くまわん雑記

時々問い合わせがありますが、「くまわん」というのは、ある地方の方言です。意味はヒミツです。知る人ぞ知るということで。

自民党総裁選に見る世論調査と映像のギャップ

2007年09月18日 | Weblog
各紙世論調査では、次期総理総裁として期待するには、福田氏だそうだが、その一方で、TVに映し出される街頭での麻生氏人気。

これを一体どう理解したら良いのか?

可能性のいくつかとして、
  1.世論調査の仕方に問題があり、調査結果は実態と乖離している。
  2.TVに映し出される麻生人気は、画像報道にしばしばありがちな 疑似現実
    であり、映像こそ真実を伝えていない。
  3.TVに映し出される麻生人気は都市部の現実を映し出しているだけで、格差
    と疲弊に苦しむ地方での麻生人気は決して高くない。世論調査の結果との
    間に矛盾した印象を与えるのはそのため。
  4.麻生人気は、アキバがそうであったように街頭演説が事前に知らされた結
    果、麻生支持者が集まった結果あのような状態になっただけで、実は
    あの場限りの特殊な状況に過ぎない。
などなど。

もっとも、映像の力は大きい。小泉総理総裁誕生の際もそうであった。しかしながら、某TV番組のコメンテーター氏が指摘していたように、麻生氏にかつての小泉氏のような「発信力」があるかどうか疑問だ。確かに麻生氏の演説、福田氏のおもしろくもない平板なしゃべり口調に比べて、内容はさて置き話術としての面白みはあるのかもしれない。ただ、「自民党をぶっ壊す!」のようなパンチのある言葉が出てこない限り、今の自民党内での絶望的劣性と世論調査結果に出た数字を覆すことはできまい。まあ、それでも、今回福田との違いを演出できればできるほど、負けても今後につながる負けとなるのだろうけど・・。

それにしても、福田氏のあの曖昧模糊、具体策を含まない言葉の数々はなんなのだ。拉致問題は自分の手でと言っておきながら、日朝交渉の詳細を知らないから具体策は今後? 大見えきっておいて、中身はこれからというのは、これ「羊頭狗肉」と言わずして何といようか。いや、場合によっては、「羊頭腐肉」か「羊頭人肉」かもしれぬではないか。これが福田スタイルなのか、それとも他派閥から支援を受けたがためにいまだ短期間の間に政策調整が付いていないがための「曖昧戦術」ということなのか・・?

前者であるとするならば、福田スタイル、早晩国民、マスコミの指弾を受けることになろう。後者ならば、結局福田色を打ち出せず、かえって悪い意味での旧来の自民党政治への先祖がえりを世論に印象付けるだけに終わり、やはり早晩世論の支持を失うことになろう。

結局、あの演説ぶりといい、あの曖昧なしゃべりのスタイルよいい、今時というかこれからの政治家でもなければ、総理総裁として一国を指導していくタイプでもないんだよなあ・・・。所詮、家の中で前掛け着けて台所に立っていればいい「女房」が、いきなり裃二本差しで表に出てくるようなもので、うまくいくはずもないのだ。いかにも時局が自らを総理総裁候補に押し上げたかのような口ぶりだったが、まあ幾分時局というものもあったとして、正確にいえば、時局が氏のもともとあったスケベ心をくすぐった結果の今回の出馬ということなんだろうが、馬の脚がいきなり、生じめつけて主役を張ったところで、無理なんだよなあ・・・。

福田さん、分際をわきまえないといけないよ!
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