写真2 ワイヤを左右に引きながら角を切断中
写真3 切断が終了した角
④除角する(2)
同様の除角器に3)コンベックスというものがある。これも全長が1m以上あるが、キーストンの刃は上下に切れるが、当器は半円径状の内刃が中心にあり、その外側に沿うように半円状の受け金があり、2本の木製の柄を狭くすることにより、両刃が密着することで除角するという器具である。
また器具と言うより、文字通り数本の針金を縒ったワイヤの両端を、術者が掴む取っ手(除角ハンドル)に固定して、ワイヤを角の切断面に当てて、術者が左右に引き返すを繰り返すことで除角する4)除角ワイヤが有る。
写真2は、子牛市場から導入して間もなく除角し、10産を終えて、他所から戻ってきた老廃雌牛であるが、若齢時に除角することで、残った角地が変形して徐々に伸び、項と耳の付け根辺りの皮膚に食い込もうとしていたため、除角用ワイヤで切断中の写真である。
写真3は、同ワイヤで切断した断面である。
この他、水道の給水管などに用いられている塩ビのパイプを、一気に切断する専用の5)鋏を利用して除角しているケースもある。
(´∀`)/
以前ブログで紹介されていた牛ですね。
たしか加熱により煙が出たと記述されていた様に思います。
前の牧場でワイヤーによる除角は何度かやってみましたが、
煙を見た事はなく印象的でした。
血管がある場合は、
血で滑って切れ味が悪くなった記憶があります。
やはり除角は極力避けたいと思っています
(`∀´)/