飼料難がらみもあって、飼料の高騰に歯止めが掛けられない状況が続いている。
飼料だけかと思っていたら、鋼材も急騰し、畜舎の新築や立替もままならない状況である。
黒毛和種を扱う肥育センターにとって、由々しき状況である。
この難局をどのようにして乗り切るかが、経営者の悩みの種であろう。
平均60万円の素牛を出荷する頃には、枝肉相場はどのようになっているだろうかと、掌に冷や汗をかきながら寝床に向かっている畜主の姿が目に浮かんでくる。
全ての飼育経費を算出すれば、現状では、45万円は掛かっている。
素牛代を加算すれば、105万円でトントンである。
経費を5万円減らすには、約4ヵ月短縮しなくてはならない。
そうなると、枝肉の仕上がり具合が気になる。
それでも100万円で販売しなくてはならない。
少なくても枝肉重量を500kgに持って行くとして、枝肉単価は、2,000円を確保しなければならない。
それには、A-4のピンでなければならない。
現状では、かなり厳しい相談になりそうだ。
だから、ピンの素牛ではなく、中程度に留めておけば、45万円程度の素牛代となる。
そうなると85万円で何とかなる。枝肉単価は1,700円で良いことになる。
大損はしなくて済むはずである。
(^_^;)/
原油高もまだまだ続きそうで、
明るい話題が何かひとつでも欲しいですね。
ところで、
写真の牛はどんな系統なのでしょうか?(可愛いですね)
もし、差し支えなければお教え下さい。
産んだ子牛を舐めもせず育児放棄の状態だった母牛が、
ようやく母性本能に目覚めお乳を飲ませる様になり、
今日群れの中にもどす事が出来てホッとしています。
(^^ゞ
初産で逆子を経験した牛は、その後も難産が続くことがありますね。
分娩に疲れて子牛どころではない場合があります。
無理矢理授乳させても、子牛を蹴飛ばすことは良くあります。
piyoさんちのも難産がもとでしょうか。
それと、分娩時に慣れない奴が牛舎の前をうろつくと、神経質の母牛は、牙を剥きます。
分娩直後は、白目を剥いて襲いかかろうとします。
子牛を守るためです。
そんな場所に畜主であってもなくても背広など着て見舞うものなら、とてもやばいです。
畜舎はいつもの作業服に限ります。
一番の極めつけは、大事な子牛が生まれるからと、呑み会の後に分娩室に入ることです。
神経質な母牛は、猛獣化して襲いかかり、あばら骨1本や2本では終わらない例が多々あるようです。
親の心、子不知と言いますが、母牛の心、畜主不知では困りものです。
写真の牛は金幸、平茂勝、紋次郎です。
血統には不足はないですが、この様に毛艶が良いと言うことは、大きく育ちますが、肉質は判りません。
07.1の導入です。因みに母牛は84.0点獲得していますが、これまで登録点数毎の肥育成績を調べましたが、相関関係はありませんでした。
やはり、高得点の母に相性の良い交配こそが良い成績に繋がるようです。