昨日を そして今日をありがとう

Demain il fera jour.
遠回りして歩きましょう 
素敵な景色に遇えるかも・・・

霧のなかへ~北八ヶ岳ロープウェイに乗って~

2016-07-27 | 小さな旅の思い出




暑中お見舞い申し上げます

先週のことになりますが、涼を求めて蓼科高原へ出掛けてきました。

梅雨明け前で何よりお天気が心配だったのですが
中々スケジュールを合わせることが出来ず
雨に遭わねば良しとしようということで早朝出発したのでした。

何度か訪ねたことのある蓼科高原ですが

今回は初めて標高2000mを超えてみました。

と言っても、登山は体力的に無理なので

ロープウェイに乗っての山登りです。



北八ヶ岳ロープウェイです。

以前は「ピラタス蓼科ロープウェイ」という名称でした。

ピラタスとはアルプス山脈を一望する優れた眺望で知られるヨーロッパの著名観光地

スイス・ルツェルンのピラトゥス山をイメージしてつけられた名前でした。

そんなイメージに合わせてなのでしょう

建物やスタッフのユニフォームがスイスを彷彿とさせるものになっています。



 

赤と緑の可愛いゴンドラ!



あっという間に標高2,237mの山頂駅に到着です。





山頂は霧に包まれて、視界は遮られていましたが

幻想的な風景を楽しむことが出来ました。

ここには坪庭と呼ばれる場所があります。

一週すると30分ほど。

造られたものではなく八ヶ岳の最後の噴火でできた溶岩台地です。

  
キンロバイ               ゴゼンタチバナ

  
ハクサンシャクナゲ           チョウジコメツツジ

足元には楚々とした高山植物たちが・・・





地形の形状がすり鉢状になっていて、溶岩が冷えてできた岩石の上に

長い年月をかけて植物が少しずつ回復している状態なのだそうです。

土の無いような岩場の隙間に懸命に成長しようとする姿に

自然の力強さに、ただただ感心するばかりでした。



荒れたお天気のときには、一体どんな強風が吹くのでしょう。

縞枯山に続く道はどこか別の世界への入り口のようでした。



晴れた日には南アルプス・中央アルプス・北アルプスの「日本三大アルプス」を一望できるのだそう。

これは是非ともまた足を運ばねばなりませんね。



山麓駅のレストランで、恒例のご当地ソフトクリーム

こけももソフトを頂きました。



「こけもも」とはツツジ科の高山植物で、はなは白く花期は7月~8月上旬



実は赤く強い酸味が特徴の直径1cm程、8月下旬~9月にかけてこの周辺では見かけることができます。

もちろんここは国定公園内なので採取など一切禁止なので、栽培されたものが使われているそうです。

さっぱりとした酸味と甘さが美味しいソフトクリームでした。

さて次回は

スイス気分の山頂から高原のイギリス体験へと参りましょう~♪



トワイライト ズー~黄昏の東山動物園~

2016-07-16 | 小さな旅の思い出


雨の多い梅雨の季節ではありますが、このところの雨には驚くばかりです。
こちらではほんの一時間ほどの大雨が降っただけではありましたが
このたびの豪雨で被害に遭われた皆様には心よりお見舞い 申し上げます.




先日、名古屋へ出掛けた帰りにこんなところに寄って来ました。

名古屋市千種区の東山公園内にある市営動植物園「東山動植物園」です。

1937年(昭和12年)に開園し、2010年の年間入場者数は

日本国内で上野動物園に次ぐ約218万人となっているそうです。

近頃イケメンゴリラの話題に湧く、ニシローランドゴリラのシャバーニのいる動物園です。


東山動物園

いつもの閉園時間を過ぎ、一旦来園者が帰ってしまってから再びの開園です。

「トワイライト ズー」と名付けられた夕暮れの動物たちを観る会でした。


東山タワー

トワイライト(twilight)とは日の入りのすぐ後の、空が薄明るい(薄暗い)時のこと。

黄昏、夕暮れ、日暮れ、宵のうち、薄暮といった言葉があります。

何ともロマンチックなそれでいてどこか怪しげな時間帯です。



そんな黄昏の動物園を楽しんできました。

動物たちの多くは夜行性なので、日が沈むと俄かに活気づいてくるのです。

  
プレイリードッグ

警戒心の強いはずのプレイリードッグはすっかり寛いでいました。

何だか仕事から帰ってビールを飲みながらナイター中継を観ているお父さんのようです。(笑)


