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88歳の元同僚。

名古屋の大学に勤務していた頃の話。

30年ほど前。

 

私が着任した数年後に元同僚がやって来た。

大手広告代理店を定年退職した後、コミュニケー

ションの社会学担当の教員となった。

 

全くお酒を飲まない同僚であったが、よく飲みに

行った。

2人で飲みに行くことが多かったが、3人の場合も

あった。

昼食もよくした。

 

その同僚は統計学に強いが、SPSSで集計するような

社会調査には全く関心がないようであった。

 

社会学的な関心が多方面にわたっており、その分析

がすこぶるユニークである。

 

投稿することなく私的な分析ということで

終わってしまっているのはもったいない。

 

もう10年ぐらい会っていない。

定年退職後、息子さん家族のいる横浜に引っ越

している。

 

近況報告を兼ねて毎年年賀状を送っているので

あるが、そのお返しということであろう、2本の私的

社会学分析が送られてきた。

 

これまで20本近いレポートを送ってもらっているが

昨日は新しいレポートが2本届いた。

 

そのうちの1本は、上野千鶴子論である。

今日研究室に到着したらすぐ読もうと思う。

 

同封の手紙には、あれだけ飛行機を怖がって

いた私がどのようにそれを克服したのか知りたい

と書かれていた。

 

私が韓国に行くのに、博多に1泊し、釜山経由で

ソウルまで行っていたことを知る数少ない元同僚。

 

その後は、成田で飛行機に乗る直前に、日本酒や

焼酎のワンカップ一気飲みをしていたことを知る

数少ない元同僚。

 

15年前ぐらいから、ワンカップ一気飲みをせずに

素面で搭乗できているので、これは大きな変化で

ある。

 

私的分析をしなくっちゃ。

 

 

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