『マネーの虎』は私が集中してみてきたテレビ番組の1つでもあります。
この番組は、会社を立ち上げたい志願者が自分のプランを大物社長5人の前でプレゼンをして、出資額を出してもらい、その内容等に関して納得いき、その希望額に達したらその額をもらえる、という企画番組でした。
非常に興味深くみて、当時VHSしか映像を録画する媒体がなかった当時、私は100円ショップで生のテープを買ってきて、その番組をほとんど録画して、それらを今でも保存して観ています。
それのみならず、その番組に登場した大物社長で気に入った人の著作についてもいくつか書店で注文して買って読んで、その内容について感銘を受けたものに関しては、今も自分の精神的な糧になっています。
またそのいくつかに関しては、これまでブログで紹介してきました。
その内容については以下最下部に紹介しましたので参考にしていただきたいです。
今回紹介する高橋がなり氏も、私が感銘を受けた人の1つであることに違いはありません。
高橋がなり
その人生モラルが非常に参考になりますし、自分の共感する部分が大いにあったのです。
どのようにすれば成功できるか、こういうことは大学を含めた学校で講義されることはありません。
今はどうか知りませんが、私の時はそうでした。
しかし、どうしてもそういう人生を送りたいと考えている人は、こういった成功者の哲学を書いた本をどんどん読んでいくことが最重要です。 人が何か自分にしてくれることを待っている人は成功には及びつかないなと、この本を読んで思った次第です。
経営に対する一般的な常識はしっかりと堅持しつつも、クリエイティヴさの開発に余念がなく、人のプランは内奥までよく聞きながら、吟味しながら可能性を探っていく…そんな高橋がなり氏の人間性に感銘を受けましたし、そういう道こそが人間的な、自分にも目の前が大きく開ける人生の王道だと思いますし、日々その考えを実行して、良くなっていっているなということを感じています。
ただ、言われたことだけを踏襲し、それだけで満足し、それに一歩はみ出たら異常としてみなす、そんな考えにはどうしてもならないのですね私は。 そういう思考法で成功できた経営者は私の知る限りいないですね。
https://www.youtube.com/watch?v=jG_Nf4abN-U
これは『マネーの虎』に出演した時の映像ですが、この映像からも高橋氏の人間性の魅力がうかがえますね。
しっかりと希望者のプランの内奥についてよき理解者たるべく真摯に聞きながら、良き点を何とか見出そうとする。
経営の確固たる理念を堅持しつつ、よき提案を希望者に伝える。
人の上に立ったら、こういう人間になりたいな、としばしば思ったものでした。
経営の王道についてのその言葉は、経営の険しい道を貫いて歩んできた者にしかわからない知恵が詰まっていますね。 非常に参考になります。
まず高橋さんのメンタリティですが、これからして驚嘆の思いに駆られます。
ダビング代とジャケットのお金、製作費で計5000万円の出費で作ったビデオが1000本売れただけで終わったもののめげずに、次のビデオを作るに際し、頭金だけ払って、あとは後金で払う約束をしてお金を借り、2500万円で7タイトルを15万本を売ったというから驚きです。
高橋氏曰く、「グーンと伸びるのが一番面白いらしく、守るのなんて面白くもなんともない。」ということです。
また事業を起こし、その展開に際して、全部取りあえずはひいてみろということです。
馬券と一緒で全部が当たるわけはない。
要するに自分はハズレにしょげない人間が事業を起こして成功する、ということです。
しかししょげないでやり抜く、ということは、その内容が面白くないとできた話ではないですね。
ですから、それに賭けていくと決めるものは、自分が心底楽しめるものでないといけませんね。
氏は、ビジネスはトーナメント戦ではなく、負けの残らないリーグ戦であるといっています。
10枚のトランプが裏返しになっていて、その中に1枚だけあたりがあるとして、その中でカンを働かせて1枚引くのではなく、とりあえず全部引くのが成功術だといいます。
本やテレビなどで成功者のドキュメントが流れているのを見ると、カンを働かせて1枚引いて成功したという印象を成功者から受けるのですが、そうではなく失敗にしょげずに全部10枚引いてきたのが成功者だったのがわかりました。
この精神は、ロバートキヨサキ氏にも通じるところがありますね。
氏いわく、「失敗を恐れずに行動し、失敗したら修正をしていこう。」ということですね。
それを、氏の著作ではどれにでも書いてますね。
高橋氏の発想は、アマノジャク的発想だといいます。
これは決してギャンブル的発想ではないということです。
ギャンブル的発想というのは、これがダメだったから次はこうしようという内容を吟味せずただ行動していくこと。
アマノジャク的発想とは、上手くいかなかったときに、どうすればいいかということを内容深く吟味しながら成功に近づけていく発想ということです。
それは、「こんなことできたらいいな!」という思いから始まるのだそうです。
その妄想の網をできるだけ広く張り巡らすことが重要であるそうです。
そうですね。
これまで、『マネーの虎』に出演した大物社長の事業や、『貧乏脱出大作戦』に出演した料理の達人たちは、1人の例外もなくこういう常人とは違う発想でいますね。
これまで学んだことをそのまま踏襲するのだけでは面白くない。
それに自分がしたいことを上乗せして事業を展開している。
『マネーの虎』に出演した、監獄風レストランの『アルカトラズ』の安田久さんはまさにこういうことを実現したエンターテイナーに他ならなかったですね。
安田久
これは何も、これまで学んだことをすべて否定するのではなく、学んだことを土台にしながら、それにアレンジを加える、それが重要なのですね。
