くまわん雑記

時々問い合わせがありますが、「くまわん」というのは、ある地方の方言です。意味はヒミツです。知る人ぞ知るということで。

痴漢防止ポスターに見る「(逆)性差別」

2012年01月25日 | Weblog
月末、札幌出張が決定、たぶん。

久々にすすきので生ラム食べてきたいと思います。生ラム食べると牛肉の焼肉はちょっとくどいですね。たらふく食べても、あとで口の中がラムは結構すっきりしているんです。もっとも、あの臭いがダメって言う人もいるんでしょうけど。あの臭いが苦手な人はモンゴルはいけませんね。人が集まる場所は、独特の臭いが漂っていますから。特に公衆トイレ、列車。

それはさておき、札幌行きは夏以来なんですが、前回地下鉄に乗っていて気になったのが「専用席」と痴漢防止啓発ポスターの絵柄。

まずは、シルバーシートでも優先席でもない「専用」席。「優先」ではなく「専用」ということは、高齢者、妊婦、乳幼児連れ、障害者、負傷者以外は座るなってことですよね。でも、結構そこだけ空いていたんですけどねえ・・。
台湾の「博愛座」の方が「優先」よりも聞こえが良いかなあと。ましてや「専用」って、なんだか堅苦しいというか融通が利かないというか・・・。感情的に余り好きではないですね、「専用席」。

ところ変われば品変わるじゃないですけど、やはり「内地」とは違うんでしょうか、どこか発想の仕方が?

今度こそそれはさておき、上述の痴漢ポスター。二つの手がからまった図柄なんです。「絡まっている」なんていうと隠微に聞こえるかもしれませんが、正確にいうと、女性の手が男の手をつかんでいるんです。そう、明らかに「この人、私の○●を・・」っていう現行犯!の状態を図柄にしたものなんです。

けどね、これって、どうかと思いませんか?

そりゃ、世間で痴漢の被害にあうのは「女性」っていうのが相場なんでしょう。なかには女性と思いきや「女性」ならぬ「女装」だったなんて投稿動画を見たこともありますけど。

その点否定しません。世の中痴漢行為をはたらくほとんどは男であって、その被害を受けているのは女性であろうことは。

でも、世の中痴漢はすべて男ですか? 「漢」というからには男なんですけど、世の中「痴女」ってのも実際にいるんですよ。もちろん私はその被害にあったことはありませんけど、某元トレンディー俳優さんなんか学生時代に通学途上電車のなかでズボンかパンツのなかに女性に手を入れられたって話ししてましたけど、私の大学の後輩も通学中に・・。


いるんですよ、中にはそういう大胆な女性方も。


もしかしたら、実際には私たちが考えている以上に痴女って多いかもしれませんよ。ただ、男はその被害を受けてもそれを「被害」だとは思わないのでは? 後輩も「○●◎が起っちゃって、思わず感じちゃいました!」なんてあっけらかんと喋っていましたけど、もし私がその立場だったら、今じゃなくて、当時の若いやりたいざかかりの頃ですけど、同じ反応したんじゃないでしょうか、心身ともに。


期せずして大事なところやその周辺もモソモソ、ゴソゴソ (シコシコ?)されて喜ぶのは男で、喜ばないのは女?なのかもしれません。

だから世間では、というか認知できる限りでは、「痴漢」行為の被害者は女性。

でも、現実には100%そうというわけではない。

でも、札幌に限らず、痴漢防止ポスターって、皆女性を被害者、男性を加害者として描く傾向にありませんか?

これってある意味、痴漢行為に対する固定観念の固定化、しかも必ずしも事実と一致しないものの固定化につながるのでは。そしてそうした現実との不整合を伴う認識が差別を引き起こすのでは?


まあ、ぶっちゃけ、そんな小さなことどうでもいいんです。

でも、日頃、男女同権だの、平等だと、機会均等だのと騒ぐ連中ならば、そうしたことに熱心なプロ市民なり学者なり、政治家なり、いかに瑣末なこととはいえこうした差別・偏見の温床になるような事態を、彼らならばこそ無視してはいかんのじゃあないですか?

でも、得てして彼らは男性が虐げられているケースに対しては寡黙ですよねえ・・・。思うに彼らのすべてとが言わないが、一つの傾向として男女差別の問題を階級闘争的な文脈でとらえているんじゃないだろうかと? ならば、男の立場を擁護するなんて発想は期待しても無駄と・・。


















































コメント
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