牛コラム

肥育牛と美味しい牛肉のはなし

子牛市場の再開と不安と

2010-07-12 23:08:08 | 素牛


いよいよ鹿児島県も南西諸島での子牛市場を7月20日以降に開催することが決定したようである。
この地域では、奇数月に市場が開催されるが、5月セリが延期となったため、今月は5月セリの市場名簿をそのまま活かしてセリに掛けるとのことである。
本来7月セリの分は8月に開催され、7~9月の3ヶ月間は毎月の開催となる見通しである。
このように本来2月に1回開催される市場では、9月開催時から市場閉鎖の影響を受けなくてすむことになる。
しかしながら、本来毎月複数日開催される市場では、セリ頭数が多い分、その影響が長引くこととなる。
一方、今回の口蹄疫発生の影響がらみで、東北北海道へ購買先を一時的に変更した購買者らも、ある程度の買い控えが有るため、和牛の主産地における市場再開を鶴首の思いで期待していたはずである。
これまでに再開された子牛市場のセリ価格については、高値が付いたところややや下落した箇所など様々である。
購買者の育成法により、多少の月齢の高い子牛については、無関係に競り落とすケースも有ろうが、粗飼料での買い直しを実施しているセンターなどでは、子牛が配合のみを好むケースが多く、買い直しに苦慮しそうである。
子牛生産者側で粗飼料の利用性に富む飼い方が続けられていることを願うのみである。






最新の画像もっと見る

25 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Unknown)
2010-07-13 04:36:22
鹿児島もようやく日程決まりました。自分の地域は8月からになりました。また4・5月の待機中の牛は爪切りもやり直しとなっている為にこれからが大変ですが、値段よりもまずは牛が大きくなっている為に牛・購買者・生産者が怪我がなく無事に終える事を祈ります。
自分の牛も去勢がいますが購買者からの評価がどうでるか楽しみです。
返信する
Unknown (うづき)
2010-07-13 05:49:12
鹿児島は市場再開ですね。よかったです 宮崎は立入禁止かな?できれば買いに入りたいです。今のとこ子牛セリのみですか?成牛はしばらくないでしょうかね?
返信する
Unknown (Unknown)
2010-07-13 14:40:56
八重山、多良間、宮古島の三島は想像以上の値下がりをしました。セリ会場で笑顔で買っている購買者とは対照的に、生産者の顔は苦渋苦痛に満ちていました。是非ともご来島ください。そして小さな市場を救ってください。
返信する
五島市場 (牛極道)
2010-07-13 16:56:55
間違えましたね市場選択!
こちら五島は今日から初日ですが、べらぼうに高いです。
只今ヌキを24頭落としましたが、落とし値で455000円也。

南に下れば良かった。
後悔先に立たず。
返信する
牛童 (お尋ね?)
2010-07-13 21:48:24
肥育生産者さんは、素牛市場は安い地域を選んで購買されるのですか?特定の市場で、特定の繁殖生産者の素牛を買い付けて成績内容をリターンしながら成績を安定するシステムは取られてないのですか?確かに、安い市場を選んで購買すれば、安値で買い付けできるでしょうが、育成内容・系統など地域により違いがあるので肥育の仕方も変える必要があると思いますけど、如何ですか?
返信する
肥育さん色々 (Unknown)
2010-07-14 06:17:52
素牛の買い付けは、一般の消費者が買い物するのと同じでバーゲンセールが好きな人とブランド品が好きな人と別れると思います。買い付け方としては、自分の力量に応じてこだわりを持つて買い付けしている肥育屋さんがいい経営をしているように思えます。全国平均より安値の市場はそれなりのリスクがあると思います。
返信する
Unknown (Unknown)
2010-07-14 07:44:18
社長のお供でセリについてきてます。



自分はまだまだ牛が解ってないなぁと落ち込みます。


自分なりに良いなぁと思う牛はなんで!という値段で落ちたり、除外していた牛が高値が付いたり。

社長曰く…牛そのものも値段の根拠だが、セリは生き物だぞぉ!
……まだまだ僕にはこの意味が解りません。
社長にちょっとでも近づけるように日々勉強します。
返信する
やっぱり? (南の牧童)
2010-07-14 08:04:18
今回の口蹄疫撲滅処理で感じるのは、最初から国と県の対応内容が違うため292例目まで感染したのだろうと思う。3カ月近く経つのに、まだ種牛の事で揉めている。選挙で民主党が議席数を減らしたので知事が強く出ていると思う。こういう状態では感染地域の清浄化は望めない。木を見て森を見て無い気がする。国のリーダーと県のリーダーが意地の張り合いしていては、畜産生産者は救われない。法令で決まっている事を特例で認めるからこういう事態になる。判断される方は、口蹄疫拡散中の事を振り返り苦い思いを2度と繰り返さないよう対応して頂きたい。
返信する
Unknown (Unknown)
2010-07-14 08:56:01
誰がどう考えても種牛は殺処分でしょ。
山田農水大臣は当たり前のことをいっているだけ!!意地の張り合いを行なっているわけでは無いと思う。
宮崎の行政がこんなんじゃ、293例目出そう。
返信する
Unknown (Unknown)
2010-07-14 12:46:00
知事がいくらパフォーマンスしても、山田副大臣から農水大臣になっているので今まで通りにはいかない。当時、山田さんは宮崎と政府の間で相当判断に苦慮したと思う。こういうゴタゴタで最後に被害に会うのは宮崎の生産者だと思う。この件が長引けば、再建復興に影響が出てくる。首長は将来の地域住民の事を考えて国からの援助を断ち切らないでほしい。
返信する

コメントを投稿