flow Trip -archive-

「漂い紀行 振り返り版」…私の過去の踏査ノートから… 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

シャラ川

2018-06-27 00:00:00 | 水のほとり

(愛知県宝飯郡一宮町東上 1992年2月16日)
 奈良時代の条理制地割りによって水田が形成された際に築造された水路は、本宮山を源とする宮出川や境川から灌漑目的で分水した水を源とし、その他和久地池からの流れ、滝平付近の清水を集めた小川である。平成元年、豊川右岸堤防築造の際に、水路河口を排水樋門化し、「シャラ川」の表記が成された。当初「シャラ」は源流付近にある三昧場(火葬場)の髑髏(シャレコウベ)及び舎利(シャリ)、付近の地質をさす砂原(サハラ)等を由来と想像したが、実際は樋門設置の際に、付近に住む生徒による命名であることが分かった。

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