして、この7人の自殺者をどのようにとらえるか、という問題が残ります。アメリカの現状にまつまでもなく、戦地に赴いた人のなかにこのような精神的・肉体的苦痛を与えるのが戦争です。それだけでなく、「戦闘要員」でない人びとにも同様の苦痛を与えてきたのがまた戦争であることは幾多の歴史的事実が教えるところではないでしょうか。
戦争はやはり、人・モノ・カネの最大の消費の場だと思います。
同感です。
そして、戦争は、環境の最大の破壊者です。ミサイル実験一つやっても、大変な量のCO2を出しているのでしょう。戦争となれば、想像がつかないほどの環境汚染をしていることでしょう。劣化ウラン弾を使うし、もう最低です。
自民党は参院選挙比例代表に、イラク戦争を指揮した軍人をたててくるようです。なんだか、ものすごい情勢になっていると思いませんか?防衛省格上げになって、教育基本法が改定され、改憲が叫ばれている、すでに有事法制はあり、警察はテロ厳戒を叫びたて、一昨年の衆院解散ではテロがおこるようなキャンペーンが展開されました。そのうえで、軍人が与党候補者として脚光を浴びる時代になってきた。これはいつか来た道ではないでしょうか?
自民党は改憲と愛国心を選挙を通じてキャンペーンするという意志をみせつけているということです。ブッシュの敗北はイラク戦争の破綻そのものを暴露させているのですが、これが日本にも影響しないはずはないが、あえてイラク戦争に着任した軍人を比例代表の目玉としてうちたてるということは、よほどのことだと考えられます。改憲反対派は、しっかりと対峙して改憲策動を粉砕する参院選挙にしなければ、戦争動員を強制される体制になってしまいます。ご一緒に、改憲反対の声をあげていきましょう!