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この本の著者の文野直樹さんは 2000年代初期に流行っていた番組の 『マネーの虎』に出演していた社長の1人でした。
『マネーの虎』は、ビジネスをしたいと考えている志願者を前にして、5人の大物社長がそのプランを聞き、その内容に納得できたら出資希望額の1部あるいは全部を出す。
その額が志願者の希望額に届いたら、そのお金を出資をしてもらえる、という番組でした。
その番組の大物社長の1人が文野氏でした。
文野直樹
その出演者に対して言う言葉の1つ1つが含蓄に富んでいて、今も耳朶に残る名言を残していてくれたので、私は当時VHSに録画して、それを取り出していまだ文野氏のでたときのをたまに見たりします。
その言葉はやはり経営を現場で経験し、学び、それを成功に導いてきた経験者でなくては出ないものだったので、やはり重く心にのしかかってきて印象に残っているのです。
その他、その『マネーの虎』に出演していた大物社長の出した本については、実際に読んで紹介したので、以下のページに書いてあります。 その大物社長たちの中では、残念ながら倒産の憂き目にあってしまったかたもありますが、であるからといって、その方たちの理念やモラルからは学ぶものがいまだにたくさんあります。
その成功法には大いに学ぶものがあり、失敗してしまったのはその原因があるからで、これからその道で成功したい人は、そこの部分も学んで、これからの経営や生活に生かしていけばいいのではないですか。
そういう意味で、『マネーの虎』に主演した大物社長の本はお勧めです。
以下をどうぞ!
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堀之内九一郎 『一生食うに困らない金儲けの王道』
http://hair-up3times.seesaa.net/article/359341489.html?1479487700
堀之内九一郎 『野良犬の成功法則』
http://hair-up3times.seesaa.net/article/415669959.html?1479487968
安田久 『一攫千金』
http://hair-up3times.seesaa.net/article/405012883.html?1479487831
小林敬 『外食.FC革命』
http://hair-up3times.seesaa.net/article/403788303.html?1479487896
川原ひろし 『なんでんかんでんの作り方』
http://hair-up3times.seesaa.net/article/411413810.html?1479488041
ただ以上の元社長たちとは違って、文野社長の場合は、番組終了から10年以上もたっているにもかかわらず、いまだ成功し続けているということですね。
やはり、継続して成功し続けたいのならば、そういう人に学ぶのが一番の近道でしょう。
文野社長は外食チェーンである餃子で有名な『大阪王将』の社長ですが、別ブランドで『よってこや』というラーメン店を出したのです。
その出した理念は「ラーメン店のチェーン店でうまい店はない」という一般的なイメージを覆したかったからだといいます。
その『よってこや』は、いまだ存続していますし、今は関東と関西を中心に約70店舗を構えているようで、それぞれが月に平均800万円の売上を上げ、最大のパターンは月に1200万円を上げているようです。
チェーン店ですが、いずれも画一的な店舗にはしていないようです。
店を出すときにどういう街か、どんな人々が通るか、ほかのラーメン店とどう差別化をするかを考えて出すようです。 これには私は大いに賛成ですね。
同じ国内といっても、それぞれの地域で事情が違いますから、画一的な店にしていては成功するのは難しいでしょう。
同じ『マネーの虎』に出演していた飲食の社長である小林敬氏とも方法が同じですね。
『よってこや』は、ラーメンマニアと女性をターゲットにしてコンセプトを作ったようです。
これらの人たちは最も厳しい客層だといいますし、その通りでしょう。
また、味だけでなく、店に来たお客様には五感で楽しんでいただくように工夫をしているようです。
その考えには大いに賛同します。
たとえおいしくとも、店内が汚かったり、店員の接客態度が悪かったり、店のコンセプトに合っていない店でしたら、また来たいとは思わないですからね。
そういった視点にも目を移している文野さんには瞠目しますね。
また『餃子の王将』の餃子は非常においしくもあり、またまた食べたくなる魅力を持っています。
この餃子以上のを探すのに一苦労ではないですか?
その餃子を生協のカタログ販売に載せてもいることを知って私は驚きました。
その売り上げは年に15億円にも登るようです!
また、定期的にメニューの見直しや味のレベルアップにも余念がないようですね文野氏は!
