牛コラム

肥育牛と美味しい牛肉のはなし

近畿東海北陸連合肉牛共進会

2009-11-22 23:28:14 | 枝肉
共進会展示場風景



去勢牛の部で最優秀賞となったリブロース切断面


本日(11月22日)、京都市中央卸売市場第二市場に於いて第56回近畿東海北陸連合肉牛共進会が開催された。
兵庫・京都・滋賀・福井・三重・静岡の1府5県から、100頭(雌43頭、去勢57頭)の出品がった。
雌牛の部では、三重県鈴鹿市から出品された出生地岐阜県産で飛騨白清の産子が最優秀賞に選定された。
去勢牛の部では、京都府亀岡市から出品された出生地宮崎県産で福桜の産子が最優秀賞と農林水産大臣賞に選定された。
最優秀賞の雌牛は枝肉重量479.1kgで唯一のBMS no.12、去勢牛は608.2kgでBMS no.11であった。
因みに、雌牛はBMS no.12が1頭、11が3頭、去勢牛は11が4頭であった。
全体的な肉質の格付け割合は、5等級率は43%、4等級率は47%、3等級以下が10%であり、数字的には共進会の面目を果たした感はあったが、BMS no.12が100頭中僅か1頭は若干寂しい結果となった。
中でも静岡県勢は、出品頭数11頭中5等級が9頭で5頭級率81.8%と好成績であったが、兵庫県勢は、BMS no.8の2頭が最高ランクでかなり成績低調であったことが印象的であった。
セリ価格は、最優秀賞の雌牛が5,300円/kg、去勢牛が6,020円/kgであった。
次回は、神戸市での開催予定であることから、兵庫県勢の巻き返しを期待して会場を後にした。


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