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「漂い紀行 振り返り版」…私の過去の踏査ノートから… 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

浄明寺

2016-08-19 00:00:00 | 街道・宿場町

(神奈川県鎌倉市浄明寺)
 鎌倉東部の山あい、横浜市金沢区との境の朝比奈峠より発する滑川及び、朝夷奈切通(あさいなきりどおし)に通じる金沢街道(六浦道)沿いに広がる地区である。「浄明寺」の地名由来である臨済宗稲荷山浄妙広利禅寺があり、文治四年(1188)足利義兼によって真言宗極楽寺として開創したのが始まりとされる。月峯了然のとき臨済宗に改められ、足利貞氏の法名をとって現寺名に改名されている。至徳三年(1386)足利義満は浄妙寺を鎌倉五山第五位の位次に決定し、最盛期には塔頭二十三院を有した。然し、その後度重なる火災で衰退し、現存する本堂は宝暦六年(1756)のものである。
           寛喜三年藤原頼経発願の真言宗飯盛山寛喜寺明王院
 
                浄妙寺
       建武元年開創の臨済宗功臣山報国寺
  報国寺入口の馬頭観音・聖観音・阿弥陀如来
 天平六年開創の天台宗大蔵山杉本寺

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