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農地大区画化に着手「今金町の田畑2千㌶」

2009-01-09 16:30:00 | ほっかいどう関連情報

開発予算2009 受益者負担に不安も

100_1044 [今金]ふぞろいに点在する農地を所有者ごとに                             まとめ、大区画化する国営農地再編整備事業が                             道内で進んでいる。1996年度の空知管内南幌                             町の中樹林地区以来、11地区が着手済みで、                              総面積は全道の耕地面積の2%、約2万800㌶                             に及ぶ。本年度、道南で初めて調査開始を目指す檜山管内今金町の                 今金地区では、期待と不安が交錯している。

ジャガイモ「今金男爵」で知られる今金町。東西に流れる後志利別川                             沿いに約5千㌶の農地が広がり、細い農道が縫うように走る。「大き                             な農業機械が通れない農道や橋がある」と今金町農協の細川信一                             組合長は語る。現在の田畑は一区画平均0・3㍍。整備事業はこれ                             を2㌶に広げ、作業の効率化を図る。受益面積は2千㌶。老朽化した                            用排水施設の改修も行う。3年間の調査後、8年間で整備する。今金                            地区は地元の強い要望で選ばれた。背景には深刻な後継者不足が                             ある。町内の農家は2007年度で372戸。17年度までに200戸の                             離農が予想され「このままではいつか今金の農業は消滅する」という                             危機感が強い。同町の狩場利別土地改良区の鈴木幹男理事長は「離                             農者の土地を近隣農家が引き継ぐためにも整備は欠かせない」と話す。                          半面、受益者負担への不安もつきまとう。今金と同規模の約2200㌶                            を本年度から整備する富良野盆地地区の事業費は約320億円。農家                           負担は3%で、1戸当り平均468万円だ。今金町の説明会では農家か                           ら「後継者がいないのに負債を抱えるのは不安」「先祖代々の農地を区                           画整備で手放せない」との声も出た。自治体負担も事業費の4%と軽                            くない。しかし、南幌町農業農村整備事業推進本部によると、工事が                            完了した中樹林地区では生産量が13%向上。11の農業生産法人が                            発足し、労働時間は5割に短縮され、農業機械の集約でコストも削減し                           た。懐疑的だった農家の意識も整備が進むにつれ変わったという。外崎                           秀人今金町長は「生産法人化が進めば担い手確保にもつながる。大区                           画化は北海道農業の生き残り策だ」と将来性に期待をかける。

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