サイ

昼間はのっそりしているサイも

物凄い勢いで餌を食んでいました。

それにしてもサイって見れば見るほど面白い姿をしていますよね。

恐竜のようでもあり、中世の西洋の鎧のような身体をしています。


カンガルー

カンガルーもぴょんぴょん・・・

いえ、びょ~ん びょ~んといったらいいのでしょうか

とんでもないジャンプ力で跳ねていました。

動物ってこんなにもジャンプ出来るのですね~。

柵を簡単に飛び越えてくるのではないかと思うほどでした。



残念ながらイケメンゴリラのシャバーニはお疲れのせいか、お目に掛かれませんでした。



人気にあやかって、いろんなグッズが販売されていました。

これは「ゴリラーメン」ですって!(笑)



一日の営業を終えたモノレールはどこか寂しげです。

そう言えば、先代のモノレールが出来た年の10月10日

家族でここに来たのでした。



そうです、「東京オリンピック」の開会式のあった日です。

おぼろげな記憶ではありますが、あちこちに設置されたテレビから

赤いブレザーの日本選手団が入場行進をしている様子を観たような気がします。

そんなことを思いながら歩いていたら

「黄昏のビギン」が頭の中に流れてきました。
因みに、思い出すのはちあきなおみさんの歌の方ですよ。・・・

♪~雨に濡れてた 黄昏の街~♪

そうそう、この歌って先日お亡くなりになった

永六輔さんの作詞だったのですよね。

ご冥福をお祈り申上げます

黄昏の時間帯はどこか郷愁に満ちた気持ちになりますね。

♪夕空晴れた~黄昏の街~♪





最後までお付き合いくださいましてありがとうございました 



新しくも懐かしい場所〜大名古屋ビルヂング〜

2016-07-08 | 小さな旅の思い出


七夕の日の昨日は何年かぶりで空が晴れ渡り

星の見える夜空となりました。

星空を見ようと外に出ると、塀の上に星が・・・



いえ、星ではなく蛍が光を放っていました。

慌てエプロンのポケットに入れていたスマホで撮ったのですが

情けないことに・・・こんな写真でした。。。

毎年2~3度姿を見せてくれている蛍ですが

今年は周りの環境も少し変わり、もう見られないかと思っていました。

蛍を見るとこども心の懐かしい映像が浮かんできます。

虫かごに何匹も蛍を入れて眺めていた日の事。

ずっと蛍が現れる様な環境でありますようにと願うばかりです。


懐かしいといえば、先日名古屋の懐かしい場所へ出掛けてきました。



 

独身時代、毎日通ったビルだったのですが

当時の建物は取り壊され、真新しいビルになっていました。



写真でははっきり見えませんが、下層部のファサードガラスパターンをデザインしたのは

東京オリンピック・パラリンピックのロゴマークをデザインした野老 朝雄氏なのだそうです。


懐かしい思い出に浸りに来たのではなく

仕事のためにハウジング・デザイン・センター(HDC名古屋)の見学をしに来たのでした。



最新の住宅機器が並んでいます。

そしてこのビルの中には当時の面影を偲ぶことのできるこんな場所も用意されていました。



大理石の壁に瓢箪模様のデザインされた手すりが残されているのです。

昭和の思い出が甦ります~(笑)



古くて暗かった名古屋中央郵便局も新しくお目見えですね。





ワイルドフラワーガーデン・ブル―ボネットにて

2016-06-22 | 小さな旅の思い出





先日仕事で夫と名古屋ポートメッセに行った帰りに

名古屋港ワイルドフラワーガーデン・ブルーボネットに寄って来ました。



毎年ある展示会のついでにここに寄るのが楽しみになっています。

ブルーボネットは2002年に名古屋港にできた庭園です。



中部電力が創立50周年の記念事業の一環とし作られました。

新名古屋火力発電所の緑地の一部を整備して一般に開放されています。

火力発電所からでる熱を利用して地面を温めていて冬も花が咲いているのだそう。
冬にはまだ行ったことがないので観たことは無いのですけど・・・



自然そのままのように見える池と小川の中央からは霧が立ち上っています。

ワイルドフラワーとは野性のは花のこと。

自然の風景を再現して手入れをあまりしなくても季節の花が咲き続ける庭になっています。

この季節は色鮮やかな紫陽花が見所です。






他にも敷地内にはサンクンガーデンやトピアリーガーデンなど



22種類もの庭園があります。決して広い敷地ではありませんが

トップガーデンデザイナーのモデルガーデンなどが楽しめます。





水辺の葉の上に赤とんぼがとまっていました。

コンビナートや倉庫、火力発電が立ち並ぶ場所にこんなところがあるなんて

思いもよりませんよね。



たまには違う季節にも行ってみたいものです。



名古屋港ワイルドフラワーガーデン・ブルーボネット公式ホームページはこちら




「かんてんぱぱガーデン」へ行こう!

