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家族社会学会のシンポジウム無事終わる。

2日目の午後、シンポジウムが設定される。

社会科学系の学会の通例である。

 

場所は、神戸。

学会参加のついでに、神戸の街歩きなど観光してみたいと

思うのが人情である。

 

1日目夜の懇親会には、大学院生を含め若手研究者も数多く

参加していたが、

2日目午後のシンポジウムは、有名な研究者ばかりで、

若手はほとんどいなかった。

 

事前の予測では、立ち見が出るかもという話であったが、

ふたを開けてみれば、

随分と少なかった。

想定外とは、このことでR.

 

3人の発表者は30分発表をされた。打ち合わせでは25分という

ことであったが、本番に入れば出来るだけ

発表したいと思うのは人情である。

 

その結果として、私の<討論者>としての持ち時間が減ること

となった。

25分以上の論点を持って登場したが、15分から20分でまとめて

くださいと言われ

<時間短縮だけ心がけた>

 

その結果、短縮しすぎる始末。

時間が余っていることを確認したうえで、スキップした論点を提示し、

再度発表者に回答を求めた。

 

発表者の一人が元日経新聞の編集委員のA氏。

A氏はもうすぐ後期高齢者であるが、知り合った現役新聞記者の頃と

変わりなく<超元気>

 

自信と信念を持って生きていることが体中から滲み出ている。

家族社会学者の葬送たる先生方々の前で、家族を全否定する発言、

家族社会学研究者を

全否定する発言が、シンポジウム後半で出てくる出てくる。

 

誰も止められない。

 

私の予想では、私のコメントに噛み付くと。

ところが、私には噛付かず、家族社会学会全体に噛付いたのだ。

 

私がキャスティングしたわけではない。

どこかで推薦があったのであろう。

ある意味不思議である。

 

まあ、過去の全てのシンポジウムの中で、<最も挑発的であるので>

記憶には強く残るであろう。

 

そんな<過激派>のA氏であるが、12月に彼が主宰する専門家10数名の

研究会で私が発表することになっている。

今度は、私がデストロイヤーになってみよう。

できるかな?

 

まあ、たいそう刺激的なA氏であるが、私には優しいところがあり、

こちらが個人的にお願いしたことは<無視せず>

きちんと対応してくれる常識人でもある。

 

 

 

 

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