くまわん雑記

時々問い合わせがありますが、「くまわん」というのは、ある地方の方言です。意味はヒミツです。知る人ぞ知るということで。

NHK[カーネーション」: 無理な不倫騒動の描き方

2012年01月28日 | Weblog
糸子と周防の不倫、けったくそ悪いから見んとこと思えども、家人がチャンネル権を握る当家において、私も相変わらず見ていますが、見下げた女としか言いようがない。今までのNHK朝ドラでここまでロクでももない人間が主人公であったことってあったっけ?

罰が下るといいながら、いざ責められれば開き直ってるし。周防の女房子供、心配かけた親せき縁者へのわびの言葉もないし・・。善作が生きていたら、ぶん殴って家から叩きだしていただろうなあ。

もし自分の娘があんな不始末しでかしたら、刺し違えはしないけど、まあ手が出てるわなあ・・。で、髪の毛ひっつかんでそのまま家から放り出して、勘当、縁切り、もう二度と敷居またぐな、かな。 DV? そんなの知ったことか、ですわ。で、空いての家族んところ詫びに行くかなあ・・。追い返されるかもしれんし、散々ののしられるかもしれんし、場合によっては殴られるかもしれんけど、自分の娘のしでかした不始末、仕方ないと思います。

まあ、それはさておき、それに原作読んでないからあくまでもドラマベースでの話ですが、ちょっと不倫の描き方が???じゃないですか? NHKさんもどう描写して、どう収めるか苦慮したんでしょうけど。

まず、エエとしこいたおっさん、おばはんの男女関係なんだから、肉体関係が無いってことはありえないのでは。でも、朝生の田原某は「不倫」で始まった亡き妻との関係について、正式な関係になるまではプラトニックだった的なこと書いてませんでしたっけ? 本当かいなと思うんですけど。肉体関係が無い限り司法上「不貞」ではないから、そう言い張ることで「不倫」ではないと弁解したいだけじゃないのかと疑うんですけど。それはさておき、ドラマを見る限り「この二人いつどこでしてんの?」と考えてしまう私はアホだろうか。いや、アホなんですけど。あまりにもアホで家人に聞くこともできません。でも、やはり健康な男女ならば、そういうなりゆきになるはずなのになあ・・。そりゃ朝から「セカンド・バージン」みたいなのはNHKも躊躇したんでしょうけど。

それから金曜日のアレはなんですか? 子供がしゃしゃり出てきて「ウチのお母ちゃんは・・」っての。あの時代だったら、子供が口出す話やない!ってことになるはずだし、今でも子供に口を出させるべきではないことって家庭内の会話や話し合いでもあります。子供を子供として扱わずなんて方針の家庭もあるようですが、子供に大人の男女関係の是非なんかわかるはずもなく、そこに子供に口はさませてはいけません。ところが、ドラマでは一同黙りこんでしまう。
中でもなさけないのは、糸子の母親。おろおろするばかりの決して賢母ではないですね、あの女性は。しっかろせんといかんときにできんというのは、男女問わずダメですわ。子供がわけわからずでどう言おうが、「あんたらのお母ちゃんは人間として最低のことをしてしもうたんや!」。まあ、面と向かって言うわけにはいきませんけど、スタンスとしてはそこがボトムなんだから、子供のわけわからずの母親の弁護にただ黙りこむというのは、知恵が無さ過ぎるし、ドラマの組み立てとしても安直に過ぎますね。

あと近藤正臣の組合長、不倫容認の。あれもあり得ない対応だと思うんですけどねえ・・。あるいは、あの男、余程のたぬき。組合あるいは地場産業の利益のためには、不倫なんか瑣末なことには平気で目を瞑れる、容認すらしてしまう
そろばん勘定に長けた男。もしそならきっと、糸子と周防にいい顔しておきながら、北村に対しても同情してみせたり、一緒に怒ってみせたりしてるんじゃないかと。どうも、あの人物像、リアリティーがないんですよねえ。そしてその原因は近藤の演技にあるのではなく、脚本にあると思いますよ。


無理しているのが見え見えなドラマ。そんなことだったら最初からあんなの選ばんとけばよかったのにと思います。













コメント
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