牛コラム

肥育牛と美味しい牛肉のはなし

黒毛和種の毛並み

2009-12-09 23:32:07 | 牛の躯



写真は、H20/9に導入した黒毛和種去勢牛の被毛の状態を撮ったものであるが、肩から腰角付近にかけて、砂丘の風紋様に波打っている被毛の状態である。
被毛に触ってみると、被毛は細く蜜食していて実に柔らかい。
30~40年前の頃に、兵庫県美方産として導入されていた和牛に、この様な毛並みをしたものが結構いたことを思いだした。
現在1,000頭程度いる中で、この様な毛並みの牛は他には見あたらない。
この牛の父親は北国茂(北国7の8、糸光、静)
母は美津照(美津福、 照長土井、 第2安鶴土井)
母の母の父は平茂勝(第20平茂、宝勝、福花5)であり、父が糸系、母は但馬系、母の母の父は鳥取系であり、適度に様々な血液が混ざり合っている。
この毛並みの良さは、母親の遺伝子を強く受け継いでいると思われる。
それが正しければ、優れた肉質を潜在的に有していようと目下期待しているところである。



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