栗野的視点(Kurino's viewpoint)

中小企業の活性化をテーマに講演・取材・執筆を続けている栗野 良の経営・流通・社会・ベンチャー評論。

「やらせメール」問題の対応に見る九電トップの奢りと勘違い(1)(2)

2011-11-02 17:05:37 | 視点
 九州電力(以下、九電)が「やらせメール」問題への対応で揺れている。

というより対応の仕方にガッカリした。これが九州を代表する財界トップの対応かと。

「九州を代表する財界トップ」と言っても九州経済に詳しくない人にはよく分からないかもしれないが、九州経済界にはいくつかの団体があり、そのうちの一つに九州経済連合会(略称、九経連)がある。

九電の現会長、松尾新吾氏は九経連の会長をも務めているのだ。

因みに九経連の代々会長は九電の会長が就任するのが慣例になっている。

 察しがいい読者はこの構図を見ただけで大体分かるだろうが、要するに庶民感覚などは全く持ち合わせていない人が九州経済界のトップに君臨しているわけだ。

 松尾氏は7代目会長だが、以前九経連4代目会長に九電本社でインタビューしたことがある。

            (中略)

「そんなことは君に言われる問題ではない」と怒って、突然立ち上がり、腕時計を見ながら「もう時間がないから」と退席しようとした。

これには驚いた。

 実はこの頃、私はよく財界トップを怒らせていた。

正確にはこちらが怒らせたのではなく、相手が勝手に子供じみた怒り方をしていたのだが。

            (中略)

 思い当たったのは地方財界人の取材不慣れと地方メディアの御用聞き化だ。

要は九州の財界トップはメディアを自社広報係としか見ていないし、メディア側も「ご意見を拝聴」する御用聞き取材が中心になっているということだ。


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