三十路の食卓

食事の記録・食にまつわるあれやこれや
かっこいいごはんも いいかげんな飯も 全ては私のリアリズム(おおげさ)

ばかっぽいけどうまいごはん

2012-01-04 00:31:50 | 作りました。
〈12月24日の食事〉
朝:ピザトースト コーヒー
昼:玄米ご飯 茄子とひき肉の炒め物 海老と卵の炒め物 ニンジンサラダ 白菜の味噌汁
夜:チーズフォンデュ(フランスパン、じゃがいも、かぼちゃ、アスパラガス、ウィンナー) 赤ワイン クリスマスケーキ

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具材のラインナップやそもそもチーズってのが重い食材なもんで、チーズフォンデュは結構腹に溜まる料理だと思う。
ケーキも食べるんだから、用意するのなんてそれだけで充分でしょと思っていたのだが、同居人の胃のキャアシティを嘗めていました。
全然足りない、と言う。
何かご飯ものが食べたい、この流れに合うように、何か洋風なの作れない?と言う。
あれ、冷凍ピラフ買うとか言ってなかったっけ?って、あんたそれ自分で要らないって言ったのを忘れてるのかよって。

で、バター炒めご飯食べたい!ないの、そんな料理?などと言う。
えー何だそれ。
上手くいくか分からないけどやってみようかしらねえ。

冷凍してた玄米ご飯を1ブロック解凍して。
うちの1ブロックは150gほど。
「切れているバター」は1かけ10gほどでしょうか。
熱したフライパンに落とし、チューブのニンニクを適当にブヒュッっと更にフライパンへ。
そののちさっき解凍したご飯を入れる。
まんべんなく混ざったな~、ご飯あったまったな~という辺りで、またも適当に醤油をぶっかけて。
これまた醤油がまんべんなく全体に行き渡ったところで完成だ。

洋風を所望されているのに、醤油を使うのを厭わないのが私である。
尚、あまりに簡単に出来るので、文字数稼ぎに分量なども記してみた(結局ニンニクと醤油は適当なんだけど)

できあがったそれは、実にばかっぽい見たくれである。
てっかてかの、茶色いご飯。
だって味がするだけのご飯なんだもの。
脂と調味料だけで、具なんてないんだもの。

ところがこのばかっぽいご飯、実にいい匂いを放つんである。
バターにニンニクに醤油に、なるほどいい食べ物の匂い界の重鎮である。
そして、食べてみても美味いんだな。
いい食べ物の匂い界の重鎮は美味しい味付け界のエキスパートでもあるんだから、至極納得は出来るが脂と調味料だけのジャンクっぽいご飯がこうも美味しいと、なんだか笑えてしまうなあ。

でまた、こうやって簡単にできるものに限って、絶賛されるんだから複雑ですよね。
ちょい足しとか何もしない、市販ルーを使ったハヤシライスとかね。
私料理得意じゃないのかもネ!(やけっぱち)

とるもとりあえず、我が家のニュースタンダードの完成である。
実際、この日から5日間の間で全部で3回も作ったし…。
せめて具材豊かにして栄養バランスを整えることで、ささやかな抵抗をはかりたいと思う。
(で、具材入れない方がいいって言われたりするのよねーあるある)