くまわん雑記

時々問い合わせがありますが、「くまわん」というのは、ある地方の方言です。意味はヒミツです。知る人ぞ知るということで。

ビールのボトルの大きさ&世界史: ステュウット・ヴァーナム・アットキン氏の発言でふと・・

2010年10月05日 | Weblog
NHK教育のトラッド・ジャパンの最後の報を見ていたところ、ステュウット・ヴァーナム・アットキンいわく、英国に日本のような大びんのビールがないとか。

でも、あれって、日本だけってわけではないんだな、実は。

米国でも今は見なくなったように思うが、かつて、少なくとも、今から15年以上くらい前には大びんがあった。その一つが、サミュエル・アダムス(Samuel Adams)。米国人は、サム(サミュ)・アダムスと呼ぶ。

アメリカ史をかじったことがある人なら知っていると思うが、反英闘争初期の代表的人物だ。それがビールの名前に。
ステュウット・ヴァーナム・アットキン
独特の味わいで、日本人にはなじまないかもしれない。少なくとも、日本食には合わない。でも、向うのこってりな肉料理には会う。分厚いステーキやバーベキューリブを食べながらのサミュ・アダムスは最高である。そういえば、もうシーズンズ・ベストみたいな季節ものが出ているはずだ。きっと、中華にも合うんじゃないかな?

さて、このビール、昔は大びんがあった。今はないと思う。日本でも明治屋や輸入食材点で変えるが、小瓶のみ。米国でもいつしか小瓶しか見なくなった。


インドビールにも大びんあった、銘柄忘れたが。今はしらないけど。

韓国も、大びんというか中瓶ならある、あった。OBやカス。 個人的にはカスがいい。OBは沖縄のオリオンビールみたいにまずかった記憶がある。

台湾も、大びんないしは中びんタイプがあるし、中国もだ。確か北朝鮮も。


ちょっと待て。日本にあって、朝鮮、台湾もっていうなら、大日本帝国つながり?とも思ってしまうところだが、中国各地にも、インドにもってことになると、必ずしも大日本帝国による「グローバル化」ということにはなるまい?

1930年代に日本がのさばる前に大陸の最大勢力は英国のはずだ。そのあたりの列強間の大陸でのプレゼンスの大小は、かつての公使館街東交民巷にあった各国公使館並びにほぼそれに隣接していた兵営の大小に反映されている。イタリアがどういうわけか日本公使館並びに兵営に隣接してかなり広い土地を、しかも日本よりも広い土地を有していたのだが、やはり地図を見る限り最大は英国、続いて、ロシア、ブランス、そして日本。「門戸開放」で割りう込もうとした米国は実に狭いし、スペインなんか日本の敷地とやはり日本の正金銀行に挟まれて狭隘な敷地にあった。

英国といえば、それに、インド帝国である。英国王位は連合王国とともにインド皇帝の「冠」っを」いただいていた。


ということは、昔は、英国にも大びんがあったのではないか?と推察するのだが・・・?


米国も元はといえば英帝国の一部。

アトキン氏の行っていたことだけを聞いた視聴者は、大びん=日本独特なんて勘違いしてしまうかもしれないし、かりに韓国や中国の類似例を知っていても、東アジア限定って勘違いしてしまうのでは?


ビール瓶から読み解く、比較文化論、世界史、おもしろそうではある。


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