郵政反対派の「国民新党」旗揚げ・綿貫氏ら5人参加
とりあえず、新党結成おめでとうございます。
ご自分の政治信条に則り、堂々と選挙を戦ってくださいますよう希望します。
さて、社交辞令はこれくらいにして。
いかにも遅きに失し、後手に回った印象を否めない。
自民党公認をもらえなかったから「仕方なく」新党を結成したという経緯からして高い志や決意を感じさせない。いかにも選挙のための急造政党で、これくらいの戦略を事前に立てておけなかったのか?と政治的能力に疑問さえ抱く。
彼らの主張とは「古きよき自民党の復活」以外の何物でもないように思える。私が名付けるなら「自民党クラシック」とか「なかよし党」で、国民新党の「新」の字がとても浮いている。
多くの国民が「自民党の馴れ合い体質」として嫌ってきたものを彼らは愛しているようで、これがニッチ市場を狙った意図的戦略なのかそれとも単純に浮世離れしているのか判断に迷う。
どうやら小泉嫌いの保守層に絞ってアピールしていくようだが、その戦略は正しいとして、平沼氏を誘い込めなかったのはいかにも痛い。対北朝鮮強硬派であり靖国参拝でも愛国者ぶりを主張している平沼氏が参加すれば、選挙目当てにでっちあげた感を少しは薄められただろうに。平沼氏も「自分の選挙は安泰だから反対派の同志たちがどうなろうと知ったことではない」みたいな姿を見せてしまい男を下げたのではないか。まあどうでもいいけど。
立党のいきさつを別にすれば、改革派・小泉自民党を批判する「真正保守」の政党ができたのはよろしかったのではないか。私は以前から小泉さんは保守というよりはリベラルだよなあと思っていた。たぶん小泉自身は「保守でもリベラルでも好きなように呼べ、俺は俺のやりたいことをやるだけ」と言うだろうけど。
郵政民営化法案に反対して衆院選で自民党非公認となった綿貫民輔元衆院議長、亀井静香氏らは17日、国会近くの憲政記念館で記者会見し、「国民新党」の結成を正式発表した。代表に綿貫氏、幹事長には亀井久興氏が就任。ほかに自民党を離党した長谷川憲正氏と民主党に離党届を出した田村秀昭氏の両参院議員が参加し、5人でのスタートとなった。
綿貫氏は会見で、小泉純一郎首相と自民党執行部が郵政民営化反対派への対抗馬擁立を進めていることについて「1法案について信じることを堂々とやった人間を党からはじき出すのは断じて許すことはできない」と批判。「刺客と称して対抗馬を立てるのを座視するには忍びないとの気持ちで立ち上がった」と結党の理由を説明し、「トップダウンと称して密室でつくった政策を押しつけることのない政治のため、先兵となる」と強調した。
とりあえず、新党結成おめでとうございます。
ご自分の政治信条に則り、堂々と選挙を戦ってくださいますよう希望します。
さて、社交辞令はこれくらいにして。
いかにも遅きに失し、後手に回った印象を否めない。
自民党公認をもらえなかったから「仕方なく」新党を結成したという経緯からして高い志や決意を感じさせない。いかにも選挙のための急造政党で、これくらいの戦略を事前に立てておけなかったのか?と政治的能力に疑問さえ抱く。
彼らの主張とは「古きよき自民党の復活」以外の何物でもないように思える。私が名付けるなら「自民党クラシック」とか「なかよし党」で、国民新党の「新」の字がとても浮いている。
多くの国民が「自民党の馴れ合い体質」として嫌ってきたものを彼らは愛しているようで、これがニッチ市場を狙った意図的戦略なのかそれとも単純に浮世離れしているのか判断に迷う。
どうやら小泉嫌いの保守層に絞ってアピールしていくようだが、その戦略は正しいとして、平沼氏を誘い込めなかったのはいかにも痛い。対北朝鮮強硬派であり靖国参拝でも愛国者ぶりを主張している平沼氏が参加すれば、選挙目当てにでっちあげた感を少しは薄められただろうに。平沼氏も「自分の選挙は安泰だから反対派の同志たちがどうなろうと知ったことではない」みたいな姿を見せてしまい男を下げたのではないか。まあどうでもいいけど。
立党のいきさつを別にすれば、改革派・小泉自民党を批判する「真正保守」の政党ができたのはよろしかったのではないか。私は以前から小泉さんは保守というよりはリベラルだよなあと思っていた。たぶん小泉自身は「保守でもリベラルでも好きなように呼べ、俺は俺のやりたいことをやるだけ」と言うだろうけど。