くまわん雑記

時々問い合わせがありますが、「くまわん」というのは、ある地方の方言です。意味はヒミツです。知る人ぞ知るということで。

ガッカリな「名店」:水車生蕎麦(山形県天童市)

2010年05月03日 | Weblog
一昨日から山形へ行って昨日帰還。

山形と言えば蕎麦。そして山形の蕎麦と言えば、名店の一つが天童の水車生蕎麦。
山形市から天童まではすぐなので、足を延ばした。ちなみに、同店は二件あるそうで、私たちが行ったのは、町の中心部、温泉街にある方。

名物板そばはどうみても量が多い。というよりもここにきて疲れが少々溜まり、疲れが出るとすぐに胃もたれを起こしてしまう私の現在ただ今のコンディションでは回避と判断したわけだ。

ということで、私は普通にもりそば、家族はそれぞれもう一つの名物鶏中華に天ぷらそばを頼んだ。

店の規模は大きく、3階建に立体駐車場(といっても2階構造)も完備なのだが。11時半前に店に入ったときには、GW中のせいか、既にかなりの混んでいた。

まあ、多少は待たされるだろうと思っていたが、鶏中華はすぐ出てきた。

蕎麦屋のそばつゆ味の中華。自分が注文したものではないが、一口試食。麺の食感は、私の好きなタイプではないが、まあ悪くはない。許容範囲。しかし、不味いとは言わないが、あえてこれを食するほどのものでもなし。他の客の多くもそれを頼んでいたが、まあ正直言って「名物に美味いもの・・・」の類。

それよりもなによりも許せないのが、汁のぬるさ。子供にはちょうど良いが、基本的にあたたかい麺類であれはない。

ネット上の口コミでは胡椒が効いているとのことだったので、そばつゆと胡椒の組み合わせに未知への期待を膨らませたものだが、胡椒の味など、何もしなかった。さじでどんぶりの底を巣食ってみても何もそれらしきものは見当たらない。

入れ忘れたのか?

そういえば、となりの席でザル中華を頼んていた女性は、メニューの写真にはある刻みのりがのっておらず、「もり中華を頼んだ覚えはない」とぼやいていた。

更に、鶏蕎麦が出てきてからが問題。まてどくらせど蕎麦がこない。鶏中華は息子が注文したものだが、息子はもうほぼ食い終えている。店員のおばちゃんも何度となく私たちのテーブルをのぞきに来たが、「あんたたち店員が注文状況把握していないでどうする!」と言いたくなった。

やっとやっとで出てきた私のもりそば。ひとくち食べてみて、予想通りというか、評判通り、かたい田舎そばであった。基本的に麺類は硬めが好きで、そばもあまり細いのは好きではない。つるつるのど越しさわやかも好きではない。むしろこうした武骨な田舎そばが好きだ。まあ、細麺の例外といえば、以前秋田市で食べた「なかむら」という蕎麦屋の細打ち。あれだけの細さであれだけのこしのある蕎麦は見事。太打ちよりもずっと食感にインパクトがあり、時々無償にあれが食べたくなる。秋田に行かれたからは一度大町のなかむらへどうぞ。場所はわかりづらいですが、ぜひぜひ。


それはされおき、硬くて太いはいいが、このレベルの太麺なら、「なかむら」を夕食で訪れた同じ日に同じく秋田市内で昼食に訪れた「一会寮」の十割ひきぐるみ太打そばの方がずっとインパクトがある。はじめての人なら、水車の麺には驚くだろうが、私には既に食べ付けた味。あえて天童まで足を運ぶほどのものでもなし。

それ以上にがっかりなのが、そばつゆ。甘い。まあ、東京あたりならありふれた「甘さ」で、東京の人なら許容可能なのかもしれないが、東北であのような甘汁に出会うとは・・・。それも別段に美味いわけでもない、東京ならそこらの蕎麦やでも味わえそうなどこにでもシロモノ。

加えて残念なのが、店の清潔感の欠如と、サービスの悪さ。あれだけの大規模店で、あれだけの繁盛ぶりでありながら、店員は少なめだ。テーブルの清掃等に行きとどかないところが出ても不思議ではないが、飲食業というのは、味もさることながらその他の面でもやはりしかるべきき経営努力がなされるべきで、その点でいえば、水車は味以前に「失格」である。

従業員も気が効かない。忙しいのはわかる。また、東北は全般的にサービスの質が低い。とにかく気が利かない。東北人は「鈍重」だというが、動きやしゃべりが鈍重なのと、サービスがダメなのとは別次元の問題だ。要は、心の問題ではないのか? 東北人は心まで鈍重だとは思いたくないのだが・・・。

更に、店員の動きが、あまりのも非効率である。もしかしたら、厨房にも問題があるのかもしれない。

以上、山形天童の「水車生蕎麦」。有名店ではあるが「名店」と呼ぶに値しない、まあありていに言えばヒドイ店だった。儲けに走って大規模化し、看板の上にあぐらをかいて商売をするいずれだめになる店の典型とでも言うべきか?

