前半にいただいたお休みに今月の香りである「ラベンダー」を持って
1週間東京を離れました。
左眉下に吹き出物が・・・。毎晩メイクを落として、清潔にした肌に綿棒の先に
ラベンダーをつけ、患部に直接塗布していました。
跡にもならず、すっかり完治。
私が愛用しているラベンダーはフランスのアプト地方の野生のラベンダーです。
オーガニック栽培と野生種だとどんな違いが出ると思いますか?
まず同じフランスでも地方で気候(温度や湿度、雨量、日照時間など)や土壌が
違います。ラベンダーが育つ環境条件が異なると、収穫されたラベンダーの
芳香成分に違いがでてきます。すなわち香りが違うことになります。
品質の高い精油を生産するには、大事なのは原料をきちんと栽培すること
が大切といえます。ラベンダーは海抜600m~1,400メートルの土地で栽培されて
います。栽培する土壌に農薬使用がないかどうかがとても大切です。
化学肥料や除草剤、殺虫剤などが使用されていた土壌で生育したラベンダー
から精油を抽出すると、精油の中にこれらが残ってしまうのです。
使用している精油がオーガニックで栽培されているかどうか確認することは、
とても大切なことといえます。特に原液塗布もするような場合は標高の高いところで育ったものほど「リナリルアセテート」という成分が
多く含まれます。鎮静の効果があり、肌にもトラブルを起こすことがほとんどない
成分です。
野生のラベンダーは標高の高いところで生育しているので、この成分が
多く含まれることになります。この成分が多いと1.8シネオールと呼ばれる
鼻にツーンとくる清涼感ある香りの成分が少なくなります。
栽培のものはトラクターで刈り取りやすいように整然と並んで栽培されていますが、野生のものは手摘みで刈り取りしないとなりません。
急斜面に自生していることもあり、収穫に大変な労力が必要となります。
野生のラベンダーの香りには生命力の強さと優しさを感じます。
今年もまたアロマティークから今月20日に3種類の野生ラベンダーが
発売になります。3種ともサロンで香りをお楽しみいただけるように今月末から
いたしますので、ぜひ手に取ってみてくださいね。
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