八重山市場5月セリの子牛相場が金曜日の新聞に掲載されていた。
総平均価格が、28万円で依然厳しい相場が持続している。
この市場に出荷している和牛生産者から、セリ価格が今一であったとコメントを頂戴した。
通常購買者は、①子牛の瑕疵を含めた健康状態、②発育状態、③生後月齢、④血統、⑤体型の良否、⑥産次、⑦生産者の育成実績などを寸時に判断してセリに挑んでいる。
中でも、敬遠したくなるのが、発育に問題があり体幅に欠ける子牛、9産次以降の子牛、生後220日令以前と300日令以上の子牛、体重220kg以下と300kg以上の子牛、血統では3~4代祖の種雄牛の能力が把握されていない場合などを重視している。
産次については、8産次以上については、その肥育成績が右下がりであること、父牛については、常に上物を産出する優れたものの他、新米種雄牛に着目している。
年々優れた種雄牛がデビューしている傾向にあるためである。
子牛生産者は、購買者の目を盗み、これらの条件に叶う子牛生産であれば、厳しい相場ではあるが、次第に納得のいく結果が得られるはずである。
現状でも、良い子牛は、それ相応の高値で競り落とされている。
その様な子牛の高値条件が、如何なるものかを把握するかにかかっているとも言える。
前回のコメントは少し大袈裟だったかもしれません。
安かったとは言え、
もう一頭の値段と足して2で割れば去勢の平均よりも良かったわけで、
近所の農家さんに「贅沢言うな!」とおこられました…。
①②③⑤はクリア出来ていると思っています。
④⑥は完全にアウト。
⑦は微妙なとこですね。
しかし、
キロ単価が\1,000以下は悲しいです。
A3の単価があがれば、
今回の牛ももう少し評価してもらえたのでしょうが…。
来月のセリに上場する牛も11産目です。
さて、
関西地方では新型インフルエンザがその猛威を奮っていると聞きます。
師匠もくれぐれもお体に気をつけて下さい。
f^_^;