ジャズとレコードとオーディオと

音楽を聴く。人によって好みが分かれるでしょうが、このブログでは主に女性ジャズボーカルを紹介させていただきます。

Rosemary Clooney

2008年02月10日 | 女性ボーカルC
(蘭)PHILIPS/B 07137 L/ROSEMARY CLOONEY/BLUE ROSE/1956年

今日は、長女次女と孫それに嫁さんのお供で岡山市内へ出掛けました。嫁さんの買い物に付き合うのはあまり得意じゃないのですが、これに次女が加わると最強タッグとなり徹底的に商品を吟味するので待たされる事、僕はこんな所で何をしてるんだろうというぐらいの気分にもなりました。こんな事ならレコードショップ巡りでもしておけば良かったとも思ったのですが、こういう機会もこれからはますます少なくなるでしょうから最後までつきあいました。“当たり前じゃないの”などと言わないでくださいませ。僕にしては良く頑張ったと思います。夕方に5人で和食のお店で食事をして帰ってきました。疲れましたが娘二人は喜んでいました、財布は福沢さんが何人か出ていき軽くなりましたが終わってみると楽しい一日でした。

今日のアルバムは以前の記事をかなり書き直したものです。
彼女ROSEMARYがDUKE ELLIINGTON楽団をバックに収録したアルバムです。本アルバムを収録した当時, 彼女は28才だそうで、ヒット曲はあったもののエラやビリーホリデイーのようなジャズ歌手とは見なされずスタンダードソングを上手に歌うポピュラーシンガーと考えられていたようです。それがエリントンとの共演アルバムを出すというのですから話題になったのではと思います。実際は彼女とエリントン楽団と同時に録音したわけではなく、まずエリントン楽団が演奏をして、その録音テープに合わせて彼女が歌い, それがレコードされたものですが, 本当の共演と言えるのかどうかは別としてテープに合わせて彼女が歌いレコード化されても違和感はないアルバムとなっています。ただじっくりと聴いていると彼女がバックの演奏に合わせている風な感じは若干感じるような気がします。上に掲げたジャケット写真はオランダPHILIPS盤で米COLUMBIA盤とはジャケットが違います。ご覧の皆さんはどちらのジャケットを選ばれるでしょうか? 僕は蘭PHILIPSのジャケットの方が洒落ていると思いますが如何でしょうか。この2枚のレコード, 僕の干しタコ耳には再生音での違いはあまり分からないほど違いがないように思えますが、ドラムとベースの音がCOLUMBIA盤の方が少し鮮明な気がします。
↑COLUMBIA/CL872/  本アルバムはエリントン・サウンドに乗って歌う彼女の人柄が滲み出したような率直なボーカルが好感が持てます。彼女のアルバムの中でもジャズ・テイストが有る1枚ではないでしょうか。僕はこのアルバムではやっぱりA-1のHEY BABYあたりが好きですが、A-3のME AND YOU, A-5のI LET A SONG GO OUT OG MY HEARTも悪くないと思います。一つ分からない所が, B-3のI'M CHECKIN' OUT-GOOMBYEの“GOOMBYE”なんですが、COLUMBIA盤ではGOOMBYEと表示されていますがPHILIPS盤ではGOODBYEと表示されています。GOODBYEの方は理解できるのですがGOOMBYEは誤植だろうかと思ったのですが曲を聴くと彼女はGOOMBYEと歌っているようです。どちらでも良い事なのかも知れませんが, 事情をご存知の方がいらっしゃれば教えていただきたいと思います(拝)。

収録曲
A面
1, HEY BABY
2, SOPHISTICATED LADY
3, ME AND YOU
4, PASSION FLOWER
5, I LET A SONG GO OUT OG MY HEART
6, IT DON'T MEAN A THING
B面
1, GREIVIN'
2, BLUE ROSE
3, I'M CHECKIN' OUT-GOOMBYE
4, I GOT IT BAD
5, MOOD INDIGO