くまわん雑記

時々問い合わせがありますが、「くまわん」というのは、ある地方の方言です。意味はヒミツです。知る人ぞ知るということで。

福田康夫は総理総裁の器にあらず その2

2007年09月17日 | Weblog
「まあ出ようと思った」

本当にそう言ったのであれば、冗談じゃない。

総理総裁をそんな気持ちでやられて一番迷惑を被るのは国家国民だ。甘い気持ちで政権握ったボンボンの次は、隠居してもおかしくない爺さんが適当な気持ちで、自身も認識している「難局」に立ち向かおうと言うのか?冗談じゃあない。あなたには無理です。お高いと言われているプライドがズタズタ、体もボロボロで失意と汚辱のうちに政権の座を降りることは必定。晩節をそのようなかたちで汚さずとも、さっさと政界を引退し、孫でも膝の上に抱いているのが一番かと? それがあなたにとっての、国家国民への最大の貢献です。

だが、この「まあ出ようと思った」、おそらく、きっと本心ではあるまい。一部報道によると、安部政権後の以前から既に政権への思いはくすぶっていたそうではないか。難局であることからそれなりに前途多難は覚悟していたのであろうけど、同時に「喜々として」自身を推す党内の声を耳にしていたのではないのか?

そうだとしたら、本当に嫌な性格の爺さんだなあ・・。自分でもいう「陰」な人間の典型だ。男は「陽」、国家指導者も「陽」であるべきだと思うのだがなあ・・。
国民世論も早晩この「陰」な指導者を倦むようにはなるだろうけど。「陰」は所詮日陰の者、舞台裏にいるのが役割なのだから。分際をわきまえず位人臣を究めようとは・・・。

その福田氏、靖国参拝についても、「相手がいやがることをあえてする必要はないのではないか。配慮しないといけない」と言ったとか?

これも冗談じゃないね。相手が嫌がることがボツならば、クジラやめましょうよ、白人どもが文句言うから。グリーンピースが怒っているから。豚肉食うのやめましょう、世界に数多いるムスリムたちが忌み嫌うから。あなたも、総裁選に出るのやめましょう、ある調査によれば28%くらいの人しかあなたを総理に相応しいとは思っていないんだから。つまり残りはあなたに対して直接、間接に「NO]と言っているんだから。

福田氏の言い分でいくと、そうなるんですが、そういう結局墓穴を掘るようなことは言わない方がいい。

結局福田氏の靖国をめぐる判断基準は「相手」様のご言い分、ご判断だそうな。じゃあ、その「相手」様とは?言うまでもなく、「中国様」、「韓国」様ということになる。そうした隣国「様」のご意向に配慮して判断すべしということは、換言すれば、少なくとも靖国に関して、福田氏は、我が国は国家主権を放棄して判断すべき問題だということになる。主権の不可侵を我が国はその隣国「様」方に対しては放棄するということになる。相手の主権への侵害を許容するということになる。

自国のために殉じた者たちを祀る場をめぐる問題、またその祀り方(「祀る」に語弊があるのであれば「慰霊」か?)をめぐる問題を、自国ではなく他国にお伺いを立てて判断する。もし福田氏がそうするべきと信ずるのであれば、その隣国「様」方の慰霊の在り方についても御意見を申し上げて欲しいものです。それが主権国家対等の原則に沿った行動かと?

相手の嫌がることはすべきではないと真に思うのであれば、中国様に対して、「資本主義を敵視する共産主義を共謀することはおやめください。ですから中国共産党という党名も変更してください。我が国も資本主義国ですから」くらいお願いしてみたら?できない相談なとは分かっていますけど。

慰霊の在り方という、その国家、民族の心情・信条や、文化、伝統の問題を他国に言われて決める、他国の顔色をうかがって判断すべし、と平気で言ってのける人間が国家のかじ取りをする? そんなことがあって良いのかねえ・・・? 米国の学者なんかに言わせれば、自国の信ずる価値観を守るということも、米国にとっては安全保障の一部だそうだが、それは何も米国に限ったことではあるまいし、我が国もそうあるべきなのではないのだろうか? 

個人的には、安部総理の掲げた「価値観外交」はもろ刃だと思っていたが、「価値観」ないし「信条・心情」というものに国家が依って立つというのは、程度問題であれ、ごく自然のことなのではないのだろうか。その部分の自主性、すなわち主権を放擲し、他国の価値観ないし歴史認識に自国を委ねようという、福田氏の思考には異常を感じてならない。

また、媚中・韓政治家が首相になるのか・・・。

まあ、「人の命は地球よりも思い」といいのけて、結果他国に御迷惑をおかけした
老人ボケ宰相の息子だからなあ・・・。トンビは鷹を産まないと。かたや東大、大蔵省、かたや早稲田(しかもあの時代の)、ただのサラリーマンだからねえ・・、さしずめトンビが生んだ雀かね?

安んぞ燕雀、鴻鵠の志を知らんやとか。雀に国運を預ける気にはならないなあ・・、少なくとも私は。
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