kosukeのきまぐれWORLD

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気がつけばWRC2009もあと2戦!

2009-09-30 22:23:48 | WRC
今年はラリー・ジャパンがない年ということもあり、WRC熱がイマイチ盛り上がって来ない1年ではありましたが・・・しかし、よくよく見てみると、今シーズンは、最近にないくらい、面白いチャンピオンシップ争いが展開されてるんですね。

もはや、WRCドライバーの代名詞と言ってもいい、№1ドライバー、シトロエンのセバスチャン・ローブ。今シーズン前半は、アイルランド、ノルウェー、キプロス、ポルトガル、アルゼンチンと5連勝で、敵なしというところを見せつけました。
フォードのミッコ・ヒルボネンも健闘しながらも2位続きで、やっぱり今シーズンもローブかよ、ていう雰囲気が漂ってました。

ところが、何があったのか、続くギリシャから始まり、ポーランド、フィンランド、オーストラリアと4戦続けてヒルボネンが勝利!そのうち、ポーランドではローブの大ミスにより、1イベントで8ポイント差をつけるといったこともあり、残り2戦を残して、ヒルボネンが5ポイント差でドライバーズポイントのトップに立っています!

もちろん、まだ2戦ありますから、ローブにもチャンスはあるのですが、自力でのドライバーズタイトル獲得ということを考えると、ローブが2連勝したとしても、どちらもヒルボネンが2位に入ると、ヒルボネンの勝ちということになり、ある意味、この時点でローブの自力優勝の目はなくなったと言っていい状況となっています。

個々最近のローブは、たとえばWRCのレギュレーション変更により、現行のハイパワーのWRカーから、改造の範囲を制限し、パワー的に見劣りする、いわゆる”S2000カー”に切り替われば、WRCから撤退するなどと、王者の立場から刺激的な発言をしてきています。確かに、”記録的に言えば”、ローブは歴代最高のラリードライバーです。しかし、そういった、一種の慢心が、ここ数戦の劣勢を招いている可能性は高いんじゃないかという気もします。

ローブがWRCを去るのも去らないのも、彼の勝手ではあるのですが、ローブが”無敵のチャンピオン”としてWRCを去るのと、”負けてWRCから逃げる”というのでは、天地の差でしょう。ということは、ローブをWRCにとどまらせる可能性を高めるという意味でも、今シーズン、ヒルボネンがローブをねじ伏せるということは、非常に意味があると思うんです。

そういう面も含め、一WRCファンとしては、今シーズンだけは、ヒルボネンにドライバーズタイトルを取ってほしい、といういう気持ちを持たざるをえません。

残り2戦は、スペインとGB。果たして、”史上最高のラリードライバー”(私としてはは異論ありなのですが)と言われるローブが、どんな巻き返しを見せるのか、それとも、ヒルボネンが新チャンピオンになるのか。奇しくも、ラリージャパンがなかった今シーズン、近年のWRCとしては、最も興味深い戦いが繰り広げられることになりそうです。

やっぱ、WRCからも目が離せません!

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