枠にはまった人生観では土台無理な話ですね。
それは、つまらないテレビをみていたり、車を運転しているときなど、頭が軽い運転をしているときに大穴あてた発想がうまれたといいます。
これはこれまでいろんな本で膾炙されてきた知的発想法に通じますね。
勉強から離れて、歩いているときに発想が生まれる。
違うことをしているときに発想が生まれる。
だから、その時に備えていつも小さなノートとペンを携えているという知識人がいましたが、今は携帯電話があればすぐに書けるのでそれで充分でしょう。
それでも、その発想を得たいという目的意識がなくては生まれようがありません。
そのためにも、その事業にかける意思がないとだめですね。
そしてその事業が楽しくないとだめですね、当然ながら。
タレントの島田紳助氏は、飲食店を経営していますが、「お客さんがどういうことがあったら喜ぶかいつも考えている。」と氏の著作で書いていますし、『マネーの虎』に出演していたレストランプロデューサーの小林敬氏も、同じことを書いていました。
また、高橋氏は歴史本や松下幸之助氏などのビジネス本、『巨人の星』『タイガーマスク』『あしたのジョー』などの逆境に負けない主人公を描いた漫画を常に読んでいるのだそうです。
そういった人生を明るくするような言葉を自身の頭に入れることによって行動に導くのは、私のこれまでの人生で明らかになってました。
それで実際に明るくなった、だから多くの人にもそういう経験をしてほしい、ということでこのブログでも、そういう経験をさせてもらえた本をいろいろ紹介してきたのです。
やはり成功者たちもそういう文字の媒体に多く触れてきたからこそ、行動の良き指針になり、実際に行動し成功できたということがいえますね。
自分のこれまでの経験知だけで、人生を引っ張っていくのは土台不可能です。
しかし、途中で挫折してしまう人や、間違って行動していっているのに気づかずにそのまま行動を踏襲してしまっているから全然うまくいかないのですね。
『貧乏脱出大作戦』に出てきた失敗者のほとんどは、人から、あるいは本から謙虚に学ぼうという意識が全然かあるいはほとんどない。
自分の得てきた経験知だけで行動し、失敗し修正もしようとしない。
それでいつの間にか借金が重なりもう返済の当てもなくなってしまい破産。
ちょっと残念ですね。
そうならないためには、人から、本から謙虚に学ぼう、修正しようという気概を持たないとだめですね。
それは1つや2つ学んで満足しないで、ずっと永続していかなくてはいけません。
それは世の「成功者」と言われる人の誰もがしていることなのです。
その「成功者」になりたいと考えている人には、うってつけの本の1つであると私は思います、この本を。
やはりその類の本は1冊2冊読んだだけで得れるものではなく、何十かそれ以上読んで、そして行動していってようやくものになるのだとわかります。
その他、高橋氏のモラルとして、「先々のことを考えて行動する」など、いくつも学べる事項はあります。
それらは何も難しいことではないのです。
この本のサブタイトルに「誰でもできるが誰もやらない方法教えます」と書いてあるように選民のみができるものではないと断言できるでしょう。
その成功者に成りたいあなたにこの本を勧めます。
●この本は以下よりどうぞ!
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がなり流! 誰もやらないけど、誰にでもできる勝利の「王道」を教えよう。
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●金持ちや成功者の精神を学びたい人は以下よりどうぞ!
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改訂版 金持ち父さん 貧乏父さん:アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学 (単行本)
これまでに紹介した『マネーの虎』に出演した小林敬、堀之内九一郎、川原ひろし、安田久各氏の経営はあの番組終了後倒産や経営権譲渡の憂き目に逢ってしまいましたが、各氏の理念や信念、経営理論には瞠目すべきものがあると今でも思います。
倒産や経営権譲渡した…だからもう彼らから学ぶべきものはない、というふうには私は考えません。
彼らの人間的な内情等について今でも学べるものがあると思っています。
それに興味のある方は読んでいただきたいです。
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堀之内九一郎 『一生食うに困らない金儲けの王道』
http://hair-up3times.seesaa.net/article/359341489.html?1479487700
堀之内九一郎 『野良犬の成功法則』
http://hair-up3times.seesaa.net/article/415669959.html?1479487968
安田久 『一攫千金』
http://hair-up3times.seesaa.net/article/405012883.html?1479487831
小林敬 『外食.FC革命』
http://hair-up3times.seesaa.net/article/403788303.html?1479487896
川原ひろし 『なんでんかんでんの作り方』
http://hair-up3times.seesaa.net/article/411413810.html?1479488041
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