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安倍政権の180日 -その2
さて、小泉「構造改革」のあと、安倍政権に残されたものは何だったのでしょうか。
昨日のエントリーで、小泉元首相は新自由主義改革の点で支配層の側からみれば前進を築いたとのべました。かつての自民党であれば、その支持基盤といわれた都市、そして地方の中小業者を敵にまわすことはなかったでしょう。小泉政権はそれをやってのけました。その後の大企業への徹底した優遇ぶりと比較すれば、中小業者への仮借ない切り捨てはたちどころに理解されるでしょう。
しかし、それは、いま私たちがもっとも注目する、日本の社会の亀裂、貧困と格差を同時にうむ「構造の改革」だったのです。企業の倒産とリストラによる失業が広まり、他方、非正規・不安的雇用が大量にうまれました。そればかりか、社会保障もつぎつぎに制度改悪が実行にうつされたために、従来にはみられなかった貧困と格差が拡大することになりました。ワーキングプア層の増大、貯蓄のない世帯の広がり、そして自殺、犯罪の増加などなど、いっきに社会の亀裂を反映する問題が噴出しているのが現在だといえます。
こんな状況を支配層は手をこまねいてみているだけではありません。別のエントリーでふれたように、社会的な秩序をたもつための社会統合の方策を当然、追求します。
構造改革をやめ、かつての草の根保守の経済的基盤ともなった利益誘導政策に再びもどることは支配層は許さない。だから、安倍内閣には、構造改革をすすめながら、小泉時代に発生した社会の亀裂の手当てをするために社会統合に乗り出すのです。その1つが以前紹介した、たとえば教育基本法改悪ととらえることができるのではないでしょうか。
別のエントリーで、安倍政権のかかげる政策は、これら2つの面がお互いに拮抗しながらも共存している、ととらえたい と私はのべましたが、新自由主義的「改革」を続ける一方、新保守主義的対応を求められたのが安倍政権であったのです。
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【関連エントリー】
安倍政権の180日 -その1
分裂する「おれたちとあいつら」社会の統合