合掌
コメント (18)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 宿題の量と学力テストの因果... | トップ | ガッカリの後のうれしい「発... »
最新の画像もっと見る

18 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
評価するのはいいけど (それぞれの味覚がある)
2014-08-01 18:45:03
酷評する人に多い自分の好みや主観ばかりで語るということろでしょうか。ま、あなたの好みに合わないだけだったということですよ。山形の人間(特に内陸地方)は甘めの味付けが好きなのです。そば屋の数も沢山あれど、そばつゆは甘めのところが多いのです。
返信する
評価するのはいいけど (それぞれの味覚がある)
2014-08-01 18:45:19
酷評する人に多い自分の好みや主観ばかりで語るということろでしょうか。ま、あなたの好みに合わないだけだったということですよ。山形の人間(特に内陸地方)は甘めの味付けが好きなのです。そば屋の数も沢山あれど、そばつゆは甘めのところが多いのです。
返信する
お前ががっかりだ (かず)
2014-09-06 07:39:54
東北人をばかにするな。
返信する
Unknown (Unknown)
2015-04-03 12:19:02
かなり酷評しているけど、結局はこだわり(好き嫌い)とネットで聞きかじった情報を鵜呑みにしたゆえの期待はずれなだけな印象を受ける。
ただ、確かに鳥中華はぬるかった、それは致命的なことだと思う。
店員の接客の悪さは田舎特有の物だと思っていたけど、東北だけなんですね。
関東の接客と比較すれば質の悪いものなのだろうけど、山形県民なんて田舎者の集まりみたいなものなんで、そこは割り切ってもらうしかないと思います。
返信する
ガッカリです! (Unknown)
2015-06-25 21:18:20
入店し、近くにいた若い女子店員にそばを注文した。お茶とオシボリが運ばれてきた。TVを観ながら待つこと10分以上、年配の女店員が来て「ご注文は何にしましょう?」
既に頼んだことを伝えると、機械にまだ入力してないので注文されてないとのこと。オイオイ
2時過ぎだったので客は10人もいなかった。私の後に数人入ってきたが満席ではない。
歴史ある店とは思えない客扱い、店員に対する教育はどうなっているの?
勿論再注文することもなく、店を後にしました。
返信する
こういう人いるんですね (いとう)
2015-07-01 21:10:33
人それぞれ好みがあるから評価も様々でしょう。それにしてもおいしかった感動を伝えるブログなら読むこちらも気分いいけど、何様なんでしょうね。有名だったり混雑してる時点で一般的にはおいしいということ。あなたの口に合わないことがそんなに嫌なら、気に入った店だけ行けばいいと思うよ。まずライター気取りの口調が不快。あ、そうか。気に入らないなら私もブログ読まなきゃよかったんだ。あはは。失礼しました♪
返信する
食べた事無い味 (ざわわ)
2016-01-28 15:19:57
では無い!普通に美味しかったですよ。酷評?人其々味覚が違うのだから意見が違って当然です。合せていたらきりが無い!其の店の主の好みに自分が合うか合わないかだけの事ですよね~当たり障りの無い味が重要なんです。結果繁盛店なんだからお店の勝ち?私は宮城県人、接客は特に気になりませんでした。
返信する
水車は名店ではない (風車の弥七)
2016-04-10 20:26:55
初めに言っておきますが、山形の蕎麦好きは誰も水車を名店だと認識はしていません。さらに言えば、地元の人は水車で蕎麦は注文しない。宴会場、若しくは宴会帰りに「鳥中華でも食う?」って時しか行かない。観光客向けにはいいかもしれないけど、あれが名店という情報をいったいどこで仕入れたのか。
返信する
Unknown (Unknown)
2017-03-03 10:20:00
きも
返信する
Unknown (Unknown)
2017-09-09 23:26:29
笑える。
外に出ないでインスタントの蕎麦くってろ。
返信する

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事