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遠回りして歩きましょう 
素敵な景色に遇えるかも・・・

映画「阪急電車~片道15分の奇跡~」 そして 電車での出来事

2012-07-01 | 映画・演劇・ドラマ
 ※写真は初夏の我が家の庭から~




久しぶりに温かい気持ちにさせられる素敵な映画を観ました。

左サイドバーのブログパーツに気が付かれた方もあるかと思います。

公開当時に見た予告編に心惹かれていました。

いつものように、いつの間にか録画しておいてくれてました。(笑)











監督 三宅喜重
出演 中谷美紀
  戸田恵梨香
  宮本信子

作品公式サイトは こちら
 
宝塚~西宮北口間を約15分で走る、
えんじ色の車体にレトロな内装の
阪急今津線。

その電車に、さまざまな“愛”に悩み
やりきれない気持ちを抱えながら
偶然乗り合わせただけの乗客たちがいた。

後輩に婚約者を寝取られたOL。
カレシのDVに悩む女子大生。
息子夫婦との関係が
ぎくしゃくしている老婦人。
セレブ気取りの奥様たちとの付き合いに
疲弊する平凡な主婦。
おしゃれな大学になかなか馴染めない
地方出身の男女。
年上の会社員と付き合いながら、
憧れの大学を諦めきれない女子高生。
電車内という限られた空間で、それぞれの人生が
ほんのちょっと重なり合い、影響し合い
そして離れていく…。(作品資料より)


 
 






平凡な日常の中にありそうな、タイトルにあるように

これは奇跡なんだと思えるような。

でも、こんなことあったらどうするだろう

こんな風にちょっと前に進むことを

手助けしてくれることが起こるかも。

そんなことをあれこれ想像してしまう

観終わった後は、みんな笑顔になっているに違いありません。

電車での出会いって、結構あるものです。



結婚する前、数年の間電車で通勤していました。

毎日同じ電車に乗っていると、話したことはなくても

顔見知りになって、よそであった時に

思わず声を掛けたり。

毎日乗り合わせていた男子高校生が、何年か経った後

幼い子供を連れて歩いているのを見かけたときには

思わず「結婚したの?」なんて言いそうになりました。(笑)



そういえば、仕事帰りの満員電車でのこと

横に長い座席に座っていると

途中の駅から乗り込んできて

無理やり隣に座ってきた

インテリ風の男性、どうも様子が・・・

え?何?うそ!

ぎゅうぎゅう詰めの電車の中で座席から立ち上がろうとしたとき

前に立っていた男性が、その怪しい男と私の間にぐっと

入り込んで

「おっさん!!いい年して何してんだよ!恥ずかしくないのかよ!!!」

と、怒鳴ってくれたのでした。

それに驚いて、その男は逃げるように立ち去りました。

はっとして、顔を上げると高校の先輩の友達で

ときどき電車でいっしょになる人でした。

なんでも、その怪しい男はどうも痴漢らしいと

噂になっていたらしく、最初から何かしたら

間に入ろうと心に決めていてくれたのだそうです。

この映画をみていたら、こんなずっと昔の事を思い出してしまいました。



偶然同じ空間に居合わせることになる電車

毎日何も変わらない当たり前の繰り返しのような気がしますが

ひとりひとりがドラマをもっていて、悩んだり泣いたり

怒ったり笑ったり、そんな情景を映画にした

これをありえないと思うかそれはあなた次第・・・・




ところで、映画の中で、キーパーソンとなる主演の宮本信子さんの演じるおばあちゃん

こんなおばあちゃんになりたいわ~

なんて思ってみていたら

隣で一緒に見ていた夫が

「あなたは、きっとああいうおばあさんになるだろうな。」

「それは、褒めてるの?けなしてるの?」

「性格、似てるだろ?孫がいたらきっとああいう会話すると思うな
 怒ってるところもそっくりだし・・・」


ですって!

