牛コラム

肥育牛と美味しい牛肉のはなし

美味しい牛肉生産

2010-02-12 23:44:23 | 肥育
不飽和脂肪酸が多ければ、風味豊富で美味しい牛肉が生産されるとのことで、多くの肥育関係者は少なからず意識しているであろう。
この不飽和脂肪酸には、味と深く拘わっているオレイン酸割合を多くすべしとしている。
それには前期からTDN値が低くDCP値の高い配合飼料を与えると良いと言い、それを実践している組合組織があったり、糟糠類の割合を多くすればいいなども聞く。
何れにしてもそれが確実か否かは、定かではない。
最近はオレイン酸云々をブランド化の条件にしている箇所があったりで、それらの手法を口外しないケースもある。
何れにしても、さらに美味しい牛肉を目指すには自らそれらを試すしかない。
筆者らは肥育に不可欠な穀類・糠類と5 %未満の補足飼料は何れもバランスよく配合しているが、牛肉の味については評価頂いている。


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4 コメント

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究極のブランド (Mac)
2010-02-13 06:04:14
宮崎・鹿児島ではブランドの付加価値を高める為に同地で生まれ同地で肥育された黒毛和牛だけを消費地にブランド牛肉として売り込みを推進している。大分に豊後牛があるが確立した牧場生産が無く肉質が安定してない。熊本では経済連が色々とネーミングして売り出しているが宣伝費ばかりかかり殆ど流通していない。ブランド牛肉にこだわりがあるが生産者にはコストの見返りは少ないように思える。皆さんは何にこだわり付加価値を上げていますか?肉屋さんからのリクエストは安定した肉質と安定した供給量らしいです。何事も安定していなければブランド力は付かないようですね。
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オレイン酸 (牛好き少年)
2010-02-13 09:24:38
私の地元では牛肉のオレイン酸含有量に注目し、地元ブランド牛のオレイン酸含有量の測定などの取り組みを行っています
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思い込みは危険 (牛好き中年)
2010-02-14 09:15:10
農産物のブランド化を目指しトライしておられますが、果たして進みべきこだわりか解らない。世の中バランスがあり、価格と品質、高級品と低級品、トヨタとGMとクライスラー、和牛肉とホルスタイン牛肉、それぞれシェアがありウェイトが拡大し過ぎるとリスクも拡大する。以前、牛乳がnonGM飼料で生産したが特に消費者が喜んで購入したわけでも無く、生産者が利益を得たわけでも無く、結局は生産コストが上がっただけだった。トヨタが、今世界中のマスコミからバッシングを受けている。何故だろう、シェアを拡大過ぎると驕りがでてバッシングも酷くなる。儲り過ぎたら損する、これが世の中の仕組みなのかもしれない。
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消費者が望んでいる肉 (牛好き老人)
2010-02-14 18:51:05
安全、安心、値ごろ感。消費者が求めている牛肉を生産していきたい。脂質などは業者がこだわっているだけだと思います。
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