これもまた店が存続していくには非常に大切なところですね。
そのことにも、小林敬氏にも共通することですね。
再度、小林敬氏の本を紹介しておきましょう。
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『外食.FC革命』
http://hair-up3times.seesaa.net/article/403788303.html?1479487896
これらの工夫は飲食店には当然のことのようですが、多くの飲食店は怠ってしまいがちの事項のようです。
『愛の貧乏脱出大作戦』に出演した店のほとんどは、今閉店してしまっています。
達人の店で学んで、数年くらいはうまくいったにもかかわらず、結局閉店しまっているパターンがほとんどです。
以下の本に掲載されているお店は一時的に成功しましたが結局閉店の憂き目にあってしまっています。
嘆かわしいことですが…。
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逆に、あの番組に出演し、それ以降いまにおいても成功できているお店は、やはり自分から経営に必要なことは自ら学んで工夫しているのがほとんどですね。
おいしい料理を作ってそれで終わり、というのではやはりお客様は来なくなってしまうのですね。
また文野氏は、数多くのFC本部に加盟してノウハウを学ぶ努力を怠らないようですね。
この有名なロバート.キヨサキは不動産投資を中心に資産を築いてきた富豪ですが、それでも不動産投資においても絶えまぬ勉強を怠らないで勉強し続けなくては成功はできないというのがロバート氏の著作からも明かです。
やはり一度築いたものを維持するのに、努力を怠ってはならないのはどんな分野でも同じのようですね。
『よってこや』のラーメンの味のコンセプトは、とんこつ醤油だそうです。
スープは新鮮だけれども、どこか懐かしい感じのするラーメンが当たると読んだのですね。
そしてそれが当たったのです。
その味を作るに本物の職人を採用したようです。
本物の職人は、自分が納得できるまでとことん追求し、実験し、味を作り上げていくようです。
それこそ原価も効力も無視してのめりこんでいくのですね。
その職人さんは、スープを1口飲んだだけで材料、食材、バランスを理解できるのだそうです。
これには尊大な敬意を払わずにはいられませんね。
豚骨スープを作る際に、やはり煮込むと獣臭さが出るのは必然ですが、その際に化学調味料を使って消すのは文野氏は避けたようですね。
そうではなく、10種類以上の香味野菜をつかって消すことにしたようです。
これにも敬意を払いたくなります。
私も豚骨ラーメンは大好きですが、そこで化学調味料を大量に入れているお店は少なくありません。
そういう店のは確かにおいしいですが、その代わりスープを飲んでいると気持ち悪くなるんですね。
それでこのお店にはこないわ、となってしまうのですが『よってこや』では化学調味料を使わないということなので興味が大いに沸きました。
是非とも『よってこや』で食べてみたいと思いました。
また、味のみならず、マーケティング、運営のエキスパートたちも文野氏の会社にいるようですが、そういった人たちの意見や、それまでに得たノウハウを自分から積極的に聞いて学び、調整しているようです。
そういう姿勢は大いに賛同したいです。
そういう姿勢があってこそ、社員たちはやる気ができるのであり、社内の雰囲気も良くなるのですね。
そういうことを私もこれまでに多く感じてきました。
逆に自分の意見しか耳を貸さない社長のもとには誰もいなくなり、社内の居心地も悪くなるのは必然です。
経営をしていくにあたり、過去の成功に固執しがちになるのはこれまでの歴史をみれば瞭然です。
またヒット商品も、必ずピークを迎え、すぐに同じような商品を出すお店が出てくるものです。
それで売り上げが頭打ちになってしまうのです。
そうならないように、どんどん新しいものを商品に取り入れていくことが必要になってくるのです。
その一環として文野氏は、とんこつ醤油ラーメンのみに固執せず、塩ラーメンも開発したようです。
同じ『マネーの虎』に出演した『なんでんかんでん』の川原ひろし氏は、東京における豚骨ラーメンの先駆的なお店でした。
ピーク時は、ラーメン1杯700円、替え玉150円で出していましたが、その後豚骨ラーメンが林立しだし、もっと東京人むけで、もっと安い店は多く出てきました。
しかも野菜増し、麺増し無料なんていうお店は多く出てきました。
そんな中で、その値段で固執していてはお客さんが来るはずもなく、どんどんお客さんの足は遠のき、 『なんでんかんでん』はあえなく閉店してしまいました。
初期のこのお店のコンセプトは大いに賛同していますし、これからお店を出そうという人には非常に参考になりますので、お勧めしたいです。 ↓
川原ひろし 『なんでんかんでんの作り方』
http://hair-up3times.seesaa.net/article/411413810.html?1479488041
ただ変革時に何にもしていなかったのはいただけませんね(苦笑)
しかし、文野氏の手掛けたお店は今も存続しているのです。
この姿勢には大いに学ぶことができるでしょう、これから飲食のお店を出そうと考えている人は。
どうしたら失敗するのか、どうすれば成功できるのかは、それまでの先人が歩んできた道を知り、成功理論を知ることでしかないでしょう。
それを頭に入れながら、また更に学び続けることで、失敗をしないで、よしんば失敗しても小限で済ますことができて、また成功 できるのではないでしょうか?
それが王道と思われてならないのですね私は。
宗教に入って、失敗しないように、成功できるように祈るなんて言うのは論外です(笑)
そのモラルを学び、また維持したいと思いのかたには是非ともこの本を読んでほしいものです。
●この本は以下よりどうぞ!
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