嬉しいような、嬉しくないような・・・・

複雑な気分だわ・・・・

中谷美紀さんの演じる祥子さんの性格も嫌いじゃないんだけどな・・・


  





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12 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Neko★)
2012-07-01 10:52:11
いい映画ですよね

ただね~
同じ男の子を持つ母として
嫁姑って、あんなに素敵な人でも煙いの?
って思ってしまいます
お孫さんと会えるのは、羨ましいかなあ~
なあ~んて、すでにおばちゃま目線だった自分に苦笑です(笑)
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こんにちわ (小父さん)
2012-07-01 13:19:20
もう24年も経つんですね。
私は、昭和の終わりから平成のはじめにかけてこの電車の区間すべてに通勤で乗っていたんですよ。

阪神間にはJRと阪急に阪神電車が並行して走っているんですが、駅も電車も一番お洒落なんです。
この宝塚に回る路線はローカルで宝ジェンヌというのか舞台にあがる人たちも時々みかけます。

こんなところでウエデイングドレスの中谷美紀が歩いていたら、知らず知らずの内に付いていってしまうんじゃーないでしょうか?

これ本は短編集なんだけどうまく繋がっていますね。
高級ランチで集まる暇しているおばちゃんたちはブランドを身にまとっていましたかね。

中谷美紀はどんな役やってもはまりますね。
白洲正子役なんかも見事だったし・・・。

宮本信子はもちろんのこと最高ですね。でも彼女の旦那 ・伊丹十三氏もかなりの変人だったようですね。
彼女、子育てが終わるまで女優への復帰なんて考えてもいなかったようで。
そういえば、先日の『ラヂオの時間』で掃除のおばちゃんでもちょっと出ていましたね。

いやー、この阪急電車はちょっと遊園地の乗り物雰囲気もある気がします。
本を片手にまた電車に乗ってみたいものです。
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☆コメントをありがとうございました (pinky)
2012-07-01 22:23:19
Neko★さん、こんばんは!

あはは・・・
もう嫁姑の心配ですか?
いい人だから上手くいくってことではないようですね。
どれだけ本音で付き合えるかってことかもね。
まあ、なるようにしかならないでしょ。(笑)
返信する
☆コメントをありがとうございました (pinky)
2012-07-01 22:45:46
小父さんこんばんは!

以前、本の感想を書かれていらっしゃったのを覚えています。
この路線、どこか上品な雰囲気をもっていますね。
小父さんが、未来のタカラジェンヌに交じって通勤されていたかと思うと
・・・ん~想像つかない~(失礼!
いくつものパズルのピースが集まって、こうかな
ああかななんて言ってやってるうちに
綺麗な絵が出来ていたみたいな感じでした。

中谷美紀さんも、ある時をきっかけにきゅうに
綺麗なだけの女優さんから
一皮むけたような気がします。
すっかり貫禄付きましたね。
人間関係の希薄になっている今の世の中で
一歩踏み出すだけで、ちょとだけ幸せな気持ちになれる。
なにか、いいものを貰ったような映画でした。

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良い映画でしたね☆ (Rancho)
2012-07-02 00:14:49
 この映画、わたしも見ました☆
 何気ないたわいない電車の時間といった短時間で、それぞれのドラマが展開し、普段は気にもとめない無意識な絆なんだけどどこかでつながりを感じる…よかったですね☆
 女優さんたちもそれぞれ個性的でしたね。この映画は好きな女優さんがいっぱい出演されています。

 阪急電車宝塚線は落ち着きますね。
 京都~梅田間の阪急も好きで、こどもの頃お友だちとみんなで特急に乗らず普通に乗って、往復して楽しんでいたことがありました(*^^*)今なら見つかると叱られるかな?
 中学になれば古本屋が並ぶカッパ横丁やオシャレな三宮(←極端ですね^^)で楽しんでいましたっけ^^
 電車の中でも阪急電車と嵐電は特別になつかしいです(*^D^*)

 ところで…ご主人様との会話,理想のご夫婦ですね
「あなたは…」なぁんて一度でいいから言われてみたいワン
 ご主人のおっしゃるようにpinkyさんの正義感が強く一本筋の通った部分って,好きです。
 
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☆コメントをありがとうございました (pinky)
2012-07-03 00:09:51
Ranchoさん、こんばんは♪

