牛コラム

肥育牛と美味しい牛肉のはなし

いつも後の祭り

2010-11-02 17:00:50 | 素牛


マイコプラズマに罹患した導入子牛が断続的に診られるが、獣医師の試行錯誤の甲斐あって、一応の治療法が定まったようである。
獣医師に感謝感謝である。
9月に初発があり、過去30年間では発症の経験がなかっただけに、同菌の常在が案じられているところである。
聞くところによれば、「何を今頃になって経験した?」といわれるほど各地で発症を経験しているようである。
宮崎県での口蹄疫の発症により、九州地方が市場閉鎖となったことから、肥育素牛を探して見知らぬ家畜市場から4回導入したが、それらの疾病情報を意識すべきであったと、後悔の念である。
結果的には、このような経験をすることで、より効率的な肥育経営を会得することにもなる。
発育の善し悪しや体型、血統を詳細に吟味するのも必要であるが、一目することで、健康な牛であることを直感する審査眼を経験的に得ることが、経営にどれだけプラスになるかを改めて実感できた次第である。
 


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4 コメント

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Unknown (うづき)
2010-11-03 07:22:35
マイコプラズマですか。私たちの牧場はホルス F1和牛といますが、やはりホルス F1のほうが導入月齢早いので小さい牛から発症しますね…正直今まで経験されてなかったということはすごいことですよねなんだか私がおもうに和牛のほうが弱い気がします。
繁殖もいるので、発症しないよう必死です
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別件ですが? (Unknown)
2010-11-03 08:24:55
コラムファンの方々にお尋ねします。皆さんは「 TPP 」問題は如何にお考えですか? 賛否両論あると思いますが、良かったら教えて下さい。
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Unknown (東北の牛飼い)
2010-11-03 16:11:48
続報ありがとうございます。
子牛が良い方向に回復しているとのことで本当に良かったです。
マイコプラズマというのは、単体で感染しているとは考えす、複合感染していると考えて治療することが効果的です。
前のコラムの写真を見た感じ、複合感染と考えられます。

私の担当獣医師は、「東北も肺炎の季節になってきた」と言ってました。
免疫の形成、早期発見治療が大切ですね。
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Unknown (Unknown)
2010-11-04 22:31:31
TPPって具体的にどんな事ですか?
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