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そんな好奇心から衝動的に作りました。

平林 稲刈り 9月27日

2009年10月03日 23時07分40秒 | 平林の棚田 米づくり


 9月27日(日) 田植えから数えて18週間目。 とうとう稲刈りの日がやってきました。 田植えも草取りも大変だったのですが、身体が一番きつかったのはこの日の稲刈りだったでしょうか。 けれど、一番楽しかったのも稲刈りかな。 
 そして、一週間ほど経った今日、週末になるといつも「稲の成長はどうだろう? 田んぼに行きたいな。」と思っていたことが、「あぁ、もう刈っちゃったんだ。」と、ふと行くところがなくなってしまったような、寂しい気持ちになったりもします。 でもでも。 まだ稲をはさ掛けして乾燥中です。 雨続きで心配ですが、乾燥が終わったらまたお米を取りに行きます。 それに、用事が無くても平林の風景をまた撮りに行きたいと思います。 だって、結局稲の面倒をみている間は富士山見られなかった。 富士山が決め手でここの田んぼにしたのに。w 冬に向けて空気が乾燥してくれば、きっときれいな富士山が見られると思います。
 あ、それから、前回9月21日行った時にも彼岸花がきれいだな、と思ったのですが、27日はさらに咲き誇っていました。 向こうの法面の赤がいっそう華やかです。

 いつもの場所からの田んぼですが、随分稲穂が黄色くなりました。 実った田んぼは遠くから見るとまるで菜の花畑のように黄色いですね。 
 手前角の稲がありませんが、これは農家さんがわたし達の作業前にお手本を見せてくれたからです。 
 「こんな風に刈ってくださいね。」と鎌でザッザッザッザッザッザッと刈って見せてくれます。 「おぉ~、楽しそう!」 ところが私たちがやるとそんな風には行きません。 ザグッ・・・ザグザグッ・・・( ̄ヘ ̄;)
 見かねたのか、今回は農家さんのヘルプが絶大でした。 しかも、お手本よりどんどん刈り取り速度がアップしてゆく。 中腰のままザッザッザッザッザッザッと。 いやぁ~、大したものです。 きっと機械も使われるんでしょうが、手作業の技術は衰えていないようです。 すばらしい。。。

 そうとは言え、私たちもがんばりました。 
 刈り取った稲はひとまずまとめて左のように置いてゆきます。 そんなに広い田んぼではないと思っていたのですが、結構な量の束があります。 けど、お米にするとそんなに無いんだろうな。。。


 はい。 全て刈り取り終了です。 

 おもしろかったのは、稲を刈り取られると今までそこに住んでいた虫や生き物達があわてて逃げ出して行く姿を見られたことでした。 
 もういなくなってしまったと思っていたアマガエルも何匹か出てきて、ピョンピョコあわてて逃げてゆきました。 バッタは飛ぶし、クモははっているし、ゴソゴソ、モゾモゾ、ピョンピョン。 本当におもしろかったですよ。 生き物達には申し訳なかったね。


 束にしておいた稲を脱穀の終わった稲わらでたばね結んでゆきます。 
 写真のように束を2回わらで巻き、端をグルグルっとしてから、巻いたわらの裏側にグッと押し込んで留めます。 
 実は、私はこの作業が一番辛かったかなー。 これ、あとからはさに掛けるときに落ちてしまわないよう、きちんと束ねようと思うと端をそろえて、とかキュッキュッと結ばなきゃ、とか結構気を使いました。 
 それに、しゃがんで出来る作業なのですが、前かがみでやっぱり腰が痛くなる。 この作業を農家さんはしゃがみこまず、中腰のままどんどん次の束に行ってしまうのですから、ほんとすごいです。


 こんな具合になります。
 そう言えば。 今回作業が辛かった理由のひとつは、サボれなかったことです。 農家さんがとってもよく面倒を見てくださって、すごい速さで作業をされるので、こちらも休んでいられません。 いや。 じっさいはすごく休みたかったんだけど。w 
 で、農家さんのペースで仕事をしたら、身体ボロボロな感じになりました。 もう、腰なんか鉄板入っているみたいな。。。
 鍛えなきゃダメだわ、と思いました。


 全ての稲を束に結び終わると田んぼにはさを立てます。 
 よその田んぼでは丸太で作られたはさを見ていたので、いつ、どんな風にはさを立てるのだろう?と思っていたのですが、これはすごい。 
 農家さんがサササッと5分足らずで立ててしまいました。


 2段に稲を掛けて完成です!!

 いやー、この姿。 感無量ですっ!!