Ranchoさんも、ご覧になってらしたのですね。
なんだかほのぼのしちゃう、ハートフルコメディというのでしょうか。
観終わった後の、余韻がいいですね。

阪急宝塚線は、Ranchoさんの青春時代のテリトリーでいらしたのですね。
今は引退てしまったらしいレトロなこげ茶の電車もいいですね。

あらら、理想だなんて
高校時代からずっといっしょですから、普段は○○ちゃんなんですけど
たまに、こういう話し方をするのですよ。(笑)
だなんて

正義感というより、短気なのかも、、、、
ゲスト出演の相武咲さんの演技もスカッとしましたね。
あ~私もこうしてやりたかったのよ!!って
映画って、いろんな人になったつもりになれるから
面白いのですよね。
返信する
こんにちは (はちきんイジー)
2012-07-03 03:38:01
この映画 DVDをみつわで見つけ 見ました

よく出来た映画ですよね

あの賢いおばあちゃんは 私もあこがれです

知的なところは Pinkyさんのようですよ

以前 人生の中で 私たちは たくさんの天使から大切な言葉をもらうから ようは それに気づくだけ  と誰かが話していましたが

そんな事も感じさせる映画でした

また 見たくなりましたね

お花たちが ほんとに 綺麗ですね

返信する
☆コメントをありがとうございました (pinky)
2012-07-03 23:24:56
はちきんイジーさん、こんばんは。

イジーさんも、もうご覧になってらしたんですね。
映画を観ただれもが、元気や勇気をもらって笑顔になれるそんな映画でしたね。
宮本信子さんが演じられていたおばあちゃん、いいですね。
芯が一本通っていて、孫娘との会話も気が利いています。
中谷美紀に最初に掛けた言葉もウィットに富んでいて
痛快でした。
知的ですか??(今、冷や汗かいてるところです)(笑)

出会いは偶然ではなく、必然なのだってことですよね。
誰もが幸せになりたいと思っているのに、そのチャンスを聞き逃すことのないように
他人の言葉を素直に聞くことのできる心を
持っていたいものです。
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Unknown (タワラジェンヌ)
2012-07-05 09:27:53
こちらでも、おはようございます。
遅くのコメントで失礼します<(_ _)>
この映画は知っていましたが、見ていませんでした。
先日一緒に旅行に行った姪や義妹、友達などがこの沿線にいます。
映画を見た人が見慣れた風景の中で
こんなドラマがあるのか!と思ったと言っていました。
pinkyさんの日記を読んでいたら、見てみたくなりましたよ。
私は高校生から結婚するまでずっと
東京の山手線を利用していました。
10年ほどでしょうか・・・・
それだけ乗っていたら、顔見知りも出来ますよね。
何を話すってわけでも無いのですが、
いつもの駅でいつもの人が乗って来ないと気になったものです。
以前スイスからイタリアへ行く電車の中で、たくさん空いているコンパートメントが
あるのに、何故か2組の夫婦が1つのコンパートメントでした。
たった3時間ほど乗りあっただけなのに
次の年には家に招待して頂き、とてもよくしてもらいました。
出会っていてもその出会いを生かせるか
生かせないかで違ってきますね。
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☆続けてのコメントをありがとうございました (pinky)
2012-07-05 23:26:50
タワラジェンヌさん、またまたこんばんは!

とてもいい雰囲気の路線ですね。
熊野古道を歩かれた義妹さんと姪御さんが沿線にお住まいなのですね。
日常の生活のすぐ隣で撮られたような映画ですが
益々身近に感じられることと思います。
夫婦で観ていたのですが、「なんか面白いよ、この映画」と言いながら二人でほのぼのしてました。
是非、いちど旦那様とご覧になられてくださいませ!
きっと、素敵なプレセントを貰ったような気持に慣れると思います。

毎日山手線を利用して通学されていたのですね。
山手線のように毎日多くの人が乗り降りする電車でも
顔見知りになったりするんですから、ローカル線ではなおの事ですね。
たまたま出会ったのではなく、何かに導かれているのではと思えます。
こうしてタワラジェンヌさんとも、ハイジさんのブログという場所で乗り合わせて
こうして交流させて頂けていることを、とても嬉しく思っています。
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