2016-05-14 | 小さな旅の思い出
  

ちょっと間が空いてしまいましたが
妹家族と一緒に出掛けた南信へのドライブの続きです。

信州に来たらやっぱりお昼はこれでしょ。


という訳で、「旗揚げ蕎麦 源氏」

大好物のすんき蕎麦はシーズンオフになってしまったので
山かけにしました。

木曽ならではのお蕎麦のお店です。

そして、次に目指したのは伊那市にある「かんてんぱぱガーデン」です。

木曽と伊那は隣あってはいますが
間に中央アルプスを挟み、冬期は閉鎖される峠を越えねばなりませんでした。
それが10年ほど前に700億という巨費をかけてトンネルが開通。
30分で行き来できるようになりました。

高速道路並みに整備されたトンネル抜けて
あっという間に伊那市に到着です。


かんてんぱぱガーデン

「かんてんぱぱ」ガーデンは、「かんてんぱぱ」のブランドで注目されている
寒天のメーカー伊那食品の本社の広大な敷地を一般に開放し
寒天を使った食品などの直売ショップや3つのレストランなどが設営されているスポットです。



伊那食品工業は 寒天商品の国内シェア8割
海外にも展開しているトップメーカーです。
創業者会長の塚越寛さんの元、積極的でユニークな経営で知られています。
「いい会社を作りましょう」という社是と、社員・地域・顧客など「人間の幸せを追求する」という理念をかかげ
「かんてんぱぱガーデン」もそのポリシーで地域社会への貢献のために運営されています。
業績も、創業以来50年常に黒字で、2005年の寒天ブーム時以外は「年輪経営」として
身の丈にあった成長をし続けてきた経営手腕は、プレジデント誌にも取り上げられ、世界のトヨタからも見学に来るとか。
社員の福利厚生が充実していることはもちろん、従業員の自主性を高める工夫もされています。

もともと市場が縮小しつつあった寒天を、食品以外にも飲料・医薬品・化粧品・ファインケミカルの分野にまで応用して
商品開発していて、業務の一部の一般消費者向けの「かんてんぱぱ」は、最近は全国に直売店を展開しています。
      ~※信州とっておき情報より~




レストラン前にはたくさんのチューリップが植えられていました。




かんてんぱぱガーデンの松林の中には、四季折々の山野草を楽しめる「 山野草園 」 があります。



元々あった木々をできるだけ残し作られた園内にあるため

自然のままのように思えます。

エビネ、タイツリソウ、絶滅が懸念されている白いヤマブキ
マムシグサ、クリンソウなどが咲いていました。


山野草園



園の一角にある「かんてんぱぱ本社」は
まるで森の中に佇む邸宅のようです。

平日だと工場見学もできるそうです。

食生活の知識や寒天についての展示のほか、運動能力測定
身体測定を自由に試すことができるので

血圧を測ったり、握力やジャンプ力を測ったりして
しっかりと老化を実感。

商品であるかんてんゼリーも無料で試食できます。
低カロリーだからと沢山食べちゃいましたよ~スミマセン!!

健康について学んだあとは緑に囲まれたテラスで暫しのんびりとした時間を過ごしました。

かんてんぱぱガーデンを後にして、また木曽へと向かいました。

途中の道路沿いで素敵なお店を見つけました。


  

シュークリームやロールケーキもある和菓子屋さん「あかはね」

とても大きな苺のロールケーキを購入!
(とっても美味しかった!)

  


並びにある「峠のパン屋さん」

おやきも扱うクロワッサンの専門店です。

受け取るとまだホカホカ!!

直ぐに外のベンチで頂きました。

写真は餡とバニラです。

外はパリパリ、中身はしっとり。
中身が違うだけでなく、中身に合ったクロワッサンになっているようです。

これはまた買いに来なくては!!



そして、奈良井宿にちょっと寄り道。








勿論〆は、温泉に浸かって



盛り沢山なGWの一日となったのでした。