 お米はやっぱり天日に干したかったので、本当にはさ掛けをさせてもらってうれしいです。


 さぁ~て。 お米がたくさん詰まっているでしょうか。 お楽しみです。

 お米は玄米でもらって、近所のコイン精米機で精米してみようと思います。 美味しいといいな。 っていうか、絶対に美味しいと思うわ。 いや、いまいちでも絶対に美味しいって言います。w

 毎日手塩に掛けて稲の世話をしたというわけではないので偉そうなことは言えないのですが、でも田んぼ作業に行かない生活をまだちょっと考えられません。 

 ということは、今の時点では来年また当たり前のように田植えをしている自分が想像できるのですが、春になったら怖気づくかも、と言う気持ちも少しあります。 それに、ひとりではできませんし。 

 できれば来年もやりたいけどどうなるかな。。。まー、それはその時考えるとして。
 今年は収穫の秋を満喫しようと思います。



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9 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Kiyo)
2009-10-04 01:46:18
イヤー、大収穫ですね。おめでとうございます。
いい経験でしたね。楽しかったでしょうね。
さあ、この後は新米の試食が待っていますね。雨模様とのことで、乾燥までもう少し時間がかかりそうですが、きっとおいしいだろうなあ。
それにしても、畑といい田といい、なにもないところから食物を作り出すというのはやはりすごいことですねえ。もう2000年以上続いているんですよ。ねえ。
大収穫、おめでとうございました。
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Unknown (Ina)
2009-10-04 13:30:56
収穫おめでとうございます。きっととてもおいしいですよ。まず炊いてそのまま食べて、次は卵かけごはんかな?次は塩むすび、と勝手に決めております。
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お返事 (Layla)
2009-10-05 01:40:45
◇Kiyoさん
イヤー、ありがとうございます。w
お米は10月下旬ごろ、出来上がったら連絡が来るそうです。
一緒に作業をした友達と収穫祭をやる予定ですよ。(・∀・)

2000年ですか! 
あー、そう言えば静岡県の登呂遺跡は弥生時代。。。と思って wiki を見たら、少なくとも約3,500年前からすでに稲作が行われていたらしい。。。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BC%A5%E7%94%9F%E6%99%82%E4%BB%A3

棚田が作られたのは江戸時代が多いようです。

すくすくと育ってゆく植物を見るのはうれしいものですね。 特にそれが食べられる農作物だと。w
けれど、虫や台風など、ダメになるときはいっぺんにダメになることもあるでしょうから、専業で農業をやっていらっしゃる方のご苦労、ご心配が少しはわかりました。
今まで以上に食べ物を粗末にしないよう、気をつけたいと思います。

◇Inaさん
おっ? 卵かけごはんが先ですか?
イヤー、わたしはきっとそのままのご飯、塩むすび、そして卵かけごはんの順だと思います。w
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Unknown (kuroneko)
2009-10-05 10:23:07
いやいや、大変でしたね。よく写真が撮れましたね。おかげで私たちも楽しむことができました。
彼岸花がたくさんあってよかったですね。こちらより遅いのですね、不思議。

晩秋、冬にもまた連れてってください。w
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kuronekoさん (Layla)
2009-10-05 21:06:31
彼岸花は遠目に見ると真っ赤ですが、
咲き終わったものと混ざっており、
近接で撮るのは厳しい感じでした。

そうですねー。
また行きましょう。(・∀・)
ところで、kuronekoさん用のコナギ、オモダカを
育成中で、もう結構根が張っているんですよ。w
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Unknown (kuroneko)
2009-10-06 21:23:15
ひゃぁ、うれしい!あたしちゃんと育てられるかしら?
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kuronekoさん (Layla)
2009-10-07 13:27:25
寒くなって枯れる前にお渡ししなくちゃ、と思っているのですが。
また、連絡しますね。
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おめでとうございます!!! (キム)
2009-10-22 08:27:03
ついにやりましたね~!!!
本当に収穫おめでとうございます。
苦労があってこその銀シャリ、美味しいにきまってますよ★

まずは、そのまま食べて、塩とのりのお結び、卵かけごはん、次いで、のりたまごはんですね、私なら。

いや~日本人の幸せを感じる時ですよね!
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キムさん (Layla)
2009-10-22 23:46:29
のりたまごはんって、のりたまのふりかけをかけたごはんですか?
私だったら4番目は梅干ごはんかな?

まだ天日干し終了のお知らせが来ないのですが、(今月末といわれてますが)
先日の台風18号ではさ掛けした稲が吹き飛んでいないか、
もうこれ最大の心配事。
だいじょぶかなぁ。。。
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