ジャズとレコードとオーディオと

音楽を聴く。人によって好みが分かれるでしょうが、このブログでは主に女性ジャズボーカルを紹介させていただきます。

DRIS DREW

2008年02月01日 | 女性ボーカルD
STEPHENY/MF4004/JACK FASCINATO/ARRANGES THINGS with vocals by DORIS DREW

JACK FASCINATOはアレンジャーとしてまた1950年前後は自身のジャズ・トリオを持って活動していた人ですが、後にはアレンジャーとして手腕を発揮した人だったようです。こういう方面の知識は相変わらず疎いのですが(恥)、彼のアレンジによるアルバムとしてはDOT/BONNIE GUITAR/MOONLIGHT AND SHADOWSも彼のアレンジ・指揮によるものです。他にもあるのだろうと思うのですが, すぐには出てきません。本アルバムは6曲をドリスが歌っていて、その他の8曲はインスト物の演奏となっています。どちらもJACKのアレンジ・指揮によるものですが、インスト物とドリスのボーカルの時とは編成が違うように思えますがライナーノートに記述がないので推測です。ひょっとすると収録日も違うのかも知れません。より詳しくご存知の方がいらっしゃれば教えていただきたいと思います。
A-4のTHERE WILL NEVER BE ANOTHER YOUは彼女のMODE/DELIGHTFUL DORIS DREWにも収録されていますが、MODEの方はマーティー・ペイチのアレンジでストリング入りですが、本アルバムの方にはストリングはなく小編成のバックでテンポがMODEのより少し早く歌われているように思いますが、どちらもイイですね。曲自体が好きなB-4のTEA FOR TWOはDORIS DAYのもBEVERY KENNEYのもイイですが、このDORIS DREWのも今まで聴いた中では一番ゆっくりと歌っていると思うのですが胸にジーンときます。B-6のTHE MOMENT WE METがこのアルバムの中で一番のお気に入りで、この曲を聴いていると自分が今までに経験したいろんな想いを思い出させてくれるようなボーカルの出来栄えで、何度も聴いたのですが聴く度に感動して物思いに耽ってしまいそうです。こんなにやさしくてロマンチックな曲を聴けてよかったと思う僕です。

収録曲
A面
1, HAPPY MEDIUM
2, ABA DA ABA DU *
3, DRUM CITY
4, THERE WILL NEVER BE ANOTHER YOU *
5, DIGGIN' DUGGAN
6, BE MY LOVIN' BABY *
7, FIFTY FATHOMS
B面
1, RAINBOW IN THE SKY
2, I'M ALONE BUT NEVER LONELY *
3, CUSTER'S LAST ONE-NIGHT STAND
4, TEA FOR TWO *
5, ROAD RUNNER
6, THE MOMENT WE MET *
7, I LOVE TO SING
*印をDORIS DREWが歌っています。