写真は導入直後に撮ったものである。
生産地から付けてきた「とうらく」がそのままである。
牛たちは、早朝に到着するが、午前8時頃にトラックから降ろして、導入牛用の牛舎に「とうらく」付けたまま放して、給水させ、乾草を与えて休息させる。
午後1時半頃に獣医師の定期往診があり、その時に前頭を捕まえて柵に繋ぎ、前述したように予防ワクチンなどを接種する。
この時、牛を捕まえるために「とうらく」を付けたままにしておくのが通例で、それが終われば、「とうらく」を外して放す。
今日は、導入担当者らと、それらの導入牛を見ながら、子牛の見方の検討会を開いた。
大多数は、導入価格通りで、及第点を付けられるが、2~3頭、前述した巻腹の牛について小言を言うはめになった。
こうした機会を積み重ねることで、牛の見方や、それ相応の価格設定が、瞬時に出来るようになる。
A牛は良かったとか、B牛はこの様な点が今一であると言うようなことをシビアに検討することが、肥育する側では、大変重要なことである。
とくに、種雄牛が日進月歩で入れ替われば、それらの肥育結果をもとに、その能力を把握しながら検討会を継続することが、センター全体のレベルアップに繋がる。
買いっぱなしでは、レベルアップには繋がらない。
…売りっぱなしではレベルアップ出来ないと考えています。
まだ何もわからず、
「平茂勝は気高系」とかメモをとっていた頃、
近所のおじぃは、
「250㎏あればいい値段で売れる」と言っていたのですが結果を見ると必ずしもそうではなく、
その時からセリ名簿とのにらめっこが始まりました。
(恥ずかしい話ですが、
未だにDGの概念を理解していない生産農家がまだいます。)
その当時、
前月のセリで高値で売れた♂♀50頭づつ計100頭が掲載されていたのを 参考にさせてもらっていたのですが、
個人情報保護法を理由に掲載されなくなってしまいました。
農協の方に個人名は必要ないから掲載を続ける様お願いするも取り合ってもらえず悔しい思いをしたのを未だに忘れられませんが、
結果的には全てのセリ牛に目を通す事により随分と勉強になりましたが。
昨年セリ値が暴落した際に農協の職員がセリ結果の上位50頭のコピーを持って来て、
「これを参考に種付けを…」と言い出した時には呆れて怒る気にもなりませんでした。
家保や改良普及センターの方はずっと色々なデータを提供してくれていたのに何を今更…。
と、
愚痴になってすみませんでした。
生産農家も売りっぱなしにせず、
セリ結果からその牛が何故高く、ある
また長かった様です。
生産農家も売りっぱなしにせず、
セリ結果からその牛が何故高く、あるいは安くなったのかをきっちり分析して今後の生産に役立てていきたいですね。
f^_^;
初めての書き込みですが、このブログで非常に勉強させていただいております。
ありがとうございます。