こんにちは。
今回は、どのように自分のビジネスを決定していくか?
ということを話していきたいと思います。
例は、株式投資で話しますが、その他のビジネスでも応用できる考えであると思いますので、読んでいただけたらと思います。
ある、ビジネスマン向けの投資方法を書いた本に書いてあった文の要約ですが、そこには、
「長期に、20前後の種類の違う銘柄を買い続けそれを20年以上運用し続けなさい。そうすれば、あなたの資産は10倍以上にもなる。」
こんな要旨だったと思います。
木村剛さん著の『投資戦略の発想法』という本です。
これから先の日本は少子高齢化社会である。
そのため、今から年金に頼るよりも、こうした資産形成をすることによって年金をもらえなった時のために備えなさい、ということでした。
こうして退職した後は、その株を毎月売り続けて年金代わりに使え、ということです。
株について知識のあまりない人には、説得力のある本でしょう。
確かに、全然違う銘柄は違う反対の値動きをしますから、同じような職種の会社の株だけを所有敷いているよりもリスクは分散されます。
しかし、この本で見落としているのは、
「長期投資後に、あるいは投資中に大暴落がきたらどうするか?」
ということですね。
確かに、いろんな銘柄に投資することによって、1つの株に集中して投資するよりも、リターンは何倍も大きくなります。
しかし、株式市場というのは、常に上がったり下がったりを繰り返しているのです。
70年に1度必ず大暴落が起きているのです。
長期に分散投資し続けて資産が何倍になったはいいですが、仕事を引退した時にその大暴落が起きたらどうするのか?
そんなことは一切この本に書かれてはいませんでした。
確かに、株式市場は上げ下げを繰り返しますから、その大暴落が起きても持ちなおします。
しかし持ち直すまでに10年はかかるのです。
それまでどうすればいいのか?
そう質問したくなりますが、こういった長期分散投資を勧めている本には、全くこういったことには言及していないのです。
ですから、長期分散投資や投資信託の理論に説得されてしまった人は注意です!
長期分散投資や投資信託に反対する人の意見が書いてある本もまた読まなくてはいけません。
今回はこれにて終了いたします。
次回は、この続きについて書いていこうと思います。
ありがとうございました。
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