out of curiosity

blog ってどんなものだろ?
そんな好奇心から衝動的に作りました。

春の山梨 実相寺の山高神代ザクラ

2010年04月02日 20時06分59秒 | travel


 わに塚から約20分。 北杜市の日蓮宗 大津山 実相寺にある神代桜です。 こちらの神代桜も満開には早すぎましたが、枝によっては大変良く咲いているところもありました。 また、この神代桜も晴れていればバックに美しい南アルプスの山々が見られるはずだったのです。 まー、これは今回は本当にしょうがない。

 さてこの神代桜ですが、大変ありがたい木なのです。 なんと、樹齢約2000年。 日本一のエドヒガンザクラの古木だそうです。 大正11年10月には桜としては日本で初めて、国指定天然記念物に指定されました。 
 「日本武尊が東夷征定の折りにこの地に留まり、記念にこの桜を植えたのだという」と実相寺のホームページには書かれていますが、詳しいことは『山梨県・実相寺ホームページ』をご覧ください。
 昭和34年8月に武川村を襲った台風7号により、神代ザクラはその主幹を失いました。 また、近年の車や見物人の影響により急速に衰えてきたこの木を回復させた「樹勢回復」の記録も大変興味深いです。 また、「桜の写真集」のページもきれいですよ。 興味深いのは「昔の神代桜写真集」です。 主幹のある頃のモノクロ写真が見られますよ。




 実相寺の外観です。 境内は花であふれています。 桜に囲まれたお寺はそれだけで美しいものですが、全国の有名な桜の小桜が植えられているのが楽しいです。 また、手前に見える黄色い水仙は季節によってチューリップになったり、いつもきれいにお手入れされているそうです。 それなのに入山料なし、周囲には駐車場もあり(有料)、楽しい地産物のお土産露店もあり。(桜の季節だけかもしれません) 「桜保存のために寄付を」と言われましたが、パンフレットをつけてくれて100円です、と。 なんだか、申し訳ないほどでした。
 こちらも山が見えるときにまた立ち寄らせていただきたいと思いました。




 左が樹齢2000年の神代ザクラ、右に見えるのはその子供の桜です。 そう言えば、この神代ザクラの種が若田さんと宇宙旅行をして帰ってきた、という説明板がありました。 このサイトがそのレポートらしい。 こちら→「花伝説・宙へ!」 発芽率が低いらしいのですが、うまくいけば今年あたり発芽するのかな?




 神代ザクラの根元です。 節くれだち、空洞になっているところもあり、痛々しくも見えますが、樹勢回復処置のおかげで花の数や色が確かに回復しているのだそうです。 2000年間一度も休むことなく花を咲かせてきた木が教えてくれるのは「懸命に生きる力とその尊さ」だとご住職はおっしゃいます。 この桜に手を合わせ、あやかりたいものだと思いました。




 地産品のお土産をいくつか買って、手作りの草もちとお茶を飲んで一休み。 時間は 10:30a.m.ごろ。 雨は時折降るもののひどくは降ってこない。 山を見るには雲は消えそうにない。 
 天気が良ければ桜越しに富士山を望む富士川町鰍沢の「大法師公園」に行こうかと思っていましたが、富士山が見えないなら。。。と次なる目的地へ向かいました。 まだまだ行くよーっ!!w


* 大法師公園のある「富士川町」は本年3月8日に誕生した新しい町です。 従来の鰍沢町と増穂町が合併してできた町です。 つまり、私が米作りをした増穂町の名前は無くなり、現在みさき耕舎の住所は「南巨摩郡富士川町平林」となりました。 ちょっと寂しいねー。 けど、平林の名前はそのままで安心した。w

春の山梨 わに塚の桜

2010年04月02日 17時52分49秒 | travel


 仕事も一段落しましたし、卒業旅行などに行ってきた娘と交代でハナの世話をお願いし、山梨に一泊で行って来ちゃいました。
 以前から一宮の桃の花撮影をしたいと思っていたので、そろそろ咲いているだろうと計画したら、まだ全然咲いていませんでした。 一応過去の咲き具合は調べて行ったんですけどね。
 ウェブの速報で咲いていないことは分かっていたので、急遽予定変更。 桃の花ツアーは桜のお花見ツアーへ。w  変わり身はやっ!w

 ところが予定立てると天気が悪くて。(´・ω・`) けど、なんとか一日目は小雨程度でもったので、2日で回ろうと思っていたところ、頑張って一日で全部見てきちゃいました。 いや、4時に家を出て6時半から見始めれば、結構できるものですね。w

 ということで、上の写真は一か所目。 というか、一本目。w 韮崎市の「わに塚」の桜です。 


 この日はあいにくの天気でしたが、この一本桜はその形のよさ、そして晴れていると桜の背景にまだ雪をかぶった八ヶ岳連峰を望むことから、写真家さんたちに大変人気がある超有名スポットです。 テレビとか郵政省のポスターとかにも使われたとか。 私も八ヶ岳と青空をバックに撮りたかったなー。 

 花の咲き具合も5分~6分咲きという感じでしたが、それでも見ごたえありましたし、とにかくきれいな木で、こんな天気でもうれしかったですよー。 それにこんな天気だから写真家さんたちも4人くらいしかいなかったし。w
 満開になると野営を張ってベストスポットの場所取りをする人もいるとか。 撮影用に小さな田んぼ2枚くらい解放しているのですが、熾烈な争いだろうな。。。 
 桜満開で青空のときに撮影したいと思いますが、特に春は霞がかかり、なかなか青空と八ヶ岳は難しいのだそうです。 桜が咲いてなくても、青空に八ヶ岳があればこの木は十分にきれいかも。




 この「わに塚」という変わった名前。 諸説あるようですが、韮崎市のオフィシャルホームページによると、『わに塚にあるエドヒガン桜です。根回り3.4メートルで枝は四方に旺盛に伸びています。
 わに塚は『甲斐国志』に「芝間十五間二十間塚ノ形神前ニカカル鰐口ニ似タルヲ以テ」とあって鰐口の形からこの名前がついたといわれています。また、口碑では日本武尊の王子の武田王がこの地域を治めた後、埋葬された場所なので「王仁塚」と呼ぶようになったともいわれています。』とのこと。




 別の角度から見ています。 





 上の説明にもあるように、この桜はエドヒガンザクラです。 花はソメイヨシノより小さめで筒状に咲きます。 色もピンクが濃いと思います。 とてもかわいらしい花ですが、アップはなしです。w
 木の下にはおそらく安全性と木の保護のために入れないようになっています。 そして水仙やハナダイコンなどが咲き、彩りを添えています。




 いろいろなサイトを見ていると「駐車場がないので路上駐車」と書いてあったりしますが、近くの公民館のような所を駐車場として開放していました。 看板も出ていますし、朝7時ごろから警備の方もいらしていました。 なのに駐車料金は無料。 ありがたいことです。 




 ところで、この棚田。 やっぱり気になります。w 田植えや実りのころのこの木もまたいいでしょうね。

 さて、撮影終了が 7:50a.m. たまに雨粒を感じます。 本降りにならないうちに次に行かなくちゃ。w