
January 13, 2013
Whose footprints are these?
snowshoeing in Konsei Valley, Nikko
未だかつてこんなに可愛く完璧な足跡を見たこと無かったんですけど? 指跡までくっきり。 こんなことってあるの?
だれの足跡かわかります? ・・・ 正解はウサギさんです。

縦に並んだ小さめの足形が前足。 横に二つ揃った大きめの物が後ろ足。 そして写真左から右へ移動しています。
ウサギは身体を伸ばして前足を縦にテテッと着地するやいなや、身体を丸めて前足よりも前に後ろ足バンッとついて踏み切りまた前に進んでゆくのですね。 跳び箱のような感じです。

「ピョンピョンピョンと来て、ここで止まってますね。 」
ほう。 そう言えば。 そんな気がする。
「ここに前足を着いた跡があるんですよ。」
おぉ。 なるほど。

は? 食うんかい?
「食えるかなぁ~?、って思ったんでしょうね。 ほらここの芽、かじられてますよ。」
おぉーっ w(°0°)w
ウサギの気持ちもわかるインタープリター\(^O^)/

けどこれに夢中になって深追いしてどこかにはまってる自分も見えるんです。
気をつけないと。。。

この足跡もウサギさんなのですが。
ちょっと上とは違うのがわかるでしょうか。
【追記】あ。 これ目の錯覚、だまし絵みたい。
へこんでも見えますね。
実際には足跡が周りの雪の表面より出っ張っているのですよ。
「出てる~。出てる~。」と思いながら見てください。
そうすると出っ張って見えます。w

実はですね。 足跡なのに雪の上に浮き上がっているのがわかりますか?
なぜでしょう?
実は。。。私にもよくわかりません。w
ってことじゃダメなので。
踏まれた足跡は沈んで圧雪されますね。 しかし周りの雪が軽くさらさらなので降雪が無く風が強く吹くと周りが飛ばされ圧雪された足跡部分だけ残る、でオケ?
違ってたらごめんなさいm(__)m

最後に。 アニマルトラッキングは足跡だけでなく前に書いたクマ棚などでもできます。
そしてここにも動物の痕跡があるのですが、わかるでしょうか。 安倍さんが手をかけている木の根元。 これ、シカのお食事後なんですね。 人間は食害などと呼びますが、シカにしてみれば食事しただけなんだよねぇ。
けれどこんな風に木の皮をはいで木の成長に欠かせない大事な部分だけを食べてしまうのでこの木は数年もしたら枯れてしまう、ということなのです。
そして辺りを見回せば、このような木がずらり。 シカだけでなくクマも木の皮をはいで食べます。 こんなに豊かに見える森もそのうちバタバタと木が倒れた荒地になってしまうかもしれない。。。
実際今でも倒木があちこちにあるのです。 う~ん。 やっぱり食害なのかも。。。
100歩ゆずって人間が森で遊ばなかったとしても、動物たちが森を食べつくせば結局その動物たちだって生きては行けなくなるんですよね。 どうすればいいんでしょう。
と、難しい話になってしまいましたが私たちシロウトが考えてもわかることではありません。 山に行ってきれいな花や木を見れば心が癒されます。 シカやウサギに出会えば足跡だけでも十分にかわいいっ!、と感動できます。 私たちにできるのはせめて山にゴミを捨てないとか、山の動植物を大切にするとか、もっと広い範囲で考えると家で節電するとか、そんなことだけで直接シカの食害をどうすることもできないのだけど。
でも、せめてやれることはやってゆこう、と思ったりするのです。