ジャズとレコードとオーディオと

音楽を聴く。人によって好みが分かれるでしょうが、このブログでは主に女性ジャズボーカルを紹介させていただきます。

50 フィフティー

2008年02月15日 | 世間話
某日, 地元倉敷にあるジャズ・バー“50”に行きました。50でフィフティーといいます。店主殿のお話では50年台のジャズを中心としたアルバムを集めているので店名を50にしたという事です。このお店は旧日航ホテル(現在は名称が変りホテル・ハイザ)の裏通りの路地に有り、他県からの宿泊客のお客さんも来店するようです。このお店では店主自作の真空管パワーアンプで古いスピーカーを鳴らしています。真空管の球の名前を以前に聞いたんですが忘れてしまいました。プリアンプはマッキントッシュとの事ですが詳しい機種はわかりません。スピーカーもかなりの年代物です。訪問した時は二人で行ったのですが、入店した時は先客が二人いらっしゃいましたが、まもなく退店され、しばらくは僕たち二人だけで貸し切り状態となりそれぞれに持参したアルバムを順番にターン・テーブルに載せてもらいました。いつも友人とレコード持参で品評会をして聴き比べをするのですが、不思議なことに二人が同じアルバムを持ってくるという事がなくそれぞれに違うのが楽しく興味深いです。お店ではターンテーブルは2台あるのですが、どちらもモノ針で再生しておりステレオ針はあるのですが交換が面倒という事でモノ針で通しているようです。入店したのが7時半か8時頃でしたが、夕食時に二人で熱燗2合を3本飲んでおりかなり気分は出来上がっていたので、その流れでバーボンの水割りを遠慮なく飲みました。バーボンはエラにひっかけてFITZGERALDという銘柄です。僕が4~5枚のレコードをカウンターに乗せると友人も4~5枚のアルバムを披露、レコード鑑賞会の始まりです。途中で二人お客さん, また後に2人のお客さんという感じでしたが、そのお客さんからリクエストもないようなので僕たちのレコードがかかっていました、途中で店主もコレというレコードを取り出してターン・テーブルに載せます。“このアルバムはエエですねぇ”などと話して楽しんでいたのですが、ふと時計を見ると12時を廻っていました。LP盤を片面だけとか1曲だけとか表も裏もとか聴いていて時間を忘れてしまっていました。次の日はお互いに休みではありません。それで慌てて解散することにしましたが久し振りに聴き倒し飲み倒しました。店主は僕たちと年代が同じで年差もほとんどありません。それに店主殿はキサクで親切な人柄の人物です。店主殿に一度拙宅にもレコードを聴きにきて下さいというと“怖いから行かない”と言われました。怖いってこんなにやさしい顔した親父なんですけど(?)
入店する時に看板の写真を撮り忘れたので帰り際に撮ろうとすると看板は店の中に引っ込めてありましたのでパチリと一枚撮りましたが暗かったのと酔っていた為か構図がずれて変な看板写真になりました。平日は閉店が12時のようです。レコードはインスト中心に3000~3500枚ぐらいあるだろうという話だったように思います。店主殿、どうもお騒がせいたしました。