くまわん雑記

時々問い合わせがありますが、「くまわん」というのは、ある地方の方言です。意味はヒミツです。知る人ぞ知るということで。

五輪と政治は不可分? ・・・、冗談だろ。

2008年03月23日 | Weblog
チベット問題に関連して、五輪と政治は切り離して考えるべきだという議論が、いかにももっともらしく語られるが、果たして両者は分離して思考、対応すべき問題なのか?

そもそも政治とは人の生活の不可分の一部である。人が二人以上集まればそこには不可避に政治という状況、行為が発生する。

そして、五輪というものが人というものを主体に発想されたものである以上、人間社会の理想をもとに発想されたものである以上、それと政治の間に明確な分岐線を引くことなどナンセンスも甚だしい。ましてや、チベット問題は確かに独立や自主権をめぐる「政治問題」ではあるが、同時に人権問題でもある。そしてこの人権問題こそこれまたそれ自体が極めて政治性を帯びた問題である。あくまでも五輪と政治の分離を主張するのであれば、五輪と人権問題は別儀だ、無関係たと主張してみてはいかがか。人権思想の是非はさておき、果たして今日において我が国やいわゆる欧米先進国においていかほどの賛同を得られようか。

五輪と政治(人権問題)は別だというのは、つまり、よまい言に過ぎない。もし心底そう思っているになら、一言「バカ!」と言わせてもらいたい。

メディアの中には、モスクワ五輪ボイコットを引き合いにして、「選手がかわいそう」などという声もあったが、そもそも五輪は選手のためにあるものではないはずなのだが・・・。これはこれでまたよまい言である。
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