マイコプラズマ肺炎は、発熱時にはそれと気づくことは難しい。
発熱すれば最初から高熱になるので、当然一般家庭でも子供が発症した場合、市販薬で事足りるとは思うまい。まあ普通の親なら即病院に連れていくであろう。
が、咳がない時点で、マイコプラズマ肺炎と気付くことは難しいだろう。とは言っても最近の「流行」を考えれば、機転のきく医者なら「もしや」と疑い検査を思いついても不思議ではあるまい。
そこまで機転の利かない医者、あるいはよもやと思いながらも「回転」を良くするために面倒な検査を避ける医者をいるのかもしれない。医は仁術というが、やはり医者にとっては食っていくための算術でもあるのだ。
いずれにせよ、発熱時に発見されなくとも二日もすれば咳こむようになるから、これはおかしいということになる。 咳が出て発熱なら普通の風邪にもよくある症状の順序だが、発熱してから日を置いて咳が出るというのは奇妙である、と素人でも思わなくもないはずだ。事実、私はそれで子供のマイコプラズマを発熱3日目に確認した。2日目の夜から咳こみだし、一向に熱が下がらないので、「これはおかしい、」普通のかぜではない」と思ったのだ。
24時間体制での看護が施され得るであろう天皇、皇族なら、ましてやプロによる看護であれば尚更その点は迅速に対応ができてしかるべきはずだ。
ところが、先日の敬宮様にしろ、今回の陛下にしろ、マイコプラズマとの診断が下るか、または疑いがもたれるまでにいささか時間がかかり過ぎてはいないだろうか。 陛下なぞ、発熱されてからもう随分経つ。
敬宮様のときは、私など素人でもニュースを聞いていて宮内庁発表の前々日の夕刻に家族とニュースを見ながら、「マイコプラズマじゃないのか?」と話をしてものである。
担当医の質・能力の問題なのか、はたまた宮内庁という役所の官僚機構上ゆえの対応の遅さなのか。
日本国中で何人にも代え難く大切な方々である。マイコプラズマぐらい、迅速に適切な治療を行って欲しいものである。
これも、我が国の危機管理体制のぜい弱さの一面ということなのだろうか。
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