陽だまりの香り

三鷹の隠れ家アロマテラピーサロン、「ル・コワン・アンソレイエ」のブログです。女性の心・からだ・美をサポートします。

精油の保管方法

2008-02-03 23:05:51 | 精油について

今日は精油の保管方法についてです。
せっかく品質の良い精油を手に入れても、保管の状態が悪いと精油はどんどん劣化
の一途を辿ります。
精油は光、酸素、温度変化に弱いものです。光(特に紫外線)を遮る為に必ず色のついた瓶(遮光瓶)に精油は充填されています。酸素と触れると酸化してしまい、香りも変化し、刺激性が増したりします。瓶のふたはきつすぎるくらい、ギュッと締めましょう。
精油に最適の温度はワインと同じ大体12℃~15℃位といわれています。
日本は四季の変化があり、湿気が多い時期もあったり、一年を通して室内を一定の
温度に保つのはなかなか難しいですよね。
本当はワインセラーがあればいいけれど、一般家庭で精油の為にワインセラー
を買うのは・・・・・。ですので、冷蔵庫に入れるのが一番かなと思います。
ただ、香りの芳香分子はとても小さく、香りが食品に移ってしまします。
機密性の高いタッパーウェアなどに精油を入れて、冷蔵庫に保管することをお勧め
します。ただ、温度が低すぎるので、私は容器をタオルでくるんで冷蔵庫に入れて
います。そして瓶は必ず立てて保管します。
精油によっては、使い切る期間に気をつけて欲しいものがあります。
柑橘類の精油はなるべく早く(目安として3ヶ月~6ヶ月位)、逆にサンダルウッドや
ミルラ、パチューリ、シダーウッドなどは香りが年数とともに熟成されていきます。
肌への塗布は注意が必要となりますが、香りを楽しむにはこの変化をぜひ
味わってもらいたいです。今購入後7年もののサンダルウッドがありますが、
とても深くまろやかな味わいのある香りに熟成されています。

次回は精油の使い方をご紹介します。


精油を選ぶ基準

2008-02-03 00:30:16 | 精油について

よく友人からも質問されるのが、どこの精油がいいの??という質問です。
これがなかなか難しいのです。
今ではアロマというと、香りのものというイメージを大抵の人が持っています。
私が始めた頃は「何、それ??」といった感じでした。
これだけ認知度があがっただけあって、精油のブランドも本当にたくさん増えました。
スクールなどでは、原材料の植物の栽培状態のよいもの、とか有機栽培のもの、などなど教えるのですが、一般ユーザーは本当に有機栽培しているかどうかを世界各国へ見に行く・・なんていうことはできません。なので、私は販売しているメーカーのパンフレットをまずきちんと読むことからはじめます。そのブランドの精油に対する姿勢、意識、情熱を読み取る。そして販売員の態度も参考にします。販売員はそのブランドの顔です。どれだけ自分の商品を勉強しているのか、もし販売員がその場でわからないことがあった場合、どのように対応するのか。そんなことからも品質って見えてくるものです。
成分分析表がついているから必ず安心!ではありません。成分分析表も作れちゃう訳ですから・・。きちんと行っているメーカー、そうでないメーカーを見分けるのは本当に難しいです。
あとはやはり、値段も大事。安いものには安いなりの理由があります。ただ、高ければいいかっていうと、そういうわけでもないので、これもまた難しいですね。
できたらやはりそのブランドの経営者の話を聞く機会があるといいですね。
そして自分で納得したり、共感できたりするのであればいいのではないでしょうか。
何か違うって思えば、それは自分の直感がそう教えてくれているのかもしれません。
ラベンダーひとつをとってみても、各ブランドで香りが全然違います。
色々なブランドの香りに触れて自分でこのブランド、と決めることも大切です。

そして私はこの10年、いろいろな精油のブランドの香りに触れてきました。
自分でお店をやるにあたり、自分でブランドを決めることができるこの幸せ。
私は精油、ベジタブルオイル、ハイドロゾル、使う商品はアロマティークのものに
決めました。他にも品質の良い精油をおくりだしているブランドがあると思います。
でも、私はアロマティーク!!ぜひ皆さんにも香りに触れていただきたいです。

次回は精油の保管についてです。