くまわん雑記

時々問い合わせがありますが、「くまわん」というのは、ある地方の方言です。意味はヒミツです。知る人ぞ知るということで。

平成24(2012)年、いよいよ大変な年が始まった・・・

2012年01月03日 | Weblog

欧州情勢との比較からなのか、日本国内に妙な楽観的雰囲気があるように思うのは、私だけだろうか。

昨年3月の大震災を経て、「もうこれ以上大変なことはおこるまい」という気持ちもあるのかもしれない。

が、甘いと思う。

日本はまだまだ苦しみ抜いていない。本当の苦しみはこれからなのでは?

朝鮮半島情勢に加え、周辺諸国含め、今年から来年は政権交代の年。変わらなくても、「いままで」は続かない。

欧州はもうダメだろう。今の危機を切り抜けるこことはできないだろう。ある霞が関関係者は「EUはこの危機で結果として焼け太りになる」なんてことしたり顔で広言していたが、この人の正気を疑うのは私だけか? メルケルという人、もしかしたらとんでもない雌狐か相当の性悪女かもしれない。が、そんな指導者をこの時期に得たドイツ国民も不運である。

ロシアはプーチンだろうが、今年の大統領職への復帰が、「終わりの始まり」になる。ロシアという国は、対外的に積極攻勢に出るとこけるというジンクスがある。強いロシアの復活を標榜するプーチンも対外的に積極策に出るつもりだろうし、国内の支持を維持するためにはそうせざるを得ない。しかし、対外硬は必ず挫折する。 タカがハトを抑えて台頭した結果、ロシアはあえてする必要のない戦争をして敗れた。それが日露戦争である。プーチンが「タカ」を演じざるを得ない以上、彼は苦境に追い込まれる。

中国は混沌としても拡大しつづける。ハイリスクハイリターンのビジネスチャンスの地で有り続けると思うが、国家として対内、対外的にどうふるまっていくのか、ここが更に不透明になるのではないだろうか。予定通りの政権交代がなされたとして、人民解放軍という巨大なブラックボックスの存在感が更に大きくなることは間違いあるまい。そして、それゆえに中国分析は今以上に難しくなる。

中東は実に危うい。「アラブの春」の今後よりも、イランをめぐる情勢がやばい。イスラエルがどう出るか。米国大統領選挙を睨みつつ思いきった策に出る可能性はじゅうぶんにあるのではないか。

欧州情勢が更に混沌とすれば、それはそれで日本経済にはマイナスに作用するが、中東で万が一ということが起これば、我が国経済は一気に奈落に落としこまれるかもしれない。

でも、それで良いと思っている。堕ちるところまで堕ち切っていないのが現状である。ならば、この際、もっと堕ちて、そしてそこから出直すしかあるまい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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