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任侠ヘルパーとソルバッケン!

ドラマの世界には疎く、何となく情報を遅れて知ることが多い。大多数のドラマは内容を知ることなく過ぎて行ってしまう。

この任侠ヘルパーも遅れて知った。

でも第2回を見て面白いと思い、以後、木曜日10時を楽しみにしている。

金曜10時は、スポットライトしているので、木金の夜10時には

テレビの前に正座状態。

任侠ヘルパーと言うタイトルを見て、まずキョトンとした。

舞台は、<たいよう>という老人保健施設(アレ、老人ホームだったか、とにかく高齢者介護施設)。

そこで働く人々は、介護職員、介護スタッフであり、決して

ヘルパーとは呼ばない。

高齢者の自宅でサービスを提供する介護スタッフをホームヘルパー、あるいは略してヘルパーと呼ぶので、

どうしても違和感を感じてしまう。

でもドラマタイトルに、<任侠介護スタッフ>、<任侠介護職員>、<任侠ケアラー>もしっくりこないので、

セカンドベストと言う考えで、任侠ヘルパーとしたのであろう。

指定暴力団の次期幹部をかけ、<たいよう>で候補者たちが研修すると言う設定は、荒唐無稽である。

がしかし、任侠界が、かつてのような資金集めができなくなっている以上、ますます増え続ける高齢者介護施設やホームヘルパー事業所に関心を持つであろうことは、荒唐無稽でも何でもない。

もう任侠界が、在宅福祉や施設福祉に深く入り込んでいるかもしれない。

そしてそこでの利益が、団の資金源になっているかもしれない。

任侠ヘルパーのメッセージは明確だ。

在宅介護を放棄した家族への痛烈な批判。

そうした行き場のない高齢者を食い物にする大手豪華有料老人ホーム経営者への痛烈な批判。

さらにそのベースにある、老いることの孤独で押し潰されそうになっている高齢者をいったい今の日本社会はどのように受け止めようとしているのかと言う問題提起。

ドラマの役者も光っている。

草なぎ剛氏と言えば、ぷっすまのゆるキャラのイメージ、この上なく下手な絵を画伯であるかのように自信を持って話すイメージが強かった。

あるいはチョナンカンのイメージが強かった。

でも任侠人もしっかりこなせている。すこぶる器用なタレントだ。

今後はあの奇行を封印し、ドラマ道を突き進んでほしい。

これまであまり、レートが取れなかったが、この任侠ヘルパーをきっかけに、取れる男になってほしい。

黒木メイサもメッサ光っている。恥ずかしながら、このドラマで初めて認識した。

これまで医療の世界がドラマに取り上げられることがほとんどであったが、今回は介護の世界。

その意味でも頑張ってもらいたいと思う。

あまりに任侠界を美化することなく、先に述べたメッセージ性を強く訴えるドラマに仕上げてほしい。

私のようなドラマ音痴が見ているのだから、視聴率も良いのであろう。

すみません、今日は時間が押しています。来てます、来てます。

ソルバッケンは、明日の記事にするばってん。

 

 

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