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日本版認知症スケールへの問題提起

HDS‐R(改訂版長谷川式認知症スケール)のこと

である。

高齢者福祉と法の授業の中で、HDS‐RとMMSEの

具体的内容を配布し、どちらのスケールにも問題が

あることを具体的に確認している。

 

HDS‐Rについては、問9が不適切であると考えている。

理由は、ジェンダー差がもともと出やすい項目だから。

真面目に考えれば、誰でも問9が不適切だと分かるので

ネット上でも同様の批判がある。

 

それに対して、尺度を改定したチームは、追試したが

ジェンダー差はなかったと反論している。

 

この反論はエビデンスが示されていないので説得力

がない。

 

この尺度への関心を高めてもらうため、授業中に出す

クイズとして、知っている野菜を列記し、その個数を示し

てくださいとお願いした。

 

毎年この時期に行う恒例行事。

今回のトップ賞は、女子学生の47個。

以下、男子の46個、女子の45個、

男子の44個。

 

例年40個あたりがトップ賞なのだが、今年は

かなりその上を行っている。

 

私は20個ぐらいしか書けない。

尊敬に値する。

 

ちょっと変わった野菜として、

黒板に、トンブリ、ノビル、オカワカメ、オカヒジキ

を書いておいた。

 

トップ賞の女子も書いていなかった野菜。

 

クイズの解答時間は、いつも2分から3分程度。

その時間で、40個以上も書ける能力は大したもの

である。

 

1つのクイズに全力で解答する今時の大学生、

大したものである。

 

なお、このクイズの平均回答数は、男子22個

女子27個。

私は、平均を大きく下回っている。

 

どなんしよう。

 

 

 

 

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