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脳の電源装置「當瀬規嗣解説」

2007-10-08 12:30:00 | 健康・病気

何かと「癒やし」という言葉が使われる昨今です。以前、テレビでリ                            ラクゼ-ションカプセルなるものを紹介しいいました。そこに入って                            横になっていると、体の緊張が取れて、ぐっすりと眠ることができる                            のだそうです。忙しいサラリ-マンがお昼寝していました。これは、                            脳の活動レベルを調節する脳幹網様体賦活系というしくみを利用し                           ています。脳幹というのは大脳と脊髄をつなげる脳の一部分のこと                           で、延髄などを含みます。ここにある、神経細胞がお互いに連絡し                            あって網のような構造を作っている部分を脳幹網様体といいます。                              動物で脳幹網様体と大脳の連絡を遮断すると、たちまち眠ってしま                            うことが分かっています。つまり、脳幹網様体が大脳を起こしている                           のです。人も同じ仕組みと考えられています。脳幹網様体の脇には、                          全身の感覚を、脊髄を経て大脳に伝える情報のル-トがあります。                            このル-トには暑さ、寒さ、ものに触れた、痛いなど全身の感覚情報                          が常に通過します。この一部は脳幹網様体に入り、中をめぐるうちに、                          単なる信号になってしまいます。この信号を刺激として大脳に送り込                           んで、大脳を起こしているのです。脳幹網様体は大脳にスイッチを入                           れる役割、いわば電源装置なのです。さて、リラクゼ-ションカプセル                          ですが、中がふかふかの布団で、暖かく、心地よい音楽が中を流れ                           ているそうです。つまり、外界の刺激をなるべく遮断しているので、                            感覚の情報量は減り、脳幹網様体の働きが弱くなり、脳が眠るとい                           うわけなのです。(とうせ・のりつぐ=札医大医学部長)

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