現代今昔物語―自分流儀。伝承。贈ることば、子供たちへ。不変のストーリー

我が息子と娘へ伝承したいメッセージをというのがきっかけで、時代が違っても考えかたは不滅といった内容を新世代達へ残したい。

それぞれのロジック

2015-01-28 | Weblog

ビジネスとは基本的には経済活動のひとつであるから、普通はお金の出し入れが伴うものだ。そういう中で、何か物事を決めようとすると、なんとかの一つ覚えのごとく、ロジックが、ロジックが、という言葉を振り回す傾向があるが、いくらロジックがそろっていても、出金が伴うとなると、そのロジックを引っ込めてしまうこともあり、その時は、ま逆のロジックを無理やりこしらえて、またロジックだ、ロジックだとあえて大声で強調して、あたかもそれが正論であるがのごとく、俗にいう、こじつけだけのことにもかかわらず、虫のいい話に仕立て上げてしまう。

ようはロジックなんて、なんとでも作りあげられるのであって、あくまでもひとつの見方、考え方にすぎず、そんな胸をはるようなものでない。

あくまでも人間活動は、アナログで、想定していなかった出来事の連続であり、損得勘定だけで判断することなんて、難しいことでもなんでもなく、ただの都合の良い言い訳にすぎないことがほとんどだ。

みんなの頭の中には、それぞれのロジックが設定されており、何でもかんでも表に出せばいいというものでなく、じっと辛抱しながら、あえてこらえているんだということがわからないだけだ。