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大学教授キョトンC日々アラカルト便り!!
特別養護老人ホームのサテライト化!
今日は朝早く家を出て、三重県四日市市に行ってきた。
一言、スピーチするためである。
寝坊してしまうと、一言も言えなくなるので、昨日は早く寝た。
と言いたいところであるが、
夜中2時まで、原稿をまったりとうとうとしながら、書いていた。
睡眠時間4時間。
四日市市の常盤地区に
【サテライト常盤】が4月1日オープンする。
私は、四日市市長寿社会づくり懇話会の会長を7年前からおおせつかっているので、その立場で、来賓祝辞をしたのでR.
サテライトは衛星の意味。
どんな衛星?
高齢者ケアの世界では、<分館>の意味である。
これまで、特別養護老人ホームは100人、150人、200人といった大規模施設であった。
これだけ多くの高齢者がサービスを受ける場所だから、大きな敷地を必要とした。
どうしても街の中心部から離れてしまう。
日本で初めて、四日市市にある<社会福祉法人 青山里会>が、<サテライト型特養>を始めた。
小規模なのが特徴。
今回の【サテライト常盤】は青山里会がつくった4つ目のサテライト。
定員は20名。ショートステイサービスは10名。全て個室。
スウェーデンのユニットケアとほぼ同じである。
違いは、日本のサテライトが平屋であるのに対し、スウェーデンの介護の付いた特別住宅は3階建てが多い。
本館が定員200名だったのが、分館を4つ創り定員が70名となったので、逆に本館が130名となっている。
定員は増やさないのである。
職員配置もスケールメリットがないから、経営的にもペイしない。
介護職員さんのシフトもスケールメリットがないから、大変であろう。
高齢者福祉部門の責任者にその点をうかがうと、やはり今後5年間は赤字だという。
しかし、地域社会に密着したサテライトこそ、介護保険が目指す<地域密着型サービス>であるとのこと。
理想的な考え方である。
三重県内に、別の社会福祉法人が、今後こうしたサテライトを、6か所創る予定だそうな。
東京でもない、大阪でもない、三重県と四日市市が熱い!
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