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素敵な景色に遇えるかも・・・

他人の空似か ジュレ・ド・コワン

2014-12-20 | キッチンから愛を込めて
~花屋さんの店先~



ダイニングには今年も想い出をたくさん吊るしたクリスマスツリーを飾っています。

12月になってからと言うもの、あまりの寒さに畑や庭の仕事が捗りません。

この寒さ、本来ならクリスマス過ぎにやって来ますよね~。

冬将軍もお正月前にちょっとお休みして欲しいものです。
 


あまりに寒い日は、お家の中でことこと煮物が嬉しいですね。

今年たくさん採れた花梨をご紹介しましたが、まだまだたくさん残っているので

 

今度はゼリーを作りました。

薄切りにした花梨を煮て、その煮汁に砂糖を混ぜ

ず~~~~~~~っと煮詰めるのです。

1/4くらいになるまで煮詰めると、とろりとしてくるので



火からおろして容器に移し替え、冷やし固めます。

  



このルビーのような色が綺麗で、にやにやして眺めてしまいます。

喉がいがらっぽいときに食べて(舐めて)いるのですが

先日、ネットでこのゼリーを使っているお酒のおつまみを発見しました。

なんでもスペインバルのメニューなのだとか。

え?花梨ってヨーロッパにもあるのかしら・・・

そう思って調べてみると、使われているのはマルメロらしいのです。

マルメロとはポルトガル語、フランス語ではマルメロをコワンといい

このゼリーは ジュレ・ド・コワンと呼ばれているそうです。

マルメロと花梨は全く別な果実なのですが、見た目も香りも固さも栄養価もそっくり。

しかしながら、他人の空似と言う訳でもなく

遠縁にはなるのだそうです。

おばあちゃんの知恵袋~!みたいな「花梨酒」「花梨はちみつ」「花梨の砂糖漬け」ですが

ジュレ・ド・コワンと言えば、一気にオシャレなメニューに変身しますね。

花梨で作ったそれは、さしずめジュレ・ド・カリン~♪

さて、そのスペインバルのメニューを作ってみました。
スペイン語ではマルメロを何というのでしょうね。



ジュレさえ出来たら、カマンベールチーズに載せるだけです。

花梨の渋みと甘さ、チーズのコクがマッチして

絶妙の美味しさです。

これは絶対ワインと一緒に食べたいです。



パセリを添えたらクリスマスメニューになりそうです。

日本中、冷凍庫に入ってしまったような毎日ですね。

ホワイトクリスマスはロマンチックだけど、正直迷惑・・・

仕事にも差支えます。

年末はいいお天気になりますように。

さて、この寒さを生かさないてはありません。



蒸して皮を剝いたサツマイモを、あのピアノ線を張った茹で卵切りを通すと

簡単に柔らかなお芋をスライスできることを 発見!!!

これがとても楽しいのです~♪

包丁では苦労していた均等な厚さにする作業が一気に簡単になりました。

完成する頃には、数がずいぶん減ってますけど・・・
(つまみ食いしちゃダメよ~!)

だって・・・・ほしいも~! 



 雪はもう No Thank You!