鉄道車両の損傷事故が話題です
物体は摩擦係数が高く、使用頻度によって耐久性が低下していきます。
老化現象は、的確なメンテナンスを怠れば増幅することは容易に想像できます。
人も、同じ目線で見ると当然使用頻度が年を重ねることによって起こる現象と捉えがちです。
だが、生き物は単なる物体と違い代謝機能によって自らを定期的に生まれ変る。
成人し成長がある一定で停止すると、後は徐々に低下して行くとの認識です。
二十歳の肉体と六十代との違いの決定的な差異は何か?
一部の職種では、年齢とともにデスクワークが増え下半身の筋肉質の劣化が顕著になります。
激しい運動量が求められるプロのアスリートの中で、年齢を重ねても驚異的に第一線での競技生活をおう歌する。
三浦雄一郎氏が80歳での、世界最高峰の登頂は日々の鍛練での成果です。
可能な肉体を確保したということです。
一部の知識人の助言による、過激な鍛練は危険であるとの示唆があります。
体は適正な栄養補給によって成り立っていることを理解した者だけが、元気でいられる最低限の条件である。
体の内側は、粘膜状で覆われています。内視鏡などで確認できます。
その機能は、年齢を超越して正常であれば全く年を取らないことが分かってきました。
1週間も行動しない状態が続くと、忽ちに筋肉の劣化が始まり硬直状態になる。
適度な運動で、元気になる。これを終焉まで継続する。
気力が充実し、生きている喜びが五感で得られる。
だが、終末は誰のところにも訪れます。
人はあらゆる条件下で、気力が萎えたときの状況が肉体的な限界を迎えたと悟る。
そのことの予兆を見極める。大事にしたい感性です